はーどぼいるどだど ― 2007年05月18日 22時32分12秒

トリオザパンチ内藤陳の名言?
中学の頃か?意味も判らず拳銃を構へる真似をしてかう言つたものだ。
実際ハードボイルドの意味を知つたのは、大人(?)になつてからだ。
なんせ本なんか読まない子だつたから‥‥。
それで、いきなりかういふのもなんなんだが、ぼくは、いはゆる『本格』といふ奴が苦手だ。
ここでいふ『本格』とは、本格ミステリーなる奴で、まあ、つまり推理小説なんだけど、ででで〜と連続殺人なんかが起こつて最後の方で、だらだらだら〜と主人公が名推理をひたすら述べるといふ奴だ。素晴らしい、意表をついたトリックが見事にカタルシスを生むのだが、ぼくはここがとにかく苦手でどうでもよくなつてしまうのだ。子供用に翻訳された『怪盗ルパン』のシリーズなんかは読んだけど、そこどまりだつたな。
で、けふのお題のハードボイルドなんだが、これは、好きなんだ。
と、ここでまたまた生半可な知識を披露するから、これから書かれることは鵜呑みにしないで、ちやんとした事が知りたい人は調べて下さい。
ハードボイルドといふのは1920年代以降アメリカのパルプマガジン(安い読み物誌?)に掲載された乾いた文体の小説だ。乾いた文体つてなんだろ?と思ふだらうが、くどくどと説明なんかしないぜ。
で、ハードボイルドと言へばダシールハメット、レイモンドチャンドラー、ロスマクドナルドつ〜3人がまづ浮かぶんだけど、これは正統ハードボイルドなんて言はれてゐる人たちで、それに対して通俗ハードボイルドなんて言はれてゐる人たち(作品群)もある。
ぼくが最初に読んだのはチャンドラーの『長いお別れ』なんで、正統から入つたわけで、やはり始まりの影響は強い。
でも、後々、いろいろな作品を読んで行くと、チャンドラーの作品にはかなり湿気があることに気づく。
それからハメット作品を読んだりして、ああ、これがハードボイルドなんだと思つてしまう訳だ。ハメットといふのはハードボイルドの始祖なんて言はれたりもしてゐて、なるほどと納得するんだが、それから、ジェームスケインなんて作家を知ると、こいつにもハードボイルドの原点なんてことが書いてある。
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』なんてのが、有名だが、こいつの文章(ま、翻訳だけど)は乾いてるなんてもんぢやない、ホントに要点しか書いてない!さらに困つたことに『倍額保険』といふ作品もあるのだが、ぼくにはこの二つの作品の差が判らなかつた。恐ろしい作家である。
で、結局よくわからないのだが、ヘミングウェイなんかもハードボイルドと言はれてゐる。確かに『老人と海』(薄いので、容易に手が出る。読みやすい)なんか読めば理解出来る。
まあ、つまり、アメリカといふ国のとある時代の流れから生まれてしまつたのがハードボイルドなんだと生半可に理解すればいい。だから、他の国の作品ではあり得ない筈なんだけど『作風』となつてしまつた以上、実はある。
しつこいけど、ホントのことが知りたくば、ちやんと調べるがよい。
なんで、こんなことをくだくだと乾かない文章で書いてゐるかといふと、フランスのハードボイルド作品を読んだからなんだ。
で、これまた、頭ん中にいろいろとくだくだとどうでもいい情報が溢れてゐて、どこから書いたらよいのか判らないでの、そろそろ、つづくにする。
ああ。
上の絵についてだけ補足せねば。
まあ、ふさわしい絵(写真)を探せなかつたといふのが大きな原因だが。
こじつけると、チャンドラーは猫が好きだつたらしいのだ。
これは、本から得た情報ではなく映画からなんだが、ロバートアルトマン&エリオットグールドの『ロンググッドバイ(つまり『長いお別れ』)といふ奴で、主人公の探偵が猫を飼つてゐる(原作では飼つてない)‥‥‥‥これも書き出すと長くなるので、まあ、さういふことだ。
中学の頃か?意味も判らず拳銃を構へる真似をしてかう言つたものだ。
実際ハードボイルドの意味を知つたのは、大人(?)になつてからだ。
なんせ本なんか読まない子だつたから‥‥。
それで、いきなりかういふのもなんなんだが、ぼくは、いはゆる『本格』といふ奴が苦手だ。
ここでいふ『本格』とは、本格ミステリーなる奴で、まあ、つまり推理小説なんだけど、ででで〜と連続殺人なんかが起こつて最後の方で、だらだらだら〜と主人公が名推理をひたすら述べるといふ奴だ。素晴らしい、意表をついたトリックが見事にカタルシスを生むのだが、ぼくはここがとにかく苦手でどうでもよくなつてしまうのだ。子供用に翻訳された『怪盗ルパン』のシリーズなんかは読んだけど、そこどまりだつたな。
で、けふのお題のハードボイルドなんだが、これは、好きなんだ。
と、ここでまたまた生半可な知識を披露するから、これから書かれることは鵜呑みにしないで、ちやんとした事が知りたい人は調べて下さい。
ハードボイルドといふのは1920年代以降アメリカのパルプマガジン(安い読み物誌?)に掲載された乾いた文体の小説だ。乾いた文体つてなんだろ?と思ふだらうが、くどくどと説明なんかしないぜ。
で、ハードボイルドと言へばダシールハメット、レイモンドチャンドラー、ロスマクドナルドつ〜3人がまづ浮かぶんだけど、これは正統ハードボイルドなんて言はれてゐる人たちで、それに対して通俗ハードボイルドなんて言はれてゐる人たち(作品群)もある。
ぼくが最初に読んだのはチャンドラーの『長いお別れ』なんで、正統から入つたわけで、やはり始まりの影響は強い。
でも、後々、いろいろな作品を読んで行くと、チャンドラーの作品にはかなり湿気があることに気づく。
それからハメット作品を読んだりして、ああ、これがハードボイルドなんだと思つてしまう訳だ。ハメットといふのはハードボイルドの始祖なんて言はれたりもしてゐて、なるほどと納得するんだが、それから、ジェームスケインなんて作家を知ると、こいつにもハードボイルドの原点なんてことが書いてある。
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』なんてのが、有名だが、こいつの文章(ま、翻訳だけど)は乾いてるなんてもんぢやない、ホントに要点しか書いてない!さらに困つたことに『倍額保険』といふ作品もあるのだが、ぼくにはこの二つの作品の差が判らなかつた。恐ろしい作家である。
で、結局よくわからないのだが、ヘミングウェイなんかもハードボイルドと言はれてゐる。確かに『老人と海』(薄いので、容易に手が出る。読みやすい)なんか読めば理解出来る。
まあ、つまり、アメリカといふ国のとある時代の流れから生まれてしまつたのがハードボイルドなんだと生半可に理解すればいい。だから、他の国の作品ではあり得ない筈なんだけど『作風』となつてしまつた以上、実はある。
しつこいけど、ホントのことが知りたくば、ちやんと調べるがよい。
なんで、こんなことをくだくだと乾かない文章で書いてゐるかといふと、フランスのハードボイルド作品を読んだからなんだ。
で、これまた、頭ん中にいろいろとくだくだとどうでもいい情報が溢れてゐて、どこから書いたらよいのか判らないでの、そろそろ、つづくにする。
ああ。
上の絵についてだけ補足せねば。
まあ、ふさわしい絵(写真)を探せなかつたといふのが大きな原因だが。
こじつけると、チャンドラーは猫が好きだつたらしいのだ。
これは、本から得た情報ではなく映画からなんだが、ロバートアルトマン&エリオットグールドの『ロンググッドバイ(つまり『長いお別れ』)といふ奴で、主人公の探偵が猫を飼つてゐる(原作では飼つてない)‥‥‥‥これも書き出すと長くなるので、まあ、さういふことだ。
最近のコメント