ロバートJ. ソウヤー ― 2005年07月06日 12時01分47秒
翻訳物が苦手だと前に書いたが、実はSFも苦手。翻訳物のSFはかなり苦手と言ふことになるかな。映画は大丈夫ですよ。つ〜か、SFアニメもやつたことあります。翻訳物SF小説のアニメ化作品もやりました。ただ、確かにSFですが、戦記物と言ふ感じでした。映画で言ふと「ハートブレイクリッジ」とか、「フルメタルジャケット」ね。あるいは南北戦争もので父と息子の話があつたんですが、タイトル忘れました。そんな感じです。 SF小説ですが、なんと言へばよいのか、科学度(?)が高くなると辛いのね。読んでゐて、何がなんだかさつぱり判らなくなつてしまうのだ。だから舞台が宇宙に出ると、大変よね。 いきなり勝手に引用すると、『通常の陽子は中性子がダウンクォークとアップクォークの組み合わせであるのに対して、この物質はマットクォークとグロシークォークからできてるの』なんてね。 マットクォークとグロシークォークは、作者の創作らしい。多分。 『バリオン物質、すなわち陽子と中性子からなる物質が宇宙の質量に占める割合が十パーセントに満たない(中略)二〇三七年に、偏在するタウ粒子ニュートリノにわずかながら質量が(中略)千分の三電子ボルトという質量が‥‥‥』なんてね。 でも、この小説は面白い。読み始め、少々、手こずつたが、構成の面白さと、興味ある展開で読めました。作者はロバートJ.ソーヤー。タイトルは『スタープレックス』(Starplex)内田昌之[訳]ハヤカワ文庫。ランズデールと共に、翻訳もの苦手人間の強い味方です。 それでも、いままでに読んだものは「地球で殺人を犯した宇宙人の法廷もの」とか、「地球人全員が未来のビジョンを見ちゃう話」とか(バリエーション豊富?)なので、SFSFした(ハードSFって言ふの?)小説は初めて。やや緊張気味に読み始めました。 この人カナダ人なのね。なるほど、今更だけど、何とも言へない平和感と人情感が醸し出されてゐる。 と、まあ、いい機会(?)なんで、カミングアウトせやうかな。充分してゐる感じもするが、そもそも『宇宙戦争』と『エピソード3』が、同時期に公開されてゐることがいい機会(!?)だつたんだよな。確か『未知との遭遇』と「スターウォーズ』も同じ時期に公開されたやうな気がするんだ。今回ほど同時ではなかつたけどね。『未知との遭遇』が春、『スターウォーズ』が夏ぐらい?もう何年前かしらね? でね、どう語つたらいいのか?ここは単刀直入に両作品とも好きでないのね。別に好き嫌ひはどうでもいいぢやんと思ひつつ、でも特に『スターウォーズ』は仕事(打ち合はせ等)でよく出てくる名前なのだ。で、みなさまごめんなさい。適当に口裏合はせてやつてきましたが、意見としては理解し充分反映して来たつもりですが、あの映画は好み外です。 困るのは『スターウォーズ』は超メジャーなんで、マスコミの扱ひにかなり問題があると思ふんだけど、『スターウォーズを嫌ひな人は世の中に存在しない』みたいな雰囲気があるのね。これはオリンピックとか、ワールドカップなんかもさうなんだけど、興味ない人もゐるのよ。その辺判つて欲しいな。 その辺、感心するのはトレッキーね。『スタートレック』のファンの方々。彼らは自分が特別(特殊?)だと判つてゐるのね。ぼくはとてもいい傾向だと思ひます。 で、仕事の話に戻ると、たとえ好みでない作品でも、あらゆる角度から参考にはなるので、結果としてはオーライだと思ひます。ぼくはデジタルリメイクした『スターウォーズ』も2本目だけは見たし、『エピソード1』も見た。多分『エピソード3』も見るのではないかなと思ひます。(逃すことは充分あり得るけど)なんでかな、やはり気になるので見るんでせう。『エピソード1』は少年のポスターがよかつたからね。ぼくは、さういふものに引かれて映画を見ます。だけど、『エピソード2』を見た記憶がないんだな〜。多分見てないんだらうな〜。 『スターウォーズ』だけサカナにしては不公平なので『未知との遭遇』にも触れませう。 前半は面白い。トリュフォーがすばらしい。後半もトリュフォーはいいけど、結果的に好み外の映画になつてしまつた。 『宇宙戦争』も逃さなければ見ます。 やっぱスピルバーグは『続、激突カージャック』でしょ。 ああ!それから『スタ』から、チューバッカは好きです。可愛いものね。 | |||
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う〜ん。肝心の『続、激突カージャック』が見つからない。まさか、見てない!? それからロバートJ. ソウヤーはホームページがあるみたい。http://www.sfwriter.com/英語だからぼくにはさっぱりですが‥‥‥。 |
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