お伊勢さん参り「猿田彦」 ― 2013年11月02日 20時37分01秒
ここで、もちろん今更だが、行程を説明しておこう。
まずは10月2日、朝一番で出発。
この日、内宮(ないくう)の遷宮が行われるため午後の参拝は出来ないのであった。正確に言うと内宮の正宮(しょうぐう)になりますがね。
やはりこのタイミングで行くからには、遷宮前に見ておばと、とにかくまっしぐらで向かいました。
スタジオの方々は先乗りしていて、それこそ早朝の人でも少ない中で、参拝したとのこと。
私がついた時間はさすがに大混雑でした。
みなさん考えることは同じ、遷宮前に滑り込みというわけなんですね。
ともあれ第一の目的を果たした私は、招待してくれた人々を待たせているにもかかわらず、内宮を目指すバスの中からチラリと見えた猿田彦神社へ寄ったのでした。
近いなと思ったので、ついついね。
といふか「猿田彦」なんて言われたら、手塚治虫の「火の鳥」を読んだ人は無視して通るわけにはいかないでしょ。
こちらは、なんというか、人でも少なく、静かで、落ち着いたたたずまい。
まあ、遷宮騒ぎのお伊勢さんと比べてはいけませんが、
初めてだけど、なんか馴染みのある趣でした。
参道の脇に佐瑠女神社(ありがたいことにひらがな表記もある)という小振りな社があったのですが、間一髪。
私が、お参りした直後、神主さんが賽銭箱を表に出してしまいました。
お掃除なのでしょうか?
おみくじの箱なんかも出しちゃって…。
と、その後の顛末は確認せず、お待たせしているみなさんと合流。
出来たて豆腐(豆富だったかな…)食べ放題!!

という豪快な「町家とうふ」というとうふ屋さんでランチをしました。
写真は
とうふハンバーグです。
奥に見える小鉢が食べ放題とうふを小分けしたもの!
そして一行(!?)は、前出の河崎散歩へと参ったわけでありました。
さて、次回こそお伊勢さんへ
つづく
お伊勢さん参り「老舗」 ― 2013年10月31日 15時34分42秒
そろそろ目的地へ行けよと思ひつつ。
今回、自分が如何にやらずぼったくりであったかといふ告白…。
宿の方にもスタジオの方にもお世話になりっぱなし、あれこれ体験が出来ました。
地元の人しか行かないであらうといふか、たどり着けない?入れない?ここどこ?って感じのお店にも行きました。

虎の穴ぢやないです。
蔵を利用した食べ物屋さん。
ちなみにこの扉は、開放無用。開けたら大迷惑です。(開かないと思うけど…)
入り口は脇の路地にあります。

気をつけろ誰かに見つからないうちに入るんだ!

…ってね。

その日に釣れた魚を料理してくれるようなお店でしたがその辺は端折って、
どやっ!

衝撃の杏仁豆腐。
ちょこっと女性の指先が見えるでしょうか?
杏仁豆腐の概念が変わりました。
さて明くる日、またしても大名なみ(!?)宿の方の車に乗せてもらい内宮(ないくう)へと向かいました。
その途中、是非ともここだけは見せておきたいという場所があり、立ち寄りました。
旅館です。
ここは江戸時代、遊郭であったそうです。
創業200年?
傾斜地の上から下まで(下から上まで…)続く木造建築。
楽しい遊び場だったんでせうな…。何往復もしたら相当鍛えられる…。
つづく
お伊勢さん参り「三百年」 ― 2013年10月30日 09時30分43秒
なかなかお伊勢さんにたどり着けませんが、今回もまだ問屋街を散策。
町の博物館というのがありました。
博物館といっても、何かが陳列されているというよりは、存在自体が博物館なんですな。
ん?
意味が不明ですな。
でも他に言ひやうもなく、ここは多分、本来はせともの屋さんなのでせう。
だと思ひます。
地図にはさう書いてあります。
それから、陳列品もなくはないです。
銅鏡なんかもありました。
これ、かなり貴重なのではないかと思はれますが、無雑作に置いてありますし触れます。
重いですぜ、昔の女性は力持ちだつたのでせうか?
といふか鏡を使ふやうな女性には、鏡を持つ侍女が必ずゐたといふことでせうか?
何れにせよ、力持ち…。
と、まあ、それはともかく存在自体が博物館といふのは、
そこに現役300年の蔵があるのです。
築300年といふ言ひ方が正しいか…。
二階へ上がると、床板一枚の厚さ!?
下が見えますな…。
歩く足に緊張感が走ります。
現役というのは、この切り口とか現役っぽいですよね。
何の作業後かはわかりませんが…
とまあ自転車が置いてあったり、山のように瀬戸物の在庫があったり、スノボ、立て看、ありとあらゆるものが(!?)収められております。
むやみに「保護熱」「保存熱」みたいなものが上がっていない感じがするところが凄いです。
過去へジャンプするのではなく、時の流れそのものを味わえるわけです。
理念的にはお伊勢さんのあり方とは、正反対を行ってるような気がします…。(※次の次ぐらいで多分…説明が、多分)
などと、思いをはせながら…川の駅で休憩しましょう。
つづく
P.S.
これトロッコのレールです。
川港を運ぶ運ばれる物資を行き来させていたのですね。
トロッコ自体もありましたが、それは現役ではありませんでした。
お伊勢さん参り「商人館」 ― 2013年10月28日 10時31分46秒
さて星出館のある河崎は、その昔、勢田川(せたがわ)を利用した物資の中継地でした…そうな。※
※注意)いつものように付け焼き刃の知識を述べているだけなので、鵜呑みするのは禁止です。
川沿いまでゆかずとも普通のお宅の屋根瓦などに伝統を感じる町並みです。
そして、さらに、川沿いへ行くと蔵が建ち並んでおります。
喫茶店、雑貨屋など、様々なお店になっていますが、昔は問屋さんの蔵だったのですな。
そこに江戸時代の酒問屋「小川酒店」があります。
もうちょっと普通のカメラで撮れよ…という意見もありますが、すいません、ついつい…。
現在は修復整備されて「伊勢河崎商品館」として見学できるようになっております。
周りの建物も昔の姿を保っているので、窓から外を見るとなんとなく風情があります。
桃太郎侍なんかが活躍したのでせうか?
裏にはちょっとした広場があって、展示品もあります。
おらおら大八車が通るぜ!
米をつくぜ!
ってね…。
サイダー工場(工場?製造器?)です。
構造はわかりません。どこかから噴き出してくるのでしょうか?
つづく
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