仙台グラフィティ ― 2006年06月28日 23時36分05秒

やうやく伊坂幸太郎の『砂漠』読む。
図書館予約が後20番目ぐらいになつたところでsumiさんに借りました。サンキュー。
さて『魔王』の時に伊坂氏の陰謀について巡らした邪推と不安は見事に昇華されてしまつた。でも、なんといふか、この作者と映画の趣味は近いものがあるのではないかと思ふ。『陽気なギャング‥‥‥』なんかモロB級映画嗜好だし。(まだ第2作目読んでない)
で、この『砂漠』は、青春グラフィティものとでもいいませうか。とある大学生の集団、集団と言つても東西南北プラス鳥で5人の4年間が、主人公『北』の目線であつさりと描かれるお話。読みながらあれこれ思ひ出す映画がありました。ちなみに一昨日のブログのタイトルがグラフィティだつたのは偶然ですが、タイミングつて面白いなと思ふ。シリーズではないが韻を踏んで、今回もタイトルにグラフィティを使つてみた。みなさんご存知だと思ふが、グラフィティの意味は落書き。『アメリカングラフィティ』になぞつて『仙台グラフィティ』考えてみたら井上ひさしの『青葉繁れる』もまさしく『仙台グラフィティ』だつたと思ふ。
ただ、読みながら思ひ浮かんだのは何故か『ガキ帝国』と『魔女卵』両方とも大学生ではないし、内容的にもかなり違ふ。だけど思ひ出してしまつたものは仕方が無い。同時に見たくて見逃し続けてゐる『パッチギ』が見たくてたまらなくなつた。でも、近くのTSUTAYAで、5〜6本あるのがず〜っと貸し出し中。
と、小説の方に話を戻すと、伊坂幸太郎の小説の面白さのひとつにパズルワーク的なものがはまる心地よさみたいなものがあるのだが、今回はパスルを遊ぶといふよりも、むしろ用意周到にしかもさりげなく敷いてみましたといふ感じで、落書き感覚に重きを置いたといふ感じ。
絶対に読みたいと思ふ訳が無いサンテグジュペリの本を読んでみやうかなと思つてしまつたりするなど、いつもより読後感がほのぼのとしてしまつた。油断大敵!?だな。
とにかく、忘れてゐた『終末のフール』の予約を入れる。108番目。10月か11月になるだらうか?
図書館予約が後20番目ぐらいになつたところでsumiさんに借りました。サンキュー。
さて『魔王』の時に伊坂氏の陰謀について巡らした邪推と不安は見事に昇華されてしまつた。でも、なんといふか、この作者と映画の趣味は近いものがあるのではないかと思ふ。『陽気なギャング‥‥‥』なんかモロB級映画嗜好だし。(まだ第2作目読んでない)
で、この『砂漠』は、青春グラフィティものとでもいいませうか。とある大学生の集団、集団と言つても東西南北プラス鳥で5人の4年間が、主人公『北』の目線であつさりと描かれるお話。読みながらあれこれ思ひ出す映画がありました。ちなみに一昨日のブログのタイトルがグラフィティだつたのは偶然ですが、タイミングつて面白いなと思ふ。シリーズではないが韻を踏んで、今回もタイトルにグラフィティを使つてみた。みなさんご存知だと思ふが、グラフィティの意味は落書き。『アメリカングラフィティ』になぞつて『仙台グラフィティ』考えてみたら井上ひさしの『青葉繁れる』もまさしく『仙台グラフィティ』だつたと思ふ。
ただ、読みながら思ひ浮かんだのは何故か『ガキ帝国』と『魔女卵』両方とも大学生ではないし、内容的にもかなり違ふ。だけど思ひ出してしまつたものは仕方が無い。同時に見たくて見逃し続けてゐる『パッチギ』が見たくてたまらなくなつた。でも、近くのTSUTAYAで、5〜6本あるのがず〜っと貸し出し中。
と、小説の方に話を戻すと、伊坂幸太郎の小説の面白さのひとつにパズルワーク的なものがはまる心地よさみたいなものがあるのだが、今回はパスルを遊ぶといふよりも、むしろ用意周到にしかもさりげなく敷いてみましたといふ感じで、落書き感覚に重きを置いたといふ感じ。
絶対に読みたいと思ふ訳が無いサンテグジュペリの本を読んでみやうかなと思つてしまつたりするなど、いつもより読後感がほのぼのとしてしまつた。油断大敵!?だな。
とにかく、忘れてゐた『終末のフール』の予約を入れる。108番目。10月か11月になるだらうか?
最近のコメント