雨男の確率2008年03月30日 20時54分22秒

 素直に「死神の精度」とタイトルすればいいのだが、2005年9月4日のタイトルが『死神の精度』と素直にそのままだつたんで、変へたのだ。http://aminon.asablo.jp/blog/2005/09/04/このアドレスで小説に関するブログに行けます。
 でも、いきなり出てくるのはファスナーなんでご用心。

 しばらく読んでない伊坂幸太郎の作品の映画化。
 映画の正式タイトルは『Sweet Rain 死神の精度』かな。
 家族で見ました。なにしろ、3週間ほど前に家族で「(ホップステップ)○○パー」を見て、しくじつてゐたので、映画選びは慎重に、なのだつた。

 で、大変よかつた。
 あんまりあつさり書いてしまうと、なんなんだが、あまり語るのもどうかね。
 最近覚へた言葉で『言はぬが花』といふのがあるのだけど、まあ、最近覚へたはあまりにも嘘だけど、彼が常々思つてゐたことはこれなのだと、やうやく巡り会つた感のある言葉なのだ。
 なんといふか、さうさう自分の言ひたかつたことは『言はぬが花』なんだと、エラく矛盾した言ひまわしにたどり着いたわけで…………。
 そうなの、この映画にはそれがあつてね。
 よかつたのだ。

 しかし、また例によつて、原作にはもう一つぐらいエピソードがあつたよなと思ひながら見ていたのだけど、帰つてから、上記のブログを確認したら、一つではなくもつとあつたりして、忘却率○○%。
 これは、原作より足りなくてどうかうではなくて、逆にうまくまとめてあつたといふことです。

 それから、こにたんはもちろんいいけど、日本にはいいばあさん役者がゐるな〜と感心したのだ。