大久野島を巡る122013年03月22日 21時23分19秒

 そして、石の桟橋を海から見ると、道路を渡った側にトンネルのようなものが見えます。

 これです。

 そこは…、
 発電場跡です。
 発電所ではなくて発電場ですね!
 おお!(何が「おお」なのか?)
 毒ガス製造時期のものになります。
 1929年〜1945年。
 8基のディーゼル発電機が設置されていたと案内板にあります。

 ↓これ、先の写真の前に撮った全体像に近い映像ですが、
何故中途半端になったのかというと、右下辺りに見えますでしょうか?

 ここは、海岸線から近く観光に来る人も多いからでしょう。
 結構ウサギさんたちが屯していたのですが、カメラを構えた途端にささささと、足もとに集合。
「発電場とウサギたち」みたいな写真を撮りたかったのですが、フレームを決める頃にはだぁ〜れもいない…。

 そして、ご覧の通りガードレールがあって中には入れません。

 いつ崩れてもおかしくないと判断しているのでしょうね。

 崩れるは大げさだとしても、鉄骨や、天井の一部や落ちてきそうなものはたくさんあります。

 ここは発電場でもありますが「ふ号作戦」(風船爆弾!ですね…うれしそうに言うなよ…)の風船の補修もしていたそうです。
 動員学徒(女学生!いちいち「!」を入れるなよ)が和紙をこんにゃく糊で貼り合わせていたのだと。これも案内板に書いてありました。

 戦争のために、毒ガス作ったり…、風船作ったり…


 念願の遺跡前ウサギがいたので、何枚かとりました。
 ホントはもっと近づきたかったのですが、ガードレールがあったので。
 何故かこいつは足もとへやってこなかった。
 人見知りタイプというわけでもなかったのですがね。

 斜め向かいに小さな別棟がありましたが、何の施設なのかはわかりません。
 案内板を見落としたのかも知れません。

 ところで少し自信が揺らいでいるのですが、これも石の桟橋だと思います。
 潮の満ち引きで、見え具合が変わる…のでしょう。

 さて、今回巡った遺跡はあとひとつ。

つづく。