出雲路 1 ― 2013年02月20日 20時18分56秒
ちょっと出雲大社へ行ってきた。
その昔、本殿が世界一だか日本一の木造建築だったということが、印象深く気になってゐたのだ。
世界一なのか日本一なのか曖昧なところがいい加減だし、現在はそのバベルの塔を思い起こさせるような建物がないことは確かなわけで、ホントに行きたいのかという疑問もわき起こるが、行きたいと思う気持ちは間違いなく有り続けてゐた。
ただ「神社仏閣フェチ」というわけではない。
それほど強く行きたいという気持ちがあったのなら、もうとっくの昔に行ってゐるだろう。
まあ、その程度のことなんだと思う。
では、何故突然行くことにしたのかというと、某スタジオの新年会で「今年は遷宮の年」であることが話題になったからだ。
伊勢神宮の遷宮と重なる珍しい年でもあるというありがたい(?)情報も得た。
ま、つまり、この展開から理解いただけるかと思うが、普段から追跡調査(?)してゐたわけではなく、新年会で初めて知るぐらい深みのない意識だということだ。
でも、切っ掛けというものは大事だ。
だから、行くことにした。
別に浅薄さを強調するつもりはないが、出雲大社が縁結びの神であるということは行くと決めてから知った。
なにしろ空港の名前が「出雲縁結び空港」だから、驚いた。
出雲大社には古い(古代)のイメージを持つてゐたので「縁結び」とは、なんだか意外であった。
でもまあしかし、太古の昔から縁は異なもの味なものだったのだろう。
自分が縁結びの神さんのところへ行くことは、なんとなく笑えなくもなかった…。
それから、行くに当たってついでに観光してくるところはないかしら?
と、あれこれ調べた。
それこそ神社だとか古墳だとか「いにしへ」の旅も面白かろう。
そして、めぼしいところを見つけ、移動手段を探してゐたら、とあるもの見つけてしまった。
「もの」というのも変かも知れない。
それは一畑電車というローカル線だ。
以前にもこのブログで、自分は「てっちゃん」ではないと明言してゐるが、これはちょっと気になった。
なので一畑電車ウォッチングをすることに決めた。
移動手段を探していて、移動手段そのものが目的になったということだ。
大昔に銚子電鉄の旅なんてことをしたこともある。
ということで一日目は一畑電車、二日目に出雲大社ということにした。
で、早速「出雲市駅」

これはJRの駅舎です。
一畑電車の乗り場は離れてゐるので注意が必要です。

もちろん知らなかったから、ちょっと焦った。
その焦りをとるためにJRの構内でそばを食った。

割子そばとしじみ汁セットだ。
出雲はそばで有名でもあるのだ。
そういえばなんとなくそんな気がするという程度には知ってゐたようだ。
しじみ汁は、やはり島根県に来たら一度は飲むべきだと思って頼んだ。
JRの構内に比べると、一畑電車の駅構内はぐっとローカル感があふれる。

ストーブがいいなと思う。

そしてホーム。

車両には、何故か水木しげる。
「のんのんばあ電車」と書いてあります。
水木しげるは鳥取県出身ですが、のんのんばあがらみで島根県、一畑薬師に縁があるようです。
(これは、このブログをまとめるために調べました)

車内。整理券システムですね。

少しだけJRと並行してます。
さて出雲市駅を出て3つめに「武志(たけし)」という駅があります。

もちろん無人駅。
ここで降りることにします。
そう。
ずっと乗ってゐてはウォッチングは出来ないんです。

ホームに自転車置き場があるんです。
驚かない?
ここから次の駅「川跡(かわと)」まで歩くつもりです。
電車は、1時間に
1本!
往復あるので、1時間に2本遭遇するはず…。
つづく。
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