ナツ2005年08月01日 11時27分25秒

数奇な運命をたどり、今はお隣りさんの飼ひ猫であるナツ。

 ある日、人見知りしない猫が現はれた。人なつこいので、ナツと名付けられた。うちの娘がつけたらしい。
 夏ではなく懐だ。感じで書くとなんか凄い。
 人なつこい割にはやさぐれた面も持ち合はせてゐた。しかし、その後、そもそも飼い猫だつたことが判明する。実の名は、ジャクリーヌとか、シャルロットとか、ジュヌヴィエーブとか、そんな名だつた。 正確な名は忘れた。
 ところが、飼ひ主さんとそりが合はないのか、どう考えても、お隣りさんやうちのそばにゐることの方が多かつた。

 我が家の中にも入つて来たが、先住猫のクーと仲が悪くケンカをしたある日、こたつの中で大ゲンカを始めたので、喧嘩両成敗で、均等に蹴り飛ばしたが、ナツは二度と我が家には入らなくなつた。クーは出て行かなかつた。お隣りにも先住猫がゐたのだが、どうだつたんだらう?

 ま、とにかくかうして、ナツは、いつの間にか正々堂々とお隣さんの飼ひ猫になつてゐた。もちろん今でもやさぐれて辺りをほっつき歩いてゐる。
 うちのヴィータがあつたころは、屋根が絶好の寝床だつたが、エブリィでは高すぎて乗らない。でも、下にはよく潜つてゐるやうだ。

 そのナツにコナツと言ふ敵が現はれた。命名はお隣りさんだ。
 ナツの数奇な運命はまだ続いてゐる。

夏だから2005年08月03日 10時15分50秒

 海へ行つてきた。
 エブリィは初高速。がんばつて走ります。
 しかし、出掛けに失敗。ガソリンを入れてゐなかつた!空つぽ。高速に入る前にと、ガソリンスタンド探し。これが、意外とない!?大泉辺りをぐるぐる回つてしまつた。なるべく今いる場所のそばにないかなぁ〜と、うろつくのがよくない。多少遠くても確実に知つてゐる場所に行くとか、思ひ切つて高速の入り口変へるぐらいの気持ちの方が、いいのでは?と思ふ翌日このごろ。
 と、無駄な時間を過ごした後、高速へ。
 あれ?
 ご存知の方多いと思ひますが、大泉から外環道へ入ると、美女木ジャンクションに信号がある。高速道路に信号があるなんて!と言ふ信じられない事態なので、記憶は確か、何度も通りましたし。でも、それが、なくなつてゐる。いつ?大泉からは一本道なので、コースが変はるわけないんだけど‥‥‥。と、戸惑つたまま(きつと短期間のうちに変へたんだ!と勝手に解釈して走り続け(高速なんで止まれない。だけど、渋滞で止まつた)荒川沿ひの風光明媚な道を走り続ける。いい景色だなぁ〜。でも、こんなとこ知らないぞ‥‥‥。いつの間にか、つなぎ変へたんだな〜。素早いな〜。とか感心してゐると、湾岸直通と言ふか、京葉道路に入るにはエライ遠回りをせなあかん事態に‥‥‥。あれ〜?
 ま、仕方ないので、大して変はらんし、湾岸で千葉方面へ行きましたがね。
 で、調べました。冷静に考えても見てよ。首都高速のコース大変更があつたとしたら大事件だよね。どうやらエブリィくんの走りに、夢中になつて美女木を過ぎて川口まで行つてゐたらしい。らしいと言ふか、間違ひない。
 帰りは京葉から首都高へいつも通り来ましたもんね。池袋方面が異様に混んでゐたので、新宿へ抜けましたが。

 んで、雷雨もあると言ふ予想の中、途中確かに『超局地的』『超一瞬の土砂降り』などに遭遇しましたが、海岸はよい天気。風が涼しく心地よいぐらいでした。平日と言ふこともあり(まさか休日も!?)千葉大網白里海岸は『ほどよい』海水浴客の数‥‥‥。おそらくご近所さんだと思ふんですが、幼児を連れたママたちが、結構ゐました。ま、公園へ行くやうなもんだろと勝手に決めました。日課です。そのうち公園デビューならぬ海岸デビューが、千葉のママの必須課目になるのでせう。

 ところで、日本中から砂浜がなくなりつつある!と言ふニュースを見たばかりなので、気にしてみたのですが、う〜〜〜ん。白里海岸は(海そのものが)3年ぶりかな、人の数が少なかつたせいでせうか?砂浜が結構見えたので、わかりませんでした。観察眼が、いかんな〜。それよりも『海の家』が激減!してゐるのでは?と、その方が、気になりました。大丈夫か大網白里!きつと日曜は大混雑なんだよな!と誰にも届かない叫び。

 これ、前にも紹介した。ワイドラックスのフイルム装填ミスによるワイド感が増した(右だけ)映像ね。2000年です。レスキュー本部の前で、人少ないけど、両側に詰まつてるでしょ。ワイドなんで凝縮されちやうのね。

 こ、これ‥‥‥なんか寂しげ?砂浜狭い?い、いや、天気のせいでしょ‥‥‥。2002年だもん‥‥‥。
 ま、いづれにしろ定点観測になつてないし、カメラ違ふし、砂浜の比較にはなりませんな。今年カメラ持つてつてないし‥‥‥。
 昨今、カメラ持つて海岸うろつくと、まづいっしょ?カメラの向きが怪しいなんつって、通報されたりしてね〜。
 さびしい‥‥‥。

ボスニアからジャマイカ2005年08月05日 11時06分19秒

 さる一日(ついたち)、映画の日なので、銀座へ。銀座シネスイッチ(シネスイッチを何気なく変換したら『死ねスイッチ』と出た。くはばらくはばら)で上映する作品の特別鑑賞券は、そこそこの値段なので、映画の日がいいのだ。ところで、正式にはシネスイッチ銀座のやうだ。
 ライフ イズ ミラクル見ました。英語タイトルですね。セリフは、セルビア語?クロアチア語?ボスニア語??ムスリムとの言ひ回しの違ひなんかも、やりとりの中にあつた様子だが‥‥‥舞台はボスニアだらう。川を渡つてセルビアとか、言つてゐた‥‥‥う〜ん厄介だ‥‥‥と、もうなんつ〜か、『アンダーグラウンド』以来、気になつて仕方ないエミール クストリッツァの作品。『パパは、出張中!』がデビュー作なのかな?今回の作品は集大成な感じがすると言ふか、この人出身地はユーゴスラビア‥‥‥って、今、ねえよ。『アンダーグラウンド』のセリフで「かつてここに国があった」と言ふのが、忘れられない。だから、あきらかにコメディなんだけど、なかなか笑へないんです。この人の映画。でも、今回は笑つてしまつた箇所多数。やれやれ、突き抜けてしまつたのか?それとも根源まで戻つてきたのか?
 もう恥づかしいけど、仕方ないので、正直に書きます。この映画は一生に一度巡り会へるかどうか?って言ふぐらいな作品です。つ〜か、見ててさう思ひました。
 だけど、あのよくわからない紛争(内戦?戦争!)がなければこの映画は生まれなかつたのだな、と思ふと複雑なものがあります。アメリカングラフィティしかり、ファンダンゴ(おっと、マイナー)しかり、いい映画が作るために戦争起こされても困ります。どうなるイラク。
 なので、一生に一度とか言ひつつ、無理して見ることもないでせう。「ローマを見て死ね」みたいなもんか。

 さて、そんなこんなで『ジャマイカ 楽園の真実』まで見てしまいました。これは、お勧めでなく、見るのは義務みたいなもんです。政治家には「時計仕掛けのオレンジ」の拷問みたいにして見せなければいかんのかも知れません。ま、いい結果は得られないでせうが‥‥‥と言ふぐらい策なしな映画でなくて現実。
 シニア夫婦。ぼくよりやや年上ぐらいのヤンキーオヤジ。青年男子2名と、総勢6人で見ました。日本も人ごとでないんでないかいと思ひながら、見ていたら、IMFで日本は2番目に影響力があるって!?どういふこと?もちろん1番は搾取の国アメリカだから、2番目と言つても実質2番以下同列なのかも知れません。と言ふかあのIMFのスポークスマンは、米粒さんや低木さんと同じで「日本」と発言しておけば、矛先が薄れると思つたんでせうか。
 もう夢なし未来なしな状況がつづられていき、こちらは考えちやつて考えちやつて、あれこれ想像してゐるうちに、肝心なところ見逃しました!?ええ!
 おそらく草の根的な運動だと思ひますが、ジャマイカ人にはまだ希望があるのだと、照れくさそうに語るおばさんが、印象的。でも、細かい内容を見損なっちゃったよ〜ん!
 なので、誰か、見て教えておくれ。

 ジャマイカと言へば、やはりレゲエなんだけど、ま、それはまたそのうち。

60年2005年08月06日 08時48分52秒

撮つたのは2003年8月6日。