千載一遇大作戦ぐだぐだ ― 2014年11月03日 18時51分03秒
2014年5月21日は雨だつた。
暗い。
おまけに葉に雨をため重くなつた枝が下がつてゐて、巣箱の出入り口を隠してゐた。風もあり安定しない。
前日ヒナを見たこともあり、シャッタースピードは1/500に押さえた。
(出だしの数枚は1/400)が、それでも暗いのでISOは800にした。
結構粗い。
なんにしろヒナを撮りたいのに出入り口が隠れてしまうのが辛い。
この日はポジションが定まらず、2秒ごとにシャッターがおりるのに構はずポジションを頻繁に変へてゐる。
でも、まさか、あのヒナがこの雨の中…。
てなことになるとは思つてはゐなかつた。
今回は時系列に忠実にたどつてみる。
口が可愛い。葉っぱが邪魔である。
この2枚で間に1枚あつて6秒間といふことになるのか、上の葉の動きが大きい。ヒナは結構乗り出し気味なんである。
親鳥はまあいつも通りな感じであつた。
一番上の写真と比べるとポジションが変はつてゐることがわかる。
さらに、
がんがん変へてゐる。インターバル撮影の意味があるのか?
暗い…。撮影状況はさらに悪化。
なので、強引に明るくしてみてみると、

ヒナが上半身(前半身?)出てゐる。
これだけ頻繁にカメラ位置を変へてゐるのに肝心なことに気づいてゐない。
1つのことに夢中になつて注意力が散漫になるとはかういふことだ。
ここでもしやと思ひ、インターバル撮影を中止して、今日は特別な日だから仕事をさぼろうぐらいの機転が利かなければダメなのだ。
といふわけで、
出入り口付近に親鳥がゐますが、手前の枝に2羽留まつてをります。
外に出てゐるのが親鳥だけなら数が合ひません。

見えにくいなぁ…。
ころころした姿がわかるでせうか。
2秒後。

さっきよりも少し判るかな。
親鳥が離れた後、ヒナが出入り口に見えますが、
1羽ゐなくなつてます。
こちらの枝に丸つこいやつがゐるのですが、

出てきたヒナですかね…。
くちばしが小さくて丸々してゐるからさうだと思ふのですが、色がちょっと濃いですかね…。
これは、気のせいと言はれればそれまでですが、むりむりと出てきたヒナの足が見えます。
インターバル撮影の最後には親鳥が中を覗いてゐる姿が写つてました。
全員出て行つたか確認してゐるんですかね…。
それともまだエサをもらつてゐる奴がゐるのか…。
翌日はもうヒナの声は聞こえなくなり、間違いなく巣立ちは終はつたやうです。
雨の中でも出て行くんだなぁ〜。
といふか、あの黄色い口を開けてた奴がもう出て行つたんだと思ふと、やはり凄い!と思ひます。
予備期間も含め12日間続いた千載一遇大作戦はこんな風に終はりました。
P.S.
昨年のデータを調べてみたら巣立つたのは5月9日。
今年はだいぶ遅かつたんだなと思ひます。
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