ハートの直結道路工事72007年08月01日 23時34分07秒

 おわび
 このシリーズで、一部の人に思はぬご心配をおかけしてしまいました。
 申し訳ありません。
 いい機会ですので、改めて趣旨をのべておきます。
 このシリーズは『勉強』と『考察』のためにあります。
 しかし、勉強と言ひましても、いきなり高度なものはむづかしいので、ぼくレベルの能力を基準にしてあります。
 しかも、掘り下げは浅い。
 ですから、そこからが『考察』になります。ここで、バラまかれた生半可な知識を元に、深く深く掘り下げていただけたら幸いです。

 さて、さらについでであります。
 血管の狭窄(きょうさく)についての絵があまりにも手抜きである。これこそ誤解を招いてゐるかも知れないと思ひ修正です。

 本来なら、シリーズ番号で言へば4.5とか、5.5にあたる物だとは思ひますが、6まで来てしまつたので、戻るのもまた混乱の元。6.5では違ふので、7としました。4と5を確認していただけるとうれしい。特に4。

 カテーテル検査で確認できる血管の説明補足。
 まるで、血管その物が細くなつてゐるやうに見えるのが問題点です。
 いや、血管が細くなつてゐるのですが、細くなつてゐるのは基本的に内径であります。
 Aが、正常な血管。ピンク部分が壁。赤が血液になります。
 Bが、狭窄の起きてゐる血管。血液の通り道が狭くなつてゐることがわかります。
 Cが、カテーテル検査で見える状態。造影剤で、血液がX線に映るやうになつてゐます。血管壁そのものは、X線にほとんど映りません。透けてしまいます。
 ですから、検査の映像を見ると、血管が今にもちぎれさうに見えますが、違ひます。むしろ血管壁が厚く固くなつてゐるのです。

 と、けふは復習の日となりました。

 つづく。

文房具12007年08月02日 21時43分52秒

 ぼくは、実はステーショナリーマニアである。
 役に立たないボールペンや、使ひもしないカラーペンをいくつ買つたらう。
 まあ、どうしても絵コンテを描くから、書くものにはこだはる。
 一番使ふのは筆ぺんだ。アイアンリーガーの頃から、マクロス7にかけて筆ぺんコンテになつたと思ふ。だから、もう10年以上だね。それまでは、普通の鉛筆を使つてゐた。ぼくは筆圧が無いので、だいたい5B6Bを使つてゐた。
 最初は2Bだつた。だけど、どんどん柔らかい方へと移行していつて、いくところまで行つたわけだ。2Bだと、固いと感じる。
 でも、5Bと6Bの差はほとんどわからない。
 問題は、紙を汚し易いことと、すぐに無くなること。
 とにかく減りは速い!だつて柔らかいからね。どんどん短くなります。
 そして、短くなつてもまだ芯があるので、紙を巻いたりして、なるべくぎりぎりまで使ふ。鉛筆削りの限界まで使つて後は捨てるしか無い。
 これが、だんだんと手間に感じるやうになつてしまつたんだね。
 筆ぺんは筆圧も気にすることは無い。インクさえあれば濃く出ます。
 愛用は呉竹(くれたけ)のカートリッジ式です。万年筆みたいな奴です。
 そのうち紹介しよ。
 今日のテーマはどちらかといふと鉛筆なのだ。
 上の絵は、欠番コンテシリーズなんだが、いつもと違ふ。
 自分の監督作ではないので、題名も内緒。
 最近、プー太郎の身としては手伝ひの絵コンテが多い。
 自分の監督作品なら、筆ぺんでガシガシ描いてしまうのだが、手伝ひではさうはいかない。そんなことをしたら、監督さんがチェックして修正するときに、やりにくくて仕方がない。だから、鉛筆を使ふのだが、もう普通の鉛筆には戻りたくない。なんかもつたいない感じがするのだ。短くなつたら捨てるしかないし……。
 シャープペンシルは、2Bまでしかない。それから、筆圧が無いくせに、使ひ方が下手で、すぐにポキポキ折つてしまう。
 となると、残されたアイテムは『芯ホルダー』といふ奴になる。製図用といふことになつてゐる。日本製だと三菱のユニホルダーが有名だ。だけど、4Bまでしかない。芯の太さが2ミリなので、それが限界なのかしら?
 これは、結構使ひ易い。純粋鉛筆の頃もユニを使つてゐた。
 でも、欲望としては、5B6Bを使ひたい。

 「つづく」やうなネタではないと思つてゐたが、つづく。

ロケハン2007年08月05日 23時50分54秒

 昨日、とある映画のロケハン(ロケーションハンティング=撮影場所の下見。内容に相応しいかどうか判断したり、その場でどんな撮影が可能かとか、そこにどんなセットが組めるか考えたりする)に、参加してもいいよと言はれたので、ちやつかり付いて行く。
 ○○ビル前10時集合と言はれ、何か懐かしい。
 エキストラの頃、ロケバスに乗るためによく集合した。だいたい7時とかが多かつた。今回はロケハンなので、10時なんだらう。助かつた。さすがに7時だと、パスしたかも知れない。ちやつかり参加した割には、ほとんどが初対面の人ばかりなので、ちよつと緊張した。
 現場へ付くとみんな真剣に検討してゐる横で、好き勝手に写真を撮つたりして、邪魔だつたかも知れない。
 なかなか凄い場所でしょ。カエル多数。ヘビもゐた。
 大谷石の切り場といふか洞窟の中なのだ。
 勝手に入れるやうな場所ではないので、かなりのお得。
 ここは、地面がぬらぬらしてゐて、ちよつと怖い。危なくはまりさうになつた。靴を通して、水がじんわりと染みて来て冷たい。
 つ〜か、凄く寒くてびつくり。ひんやりとはしてゐるのかなと思つたが、そんなレベルではない。息白い!バスへ戻ると、冷房が暖かい。
 いい体験した。ありがたうございます。
 と、ここで、お礼言ふても仕方ないけど。
 しかし、ここで撮影するとなると、寒いだらうな〜。大変だろな〜。なんて思ふ。

全うせず2007年08月06日 22時30分19秒

まっとうする[全うする](動サ変)
意味は、完全に成し遂げる。最後までやりとおす。
数々の困難にもめげず完成したときにだけ許される叫び「あたしたちはやり遂げたのよ!」の本質。

 いやあ、なんと全うしないことの多き人生かな……。

 前回紹介したロケハンの撮済みフイルムをお店に出すついでに、撮つた後、ず〜〜〜〜っと、置きつぱなしにしてゐたフイルムも出す。
 「ず〜〜〜〜っと」でもないか。1年以上放置したこともあるから、たいしたことではない。撮り切つたのは、多分5月ぢやないかな?(しかも今年の!エラい!………。)
 さうしたら、1枚目がこれ(上の写真)。
 色づく前のあじさい。
 これ、包み隠さず言ふと、定点観測といふか(「定点」に関しては、三脚使つてないし、アバウトだけど)つまり、何日後かに色がついたら、同じ角度から撮るつもりだつたんだな〜。きつと………いや、絶対。
 でも、そんなことは忘れてしまつて、現像にも出さず、やうやく写真を見たときには、あじさいは……。ねえ。
 つ〜ぐらいなもんで、梅雨は遅れるわ。酷暑一転冷夏と言つてみたり。ここ数日熱い日続いたら、やはり猛暑?
 と、話題そらす気はないのだけど、この写真の場所は、我が家から徒歩1分。
 だけどこのとき以来、足も踏み入れてない。
 あ〜あ、全うしねえな〜。

 おお。さうさう。
 しかも、この写真。よく見ると、二重露光だよ。
 色だけを気にしてゐたなら、まあいいけど、観察する態度ぢやね〜な〜。
 とも思ふ。