お伊勢さん参り「外宮」 ― 2013年11月04日 22時28分41秒
さて、いよいよお題の場所へ。
ということで…、
遷宮の予定に合わせて内宮からお参りしたわけですが、神宮参拝は古来まず外宮(げくう)からというのがならわしなのださうです。
たんに伊勢駅から近いのが外宮なので、その方が楽だからなのではないかという気もしますが、内宮におるのが天照大神なので、さうなのでせう。
ま、とにかく、今回は逆に参ったわけですが、紹介はならわしにそってみませう。
ところで、伊勢神宮の正式名称は「神宮」なのださうです。
内宮外宮合わせて125のお宮とお社があるさうです。
そして、外宮は左側通行なのです。橋を渡るときに明確に分けてあります。
内宮は右側通行。逆なんだ…。と、いちいち感心したりして…。
そして、まずは「せんぐう館」を見学しました。
昨年開館したとのこと。
中は撮影禁止なので、目の前の「まがたま池」をごらんください。
昔の絵はがき風に加工してみました(?)
せんぐう館では、なんといっても圧巻は「外宮正殿(げくうしょうでん)原寸大模型」です。
全身ではなくて半分壁に埋まった状態で、展示(?)されていますが、造りは性格に再現されているようです。
いにしえに思いをはせ、いい家だな〜と思いました!?
さらに、こんなところに住みたいな〜などと不心得に思ったりもして…。
しかしどうせ荷物は増え散らかし放題になり天罰が下ること必定…ってね。
そして正宮(しょうぐう)へ、こちらは10月5日遷宮の予定で、お参りしたのは3日です。
写真の奥が引っ越し先ということですが、鳥居をくぐるように屋根がありますよね。新御敷地(しんみしきち)へ続く、立派な白木造りの渡り廊下が作られています。
ここから先は遷宮が終わるまで入れません。
神宮内にはたくさんお宮があります。
その全部を遷さなければならないので、まあ、それは大変です。
ですので20年に1度、時間をかけて順々に行われるということですね。
次回紹介する内宮の正殿は10月2日、こちらは5日。
そのほかに関してはわかりませんが、まだ建てられていないところもありまして、そりゃ時間もかかるなと思いました。
こちら山の上にある「多賀宮(たかのみや)」
ここはもう出来ていますね。
こちらは「風宮(かぜのみや)」
まだ出来ておりませんね。
ちいさな祠がみえますでせうか?
建設予定地(!?)の印です。
あ、いや、すいません。
「心御柱」というものが埋まっているのださうです。
ま、さういふことで…。
そして、宿の方の案内で、普通の人は行かないというか、案内図に載っていない小さなお宮さんにもいきました。
人物対比で大きさは想像してください。
こちらも敷地があり、繰り返し遷宮は行われてきたのだと思われますが「心の御柱(しんのみはしら)の覆い屋」は、ありませんでした。
まだ埋めてないということでしょうか?
さて、ここで、この外宮参りでどうしてもご覧に入れたいものが…。
迷子ではありません。捨てられて茫然自失の男の子です。
捨てられてというよりも置き去りにされてと言った方が正しいでしょう。
何故、そんなに明確なことが言えるかと申しますと、それが、私の背後1.5メートルぐらいのところで、行われたからです。
若い女性が、気になって声をかけようかどうか悩んでいます。
だめだ声をかけちゃいけないと心の中で叫びました。
「ぼく」は試練の時なのだ…。
私は一緒にいたスタジオの方に報告し(!?)成り行きを見ることにしました。
結構がんばるなぁと思う待機時間ののち、母親が現れ、男の子はびえ〜〜〜んと泣きながら抱かれたのでした。
…って、それだけかいっ!
と、言わないでね。
この神域で見た厳かな母子像なんだから…。
つづく
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