台湾特急1 ― 2017年01月15日 10時20分29秒
娘とちょっと台湾に行ってきた。
朝、わりとゆっくりめに出発して、台北市内のホテルに着いたのは午後3時を回っていただろうか?
正確な刻は忘れてしまったが、翌日は市内ツアーに参加する事にしていたので、とにかく最大の目的!?である猴硐(Houtong)へ、向かう。
本当は、無謀にも十份(Shifen)にも行くつもりだったが、それは無理だと比較的早く(?)気づいた。
MRT(地下鉄)は非常に乗りやすく、「トークンをセンサーにかざして入る」のには少し戸惑ったが、台北駅まで楽勝。
問題はそこから。
下調べが甘いと言えばそれまでだが…、何しろガイドブックは羽田で買った。
なにしろ、よくわからない。
まず切符の販売機が、不明。
最初にトライした販売機は、目的地がない。多分路線が違ったのだろう。
日本人だと思うが、「その販売機はカードでないと買えませんよ」と教えてくれる。
そういう問題ではなかったのだが、その販売機はあきらめる。
切符売り場(窓口)は長蛇の列。乗りたかった電車の発車時間は迫る。
と、通路の真ん中の柱に販売機が見つかる。一つだけ!?
…ではないと思うが、とにかくその販売機でなんとか購入。
乗りたかった電車には乗れなかった。
準急やらなにやらいろいろあるのだが、よく分からない。
駅員さんに、ここへ行きたいと聞くと、時刻表を確認してこれで行けると教えてくれたが、1時間近くホームで待つ事になった。(30分だったかも知れない…忘れた)
一つ手前の瑞芳(Ruifang)というところまでは、本数があるのだが、猴硐までだと少ないのだ。
瑞芳は、賑やかな街のようだ。それは、帰りの電車で、地元の人や、日本人観光客が大勢乗ってきたのでわかった。瑞々しく芳しい街だ。人気のスポットなのかも知れない。
それはともかく、これはもう到着は午後6時を過ぎるな。
と、思いつつ出発。
そも猴硐は、猫村という事で、目的は猫に合う事だ。猫は夜型なので、あえない事はないだろう。もう一つは、猫型のパインケーキを買う事なのだが…、ちょっと時間が心配だ。ガイドブックを見ると、6時に閉まってしまう店ばかりだ!
がが〜ん。
どう考えても6時前にはつかない。
そんな中、一つだけ営業時間7時までというお店があった。
ついたら速攻で、ここだな。とか、決めつつ。もうすでに窓の外は真っ暗。
そして、着くころには、車内がらがら。
これはもう、猫村、誰もいないんじゃないの疑惑が巻き起こりました。
が、

いました。
降りる人も、ま、この人は帰ってきたのでしょうか?
黄色いのは駅員さん。
で、奥のベンチで猫好きの若者(勝手に決めてる)がちゃんといました。
カップルとかも、2組は発見しました。(どうでもいいけど…)
そして、駅構内に猫の休憩所。
ひとつ上の写真のお姉さんの周りもうろついてました。
猫村に偽りなし!一安心。
そして、窓から駅前広場を見ると、
一軒だけ灯りが!
あそこが、7時までのお店だ!
と、また一安心。
しましたが、
階段を降りたら、
閉まっていた!!
ありゃ〜〜!
駅構内で、ホンの少し猫に気を取られすぎたか…。
つ〜か、まだ7時じゃないけど…。
まあ、辺りには数えるほどしか、人がおらず、お土産買わない地元民だけだったので、閉店ガラガラしたのだろう。
遅れて来た観光客はしばし途方に暮れる…。
と、猫が近寄ってきてくれた。(奥が駅)
しばらく、そばにいてくれた。
昨年亡くなったうちの「りん」に似ていたのでその名で呼んだ。
さて、そも「猫村」は、駅の反対側だというので、通路を渡る。
何故かは知らぬが「注文の多い料理店」を思い出す。
人の感覚とは不思議なものだ。
猫村の入り口には猫もいたし、カエルもいた。
ほどよい湿気のせいか。
靄る駅。
その後も、愛想がないようで、でも、そばへ来る猫たち。
こんな風に、背を向けてじっとしていたり、娘の前で「ごろんちょ」したりする奴もいた。
静かな夜、見知らぬ猫たちと、不思議な時間。
最終まではもう少し時間があるが、なにも台湾に来てまで最終電車に乗る事もあるまい。駅に戻る。
娘がベンチに座ったら、いきなり猫が寄ってきて「ふみふみ」をし始めた。
「ふみふみ」とは、赤ちゃんの頃、お乳を飲みながら前足で母猫のおっぱい付近を「踏み踏み」していたその名残らしい。
そこまで懐いてくるとは、と、驚きのショット。
つづく。
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