荒療治2007年03月17日 21時33分33秒

 いはゆる五十肩と呼ばれてゐる症状遺体だね。といはれながら、ぎうぎう指圧される。腕を引つ張られる。ぐいと引かれ「うが」と反応すると「おお」とか、一瞬止めるが、こんどは梃子(テコ)の要領でぐぎぐぎと肩をのばす。
 かなりひどくなつてゐると言はれても、まだ25〜6時間しかたつてない。ずつと放置してゐたのでないです。
 ほらここが腫れちやつてると、指が食ひ込むのでないの?といふぐらい押しまくり、怖いのは、左も腫れてるけどだつて!ゲゲ!左肩まで五十肩になつたら、100肩じやねん!て、足し算しても意味がない。
 ついつい左に負担をかけてゐるので、少々筋肉こわばり気味だとは思ふとるし、そもそも、暗示にかかりやすいタイプなので、そんなことを言はれると‥‥ホラ、午後のラッシュチェック中に、なんだか、痛い気がしてきてしまう。我ながら、単純。しかし、ここは、左は大丈夫!元気元気と言ひ聞かせ、右肩だつて、早速効果あり!だいぶ楽になつたぢやん!かなり上まで上がるよ!
 と、車のハンドル下側しか握れないのを、無理矢理左手の助けを借りて、円形の上側へ置いてしまう。ハンドルの握り方は10時10分が基本だ。
 おお凄い!自力ではないけれど、確かにハンドルの上に右手。
 だけど、気づくと、といふか、ハンドル回すとき下に移動してゐる。
 マクドナルドで、食べ終はつたゴミを片付けるとき、燃えないゴミへマドラーね、って、分別したときビキミンッ!と響く音、走る電撃。トレイ持つたまま硬直してゐると、5〜6歳の少年、扉に挟まつてこちらを見てる。(出入り口のすぐそばだつたのね)ゴミ分別中固まつてゐるおぢさんと、ガラス扉のこちら側に右腕と右足、反対に顔と身体、挟んだまま??の少年の見つめ合ひ?
 入るならさつさと入り!出るなら出なさい!と言ひたいけふこのごろ。
 にしても、動かせるところまではなるべく動かしなさいと(カルシウムが溜まつてしまうと、直るのに2〜3年かかつてしまうと!)言はれてるし、ゴミ箱のギッタンする蓋を押すぐらい簡単さ。お前みたいにドアに挟まつたりもせんよ。って、君が今、挟まつてゐるといふか、扉の角にもろつぶされてゐるその右肩のその位置!おぢさんが痛いところやんか。おぢさんその状況にハマつたら気絶してしまうかも知れんよ。子供は、楽やな〜なんて思ひつつ、助ける気にもならんぜと眺めてゐたら「○○ちゃん危ない!」言ふて、多分姉ちゃん(8歳ぐらい?)が助けに来ました。助けられた少年は、入つて来ないで、扉外のガシャポンにかぢりつき「何やってんの!」とまた姉ちゃんに怒られる。
 ともあれ、おぢさん、ゴミは無事捨てて、今度は姉ちゃんが占領してゐる扉口で「出さしてくれる?」とか、言ひながら、姉ちゃんに開けてもらつて無事脱出。弟を見張つてゐた姉ちゃんはちよつとびつくりしてたけど、おぢさんの肩は今こないになつてんねん。と、むき出してみせたらもつとびつくりしただろな。
 吸ひ口?といふの?患部にあてて、蛇口みたいなコックをきりきりきりと回して真空にする奴。そいつで、今、真つ赤に丸くなつてゐるのだ。
 これが、一週間ぐらいで、だんだん、広がり散つて無くなるよ。
 これにどんな効果があるのかよくわからないけど、荒療治の効果もあつて、少なくともキーボードを打つのは昨日よりも遥かにましだ!凄い。

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