はーどぼいるどだど22007年05月21日 23時12分54秒

 フランスのハードボイルドの話。
前回書いた様に、ハードボイルドはアメリカ産な訳だけど、イギリスの作家でフランスで人気があるというハードボイルド作家がゐる。それは、ジェームズハドリーチェイスで、創元推理文庫によるとハードボイルドの第一人者といふことになつてゐる。始祖とか原点とか第一人者とかいろいろあるんだ。イギリスの作家だが、あくまでもアメリカを舞台にした作品を書いてゐる。これは生半可な知識といふよりも憶測だが、イギリスでは本格推理が主流で、この人はそれに逆らった人なのではないかと思ふ。
 フランスで流行ったというのは、フランスで映画化された作品が結構あるからといふ、これもぼくの憶測半分だ。アメリカ映画だつてある。ぼくの好きなロバートアルドリッチの作品もある。「傷だらけの挽歌」といふ奴だが、残念ながら期待ほどではなかつた記憶がある。「いちご白書」または「勇気ある追跡」のキムダービーが出てゐて、期待度が高すぎたんだらう。もつと冷静な気分で見直したい作品のひとつ。
 なんか、フランスの話になつてない?
 いろいろと順を追つて書きたいのだが、行き当たりばつたりに書いてゐるので、かうなるのだ。
 しかし、いろいろなブログを見渡すと、みんなしつかりと調べものもして、きちんと書いてゐるのに驚く。だから、繰り返すけど、知識を得たい人は他へ。護美箱に付き合ひたい人は、暇つぶしに読んで下さい。
 ここで、フランス映画の話をする。
 なんども書いた気がするが、ぼくは中学の頃、西部劇と戦争映画が好きだつた。
 西部劇とハードボイルドは近い関係にある。ロバートBパーカーといふネオハードボイルドと呼ばれる現代の作家が、西部劇も書いてる。まあ、地続きといふか、舞台になる年代の差なんだと思ふ。
 ま、それは置いといて、だけど、フイルムノワールと呼ばれるフランスのギャング映画は苦手だつた。
 一言でいふと『暗かつた』のだ。能天気(ノーテンキ)な中学生には、向かなかつたのだ。
 さて、ここいらあたりで漸くフランスのハードボイルドの話になるか‥‥。
 もう少し大きくなつてから、かういつたフランスの映画も見られる様になる。
 アランドロン、ジャンポールベルモンド、リノバンチュラ(この人はイタリア人?)などがカッコイイわけだ。
 みなさんは「さらば友よ」といふ映画を見たことがあるだらうか?
 これは、改めて見ると極めて変な映画だ。
 友でもなんでもない二人の金庫破りが、同じ金庫に侵入して失敗。閉じ込められて一昼夜(だつたと思ふ)なんとか無事脱出した後、ブロンソン(あ、チャールズブロンソン。アメリカから参加)が、捕われるが、一緒に閉じ込められた同業者のことは『黙り通す』といふ、それだけの映画だ。あ、書いちやつた‥‥。(でも、こんないい加減な説明で見るの止めたらいかんよ。見るべし)
 実はまたどんどん話がズレてゐるんだが、これもハードボイルドなんだ。(ね。理解しにくいでしょ?見ればわかります)
 と、そんなこんなで、つづくだよ。

 次には終はりたいので、読んだ本は『失われた夜の夜』
 ブログ書くために手元に置いといたら、図書館の貸し出し期間過ぎてしまつた。
 延滞だよ。
 ハードボイルドぢゃね〜な〜。
 明日返さなきゃ。