感情の高ぶり2006年05月25日 23時19分38秒

 先週『シルクロード少年ユート』のオープニング曲のアレンジについてゴダイゴのミッキー吉野さんに会ふ。(いつもならmynさんなのだが、一応公式発表もされてゐるので)
 ミッキーさんに会つた瞬間のことを書きたいが、あまり褒めたたえ過ぎると、もしも本人がこのブログを見たら嫌がるだらうから書かない。なにしろゴールデンカップスだぜ‥‥‥って、まあいいや。
 ともかく作品のテーマなど語る。ぼくは本来テーマなど、言はない方なのだが、そもそもデモ段階でいただいた曲が、テーマと合致してゐたために言はずにゐられなかつたのだ。
 またミッキーさんは聞き上手なのか?ほとんど隠し事なし!?に話してしまう。しかし、テーマなどといふものを話してゐると、ついつい真面目といふか、物事に対する姿勢が、かしこまつてしまい、なんだか崇高な作品を作つてゐるやうな勘違ひに陥りさうになつてしまい、はたと気づいて、いやいや内容は滅茶苦茶ばかばかしいのですよ!笑つちやいますよ。と、言ひ訳などする。
 実はその日は朝からお腹がゆるゆるのきゅっきゅっきゅっで、少々苦しくもあり、興奮したのか涙目になつてしまつた。
 何を泣くことがあるのか?
 話は変はるが、こんなこともあつた。
 三軒茶屋のとある食堂でのこと。
 そこは自動ドアで、中もよく見える。
 入らうとすると、お年寄りの夫婦が、席を立ち出やうとしてゐるところだつたので、待つた。旦那さんの方が、いささか足元が不安定で大変さうだつた。なので、奥さんが支えてゐたが、ゆつくりだつたため、丁度ドアにさしかかつたところで、自動ドアがなんと閉まりはじめてしまつたのだ。ぼくは「ああ!」と思ひ、何も考えずバンと少々乱暴にではあるが、ドアを叩くやうに止めた。
 無事に外へ出た老夫婦は、どうもありがたうございますと礼を言つた。なんかその態度が大変丁寧で、そこまで、感謝されるやうな事はしてゐないのに‥‥、たかがドアを止めただけなのにと、涙目になつてしまつた。
 お腹だけではない、歳とともに涙腺が滅茶苦茶ゆるゆるだ。

 ところで、猫ばかりなので、けふは犬にしてみた。
 家の近所。はみ出し具合が気に入つて撮つた。