千載一遇大作戦0513_142014年10月29日 09時47分12秒

  ちょっと図を描いてみた。
 これが作戦の概要図です。
 とても長年アニメーションの仕事をしてきたとは思えない図だし、さらに縮尺、対比、角度等も実際とはことなるので、その辺はアバウトにご理解願いたい。
 カメラは日々位置がずれるけれどその都度固定。シャッターは2秒に1回。
 初日のフォーカス位置はB近辺、翌日はA近辺。
 これなら、それぞれ枝に留まる鳥にピントが合ふ。
 千載一遇の欲望に捕らわれてからフォーカスはCに移動した。
 この木の横に伸びた葉の先端辺りで、ここには鳥の留まる場所はない。
 赤いラインのように通過する鳥を捉えるだけだ。しかも、2秒に1回のシャッターチャンスにこの赤いエリア付近にゐてくれないとピントは合はないし、そもそも写らない。図の「青い鳥」のやうにフォーカスの距離にいたとしても、フレームに入つてゐなければそもそも問題外だ。
 それでも、まだ葉にピントを合はせてゐるところが、何かにすがつてゐるやうで、小心者めいてゐる。
 例えばDなんかにする豪快さは欲しいものだ。(後日やる)

 さて、4日目は雨であつた。
 暗い。

 しかも、シャッタースピードはいきなりがんばつて1/1000にしてゐる。
 ISOは3200!
 でもこの暗さだ。

 RAWファイルを持ち上げても
 こんな感じ。飛び立つ瞬間。
 ピントはやはり手前の葉っぱ。上の図のC地点辺り。

 この日の収穫は、巣箱への戻りコースの1つを発見したこと。
 飛び出すときはC方面を通のだが、帰りは回り込むことが多い。
 飛んでゐる後ろ姿が新鮮。
 粗いし、フォーカスも来てませんが。

 Cコースを抜けたのは1回。
 頭の辺りにピントが合つてゐるのかな?
 1/1000でも翼がこんな感じ。
 しかし、顔がふくらんでゐるのは何故。

 引きつづきその翌日も曇り気味。
 シャッタースピードをさらに速くすることは断念したやうで、ISOだけ800に押さえてゐる。
 飛び出す瞬間はヒット率が多い。
 ただピントは手前の葉っぱだ。
 小鳥だけど、翼を広げた姿は何となく力強い。

 前の日と同じ帰りコースに微妙なポーズ。

  ISO800でも、結構粒子が粗いかな…。

 天候のせいばかりでなく、この2日間は印象に残るものが少なかつた。
 13日の膨らんだ顔ぐらいか。

 つづく。

千載一遇大作戦0515_162014年10月30日 08時52分37秒

6日目。
  晴れ間もあつたのですが、雲が多く太陽を隠し気味だつたのではないかと思はれます。
 上の(概ね)連続写真のやうに、露出が変はつて行きます。
 だからでせうか。画像が粗くなるけどISO800のままです。
 だけど、何を思つたのかシャッタースピードは強気で1/1600まで速くしてありました。

 そのくせに全く意味不明ですが、フォーカスは、巣箱の左手側の枝です。
 日和つているのか強気なのか解りません。

 いづれにしろ雲行きの読み(?)があまいのと相まつて苦戦(!?)
 暗い…。
 強制的に露出をあげるとこんな感じ。

 発見事としては、
 スズメがゐました。
 解りにくいですが、巣箱の入り口をじっと見てゐます。
 まさか、ヒナを狙つてゐるのでせうか?
 それとも住みたいのか?
 この時シジュウカラは上の方で警戒してゐます。

 この日は、2セット撮つたやうです。
 ピントの位置が変はつてます。日和つた自分を戒めたのでせうか。
 2セット目に写つてゐた。
 弾丸羽根付き君。
 混乱気味の6日目でした。

 そして、その翌日ですが、ISO400、シャッタースピード1/1600。
 もしかしたら、これだ!みたいに思つたのかも知れません。
 フォーカスも、前回載せた説明図のDエリア!
 このサイズだと解りにくいですが、どこにもピントが合つてません。
 勝負に出たのでせうか?

 ですが、
 葉っぱに合はせておけばもう少し…の1枚と。

 これは、
 虫のやうです。

 つづく。

千載一遇大作戦05172014年10月31日 13時19分17秒

 さて後半戦(!?)です。

 もう、何故さうしたのかは全く思ひ出せないし、心理状態も想像出来ないのですが(自分の事なのに!)この日のフォーカス位置は、巣箱の入り口より手前の枝。
 先日の説明図のBエリアです。
 ここ。
 と言つても切り取つちやうと解らないですが。
 尻尾が丁度葉っぱに隠れてお尻が切れてゐるみたい…。

 シャッタースピードは1/1600、ISO400。
 だいたいこれで落ち着いた様子。
 思へばフイルムの頃、一番多く使つてゐたのが400でした。
 馴染みがあるのでせうか。

 シジュウカラはといふと、なんとなく忙しい様子。
 入り口付近の写真が多く見られた。(単なる偶然かも知れませんが)

 でも。忙しいんです。絶対。
 2羽同時に収まつている写真が撮れたのです。
 お母さんお父さんエサ集めに必死と推測します。

 下の写真のお父さんかお母さんは、こんな感じです。
 これは一体…。
 枝に留まる寸前なんでせうか?
 忙しさうな感じしませんか?
 不思議な格好です。アニメで描くとリテークになりそうな…。

 不思議なポジションとしては、こんなのも。
 なにしろご覧の通り、フレームの端っこに切れて写つてゐますので、認識しづらい…。
 真後ろのやうに見えますが、前方の枝に向かつてゐるのか?

 そんな中、Bエリアに想像しなかつた方向性で格好良く飛翔。
 羽根が綺麗!
 初めて1/1600のスピードが発揮された感じです。

 で、よ〜く見ると、
 これにも2羽写つてました。

 この写真でかなり気をよくしたのですが、両立はしないDエリアからピンぼけ写真を2枚。
 この2枚目にも少々新鮮な驚き。
 そうか…出かけるときだけではなくて、帰りのコースでもここを通ることがあるんだ。忙しいからかな…。と、勝手な想像をしてみたり…。

 つづく