うんともすんとも事件2008年11月25日 20時54分09秒

The Untomosuntomo Affair


 こやつのお話だ。
 なにしろ手の平サイズなので、どこへ行くにもるんるん連れて行つたりするのだが、これが、なかなかに細かく作つてあるので、特に巻き取りレバーなど、引つかけて壊してしまうのではないかと、いささか不安もある。
 と、その物理的破壊はともかくとして、この間デジタルならでは(?)の事件が発生した。
 突然起動しなくなつてしまつたのだ、いはゆる電源が入らない?
 小さな小窓が(羊の羊毛)が、暗いまま何も映らない。
 なんてこと!?
 電池切れ?
 そんな〜〜と、動揺しつつ入れ替へてみても起動しない。
 スイッチを入れ、しばら〜〜く待つても、うんともすんとも言はない。
 まあ、速攻で修理に出した。
 そして、だいたい一週間後に「異常なし」で戻つてきた。
 はい〜〜〜!?
 異常があつたから修理に出したんだけど……。
 しかし、確かに起動した。
 写真も写せた。
 う〜む。不思議。
 だけど、まあ、写るんならいいや。
 といふことで、るんるん喜んだ。
 ところが、それからまた一週間。
 また起動しなくなつた。電源が入らない。小窓は暗いまま。
 ええ〜〜〜〜!
 のうして!
 てな感じです。
 デジタルとはそんなもの?
 さういへば、我が家の電子機器「外付けハードディスク」が、うんともすんとも言はなくなつてから、何故か突然生き返るやうなこともあつたつけ。
 デジタルの恐ろしさは人智を越へてゐるのだな。
 などと、恐怖におののいてゐても、仕方がない……。
 どうしたものか?
 とりあえず2回目ともなれば、慌てふためくこともない。
 尿管結石の痛みも初めての時はこの世の終はりかと思ふが、2回目以降は、同じ痛さでも耐えられるものだ。
 今回は数日「自然治癒!」を待たうと思ふ。
 つまり、前回だつて、修理の担当者の手に渡るまでの間に自然治癒した訳だからね。
 さうさう、まさしく尿管結石の世界やね。
 初めてで救急車を呼んじまつた時、病院に着くまでの車の揺れで石の位置がズレたんだらうね。宿直医の目の前に座る頃には、痛みが全く、まぁ〜〜〜〜〜〜ったく消えてたもんね。
 デジタルも人の子だつたんだ。


 と、こんな風に楽しい写真が撮れるのさ。
 これは、描画が上から下へなされるつてことなんだろな……。
 これ……、超アナログカメラであるワイドカメラでも同じやうな写真がとれるんやで。


 びろ〜んと、ゆがんどるやろ。
 まあ、いまどき加工でなんでも出来てしまうけん。この有り難みが、伝へにくいんが、残念や。
 なんてぼやきつつ。まだデジタルカメラのシャッタータイミングに慣れないわたし。