猫の毛が2005年06月17日 12時06分33秒

 左の黒いのがクー、右がリン。目つき悪っ!
 夏に向け猛然と脱毛中。一体どれくらい抜ければいいのだらう?ひたすらブラシかけをするが、とどまるところを知らない。
 おかげで、そこかしこに毛が散らかつてゐる。クー身体も太く毛も太い、ブラシの毛のたまり方が豪快である。リンの毛は細く軽いので舞ひ漂ふ。タンポポの種のやうにふんわ〜と流れてゆく。なんか顔がこそばいなと、手でこすると毛が付いてゐる。
 今も、突然、目に何か入つた!あ〜ん、ゴロゴロするよ〜。ちよいと洗面所へ‥‥‥。

 目つき悪っ!

 しかし、虫が飛び込んだわけではなささうだ。大体、部屋で眼鏡をかけてゐて、虫が飛び込むのかね?
 結局正体は判らぬまま、涙で流したが、おそらく毛である。細いんである。軽いんである。一本だけだと見えない可能性もあるんである。
 夜など、突然咳き込むことがある。こりゃあ〜。猫用の毛玉コントロールでも食べた方がいいんかいとか思ふが、人間はなめて毛づくろいするわけではないので、そこまで、飲まんと言はれる。
 性格はかなり違ふ。リンは天然で自然動物に近い。テレビで、野生動物の本能的な表情を見るとリンが浮かぶ。ただし、かなりのおバカで記憶力はかけらも無い。一方クーは感情的である。反抗的で、気に入らないことがあつた時の表情は人間並、しぐさでは短い尻尾を左右にブンッブンッと振る。相当に力がこもつてゐて「俺はこんなに機嫌が悪いんだ!」と雄弁に語つてゐる。最近見ないが、生霊も出す。ぼくにはかなり警戒心を持つてゐる。最近は座椅子の取り合ひがある。近づくと、あからさまに反応する。背中を向けていても「俺はお前がそこにいるのは判っていて、とっても、かなり警戒しているんだぞ!」とオーラを放つ。でも、どかすまで絶対にどかない。でかいので、二人で座るのは不可能なのだ。

 目つき悪っ!

 リンは全く意味不明である。抱いてなでるとすぐに「ゴロゴロ」言ふが、ほとんど条件反射のやうで、本当に気持ちいいのかどうかわからない。突然去つて行く。
 二匹はとつても仲が悪い。体重のあるクーの方が、強く、攻めまくつてゐたが、最近、リンの凶暴性が増したのか、攻撃がシャープになつた。