ばあさんは大事2006年09月10日 22時58分00秒

 太陽つながり(?)で「スーパーマンリターンズ」見ました。
 ソクーロフの映画とは大分違ひます。
 音楽が感傷的すぎてちよいとやられてしまつた感があるのですが、そもそも最初のシーンでやられてしまつたので、音楽のせいばかりとは言へない。
 ファーストシーンで来てしまつた映画はよほどの事がない限り、すべてOKだね。(過去、違つたのはすぐに思い出せるので『ミーンストリート』のみ。ビーマイベイビーに乗つて小気味よくスタートしたのに、展開は少々辛かつた)
 で、ばあさんさ。
 と、まあ、順に書きます。
 オープニングクレジットを見てゐると、エバマリーセイントといふ名がありました。「へえ〜出てるんだ」と思ふ。有名人はケビンスペイシーぐらいなので、楽しみ。何の役だらうと思ひつつ本編へ突入します。
 あんまり内容細かく書くのはなんなんだけど、ファーストシーンだから申し訳ない。見る前に読みたくない人は、また次の機会にお願ひします。

 さて、田舎の風景と犬とばあさん。
 で、宇宙から落下物。
 それを見つめるばあさん。(窓越しショットがたまらない)
「あ〜〜!」と心で叫ぶ。「そうか、お母さん役なんだ」と、ここでもうやられてる。よく見れば品のいい顔立ち。さすが。
 ばあさん自動車運転して落下地点へ。
 そして、息子を見つけて『クラーク』と抱きしめる。
 これだけで、満足してしまいました。

 ご存じない人のために、エバマリーセイントとは?
 女優さんです。(当たり前か)
 有名なのはヒッチコックの『北北西に進路を取れ』でせうが、ぼくは『グランプリ』かな。『栄光への脱出』『いそしぎ』に出てます。主な活躍は1960年代ではないかしらね。ぼくが子供の頃すでに、ちよつと前の女優さんでした。
 が、ちよつと待てよといふことで、やはり調べます。
 と!
 1924年生まれ!
 凄いぜ!
 改めて感心。

 そんな出だしだつたので、いささかリアル(?)に見てしまつたやうです。
 繰り返しますが音楽もいけない。こんな映画で涙腺を攻撃せやうなんてわきまえが足りません。(テーマはもちろんジョンウイリアムズですが、アレンジを別の人がやつてゐるやうです)
 おかげで、スーパーマンが次から次へと人助けをするシーンでは「彼は『たつた1人』でどこまでやるつもりなのだらう」といふ思ひがこみ上げて切なくなりました。
 実は『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』といふ本を読み終へたばかりで、アメリカといふ国に対する思ひに変化を生じてしまつたので(頭ごなしに嫌ふのは間違ひだと気づいた)ますます、なんでそんなにがんばるのだと、胸を締め付けられたわけです。

 影響受けやすいな〜。