去年の夏 ― 2015年09月17日 17時40分12秒
これは、1969年の映画の話ではない。
でも。そういう映画があった。
ソフト化はされていないようだ。
原作はエヴァンハンターという、別名義のエドマクベインの方が有名かも知れない「87分署」シリーズで有名な作家だ。黒澤明の「天国と地獄」の原作もそうだ。
日本での公開は1970年だと思うが、ぼくは中学生。ビキニで寝ているお姉さんを頭側からローアングルで撮ったポスターが印象的だったが、これはぼくの見る映画ではないと、見てはいけない映画だと決定して見なかった映画だ。古風で禁欲な少年だった!?
同じビキニのお姉さんがポスターの真ん中を占拠していても「大泥棒」というタイトルなら見ても良い映画だった。(「大泥棒」は1969年公開、お姉さんはラクエルウェルチだった)
その「見てはいけない」「見ても良い」の線引きは脳内で為されていたわけだが、どこまで正しかったかは定かではない。「去年の夏」は、今となると見てみたい映画の一つである。
…と、その話ではないと言いつつ、延々続けてしまったが、話を本筋に戻そう(戻すも何も始まってない!)ここでいう去年はリアルタイムに2014年のことであります。
写真の日付を見ると9月8日とありますが、購入は8月でしょう。
なんとも無駄遣いをしてしまった…。
というお話ですが、それは製品が悪かったという意味ではありませんので、あしからず。
MINOX DCC 5.1
ミノックスは好きなカメラで、小型のフイルムカメラをよく使ってました。
なので、これを見つけた途端、いはゆる衝動買いをしたわけです。
種別(?)的にはトイカメラになりますね。
ビューファインダーは完全なお飾りで、背中にデジタルのモニターがあります。もちろんフイルム巻き上げ機も左右、タイマー撮影レバーも、ストロボ端子も、絞りつまみもお飾りです。
ですが、ピント合わせはオートではないのです。
0.5〜無限大まで、調整出来ます。
しかし、モニターでは判りづらい。自ずと目測になります。
そして、9月8日に撮影した数々抜粋。
↑ここで、ピントの証明を下かったのですがね…
シャッタースピードは、基本的に遅め。
↑これは押さえ込んでいるが、
↓こちらは、明るい…。
ここで、露出の謎に遭遇する。
オートなのですが、立ち上がりに時間がかかるために、違う露光で写真が撮れます(?)
上の写真の上の段を見ると、同じ場所で明らかに違う露出で撮れています。
(下の段は、単にフォトショップ上で、レベル補正しただけです)
普通だと、明るめに撮れます。
右の暗い写真はどうしたかというと、撮る直前にカメラを空に向けてまずは絞り込みます。その後、カメラを下ろして撮るのですが、オートが働く前にシャッターを押します。すると絞り込んだ写真が撮れるわけです。
もちろん逆も可です。
簡単な手法では、レンズを手で塞いでおいて、絞りを開放にしておいて、手をのけて素早くシャッターをきればオーバー気味な写真が撮れます。
この手法が、ミノックスの狙いだったかどうかはわかりません。
と、なんにしろこの独特な撮影法が、馴染めなかったのか…。
これ以降、1年間このカメラは使ってもらえず…。
お蔵入りしているわけです。
ああ、もったいない…。無駄遣いをしてしまったという訳です。
今頃、整理してみると、水の写真が面白い。
シャッタースピードも気になりますが、解明してません。
調子に乗って加工してみました。
まあ、加工してしまうと、元の写真の影響がどこまであるのか不明になってしまいますね。
でも、少しは使わないと…と、思った次第です。
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