Dream Road への道4.0.12007年06月11日 21時27分02秒


「監督いないよ」
『ここだ〜!上、上〜』
「ま、いいんじゃない」
『こっち見ろ〜!』

 といふことで、この日のメンバーは、このホームにゐる4人とぼくの5人だ。
 なんでも屋のカズ君が別の仕事で外せず、プロデューサー&トータルコーディネーターのイッチーさんがもう1台のカメラを担当して、ぼくの居ないところで数多くの衝撃ショットを撮つてくれた。

 それから、重要な拠点として、松濤在住のデザイナーさんのマンションをお借りした。メイクや着替へ、機材置き場として、活用させてもらつた。ありがたうございます。

 さてさて、この小雨どうせやうと思ひつつ、よし!どうせなら、なるべく電車の空いてゐるかも知れない午前中に、電車だ電車!
 と、勢い込んで繰り出したのはよかつたんだが、途中駅で下車した所で、はぐれてしまつた!

 ガラス張りの空間で、呼べど叫べど聞こえず、四次元スポットへ入り込んでしまつたかと思つた。
 ぼくは下りエスカレーターを繰り返し何度も降りた。僅かの間、窓から見える景色。4人はホームに現れたり消えたりして、孤独感が増すばかり。どうすれば、あのホームへ行けるのか!?

 ま、再会出来たので、今こんなブログを書いてゐられるわけだが。


「あの人、カメラにサランラップ巻いてるよ」
「レンジでチンするつもりぢゃない」
「クレラップかな〜?」

 雨なので、保護用にラップを巻いたのだが、不用意にぐるぐる巻きにして、ズームのレバーを固定してしまつた!
 なもので、ブチブチ破りながら、いぢくつたためレインガードとしてはずいぶん甘くなつてしまつた。
 しかし、電車で迷子になつてゐる間に、雨は上がり、事無きを得たのだ。
 エラさうに言ふことでもないが‥‥。


「あ、また通つた‥‥」