川の間をたどって72015年01月13日 22時23分37秒

第七回

 それからというもの(!?※)
(※「それ」は第六回を参照のこと)

 HMV(主に渋谷)のワールドミュージック階(何回だかは忘れた)に行っては主に中南米を集中的に試聴しては、買い求めるという行為を繰り返した。

 そして、ミレニアム!
 2000年に3人+1人の歌手に巡り会う。
(巡り会うと言っても実際に会ったわけじゃないです。って、当たり前だけど念のため)
 先に(+1人)についていうと、別に補欠扱いするわけではないのだけど、なにしろジャケットが美人過ぎて、歌よりルックスになびいてしまうという不幸な出会い方をしてしまったというのが、主な理由です。
 単純に私がいけないんじゃん…という感じですが…。
 タリア(Thalia)というメキシコの歌手&女優です。
 「メキシカンポップ」というネーミングが似合う感じの華々しさが特徴。
(Thalia "Arrasando" 2000)

 で、残りの3人ですが、まずはメキシコつながりで、
 パウリナルビオ(Paulina Rubio)この人も歌手&女優で、実はタリアつながりでもあるというか、10代の時「Timbiriche」というアイドルグループにいて、タリアの方がそのグループのメインポーカルだたちょうです。(読み方は、ティムビリチェでしょうか?)
 共に卒業して大活躍しているというどこぞの国のアイドルみたいです…。
 タリアの方は、普通に綺麗な声(顔も綺麗…しつこい)で聞き心地がよいのですが、パウリナはハスキーを通り越して「ガラ声」です。だけど、いや、だからでしょうか、印象に残るんです。聴き応えがあるというか迫力があります。
 歌は、間違いなくポップスですが、なんか違うのです。思い込みかもしれないけど、「ラテン(メキシカン)」の香りがする。
 マリアッチとはいえないけど…、ただ「Pau-Latina(パウラティーナ)」と言うラテンを意識したアルバムも出してます。
(パウリナで一番好き。"Ananda" 2006)

 次が、シャキーラ(Shalira)コロンビア!のシンガーソングライター。
 結構長い間ペルーだと思っていたが、コロンビアがただしいらしい。ジプシーの家系だとどこかで見た記憶もあるが、間違いかも知れない。この人2000年だと23歳です。その2年前につまり21歳の時「Donde Estan Los Ladrones?」(泥棒はどこ?)というアルバムを出していて、ぼくが見つけたのはこれ。(スペイン語だと文字化けが心配なので普通のアルファベットにしてありますが、Dónde Están Los Ladrones?が正しいです)
 当の2000年にはライブ盤があり、これも買っちゃったけど、話し声は可愛いのだけど、歌うと独特の響きが加わり、その「変声」に思わず引き込まれる。似た声があるはずなんだけど、未だに思い出せない!
 曲調も「豊富にエキゾチック」スパニッシュだったり、アラブ系だったり、それも、模倣でなく身のうちから出てくる感じが伝わります。もちろん意識してやっている部分もあるでしょう。その後、アフリカンミュージックをとりこみ消化することにも成功しています。と、思います。

 パウリナ、シャキーラとスペイン語圏ですね。
 その後、二人とも英語の歌詞を歌い始めます。
 タリアは、すでに英語の歌を歌っていたようですが、スペイン語圏から英語圏への進出は考えるものなのでしょうね。
 私は、語学力がそもそもないので、音色として聴いている部分が濃いと思われます。
 どうしても「ラテン」にこだわる身としては「スペイン語の音色」が英語に変わった時に、何かが「落ちた」感じがして、違和感を覚えました。『なんか違うんだよな…』という感触の問題です。
 なので、彼女たちの英語の歌は、それほど好きにはなれませんでした。
 パウリナはその後、あまり英語にはこだわらないようになりました。(あくまでも想像ですが)
 シャキーラは、こだわり続け英語圏侵略に成功します。凄いなと思います。
 その間のアルバムはともかく、侵略したあと(私の勝手な判断ですが)のアルバム「She Wolf」(2009)「Sale El Sol」(2010)は、見事としかいいようがない。Sale El Sol は太陽は昇るでしょうか?前向きです。
(2007年にビヨンセとデュエットしてますが、私はビヨンセを知りませんでした。←本当)
(Shakira "Sale El Sol" 2010)

 さて、そして、南米の音楽業界が意識しなければならない大事な国はポルトガル語圏のブラジル。
 3人目は、ブラジルからマリーザモンチ(Marisa Monte)本当に発音はモンチなんだろうか?
 モンテだと信じてたんだが、英語読みなのかな。
 最初に聴いたアルバムタイトルは「Memórias, Crônicas E Declarações De Amor」文字化けしてますかね?
 このまま英語風アルファベットにすることが困難なので、英語訳すると「Memories, Chronicles and Declarations Of Love」
 なんか大人っぽい感じしませんか?
 パウリナより4つ、シャキーラより10歳年上です。(ま、歳はどうでもいいんだけど…)
その声から感じるのは「賢さ」「落ち着き」「優しさ」(癒やしとか言わないよ。あえてね)
 ソフトでハスキーでマイルドな声。だけど、声量はものすごく、遡って1988年のライブアルバムを聴くとびっくりするほどパワフルな歌声です。そこの深さを感じるというか…。
 彼女の歌はジャンルとしては、MPB(Música Popular Brasileira)だということです。古典的(?)なサンバ、ボサノヴァに対して、新しく生まれ育ったポピュラーミュージックということでしょうか?
 だけど、彼女の中に古典(?)はあるんじゃないかなと感じます。
(Marisa Monte "思い出、クロニクルと愛の宣言" 2000)※直訳

 と、マリーザモンチの良さは置いといて、その後、スペイン語圏の音楽にどんどん引かれていくというか、ブラジルという音楽大国に探究心がわかなかったのでしょうか。開拓されません…。
 マリーザモンチも2006年「Universo Ao Meu Redor」「Infinito Particular」の2枚のアルバムを出して以来、新しいものはないような気がします。

 なんにしろHMVワールドミュージック階通いは続く。

つづく。