ボスニアからジャマイカ ― 2005年08月05日 11時06分19秒
さる一日(ついたち)、映画の日なので、銀座へ。銀座シネスイッチ(シネスイッチを何気なく変換したら『死ねスイッチ』と出た。くはばらくはばら)で上映する作品の特別鑑賞券は、そこそこの値段なので、映画の日がいいのだ。ところで、正式にはシネスイッチ銀座のやうだ。 ライフ イズ ミラクル見ました。英語タイトルですね。セリフは、セルビア語?クロアチア語?ボスニア語??ムスリムとの言ひ回しの違ひなんかも、やりとりの中にあつた様子だが‥‥‥舞台はボスニアだらう。川を渡つてセルビアとか、言つてゐた‥‥‥う〜ん厄介だ‥‥‥と、もうなんつ〜か、『アンダーグラウンド』以来、気になつて仕方ないエミール クストリッツァの作品。『パパは、出張中!』がデビュー作なのかな?今回の作品は集大成な感じがすると言ふか、この人出身地はユーゴスラビア‥‥‥って、今、ねえよ。『アンダーグラウンド』のセリフで「かつてここに国があった」と言ふのが、忘れられない。だから、あきらかにコメディなんだけど、なかなか笑へないんです。この人の映画。でも、今回は笑つてしまつた箇所多数。やれやれ、突き抜けてしまつたのか?それとも根源まで戻つてきたのか? もう恥づかしいけど、仕方ないので、正直に書きます。この映画は一生に一度巡り会へるかどうか?って言ふぐらいな作品です。つ〜か、見ててさう思ひました。 だけど、あのよくわからない紛争(内戦?戦争!)がなければこの映画は生まれなかつたのだな、と思ふと複雑なものがあります。アメリカングラフィティしかり、ファンダンゴ(おっと、マイナー)しかり、いい映画が作るために戦争起こされても困ります。どうなるイラク。 なので、一生に一度とか言ひつつ、無理して見ることもないでせう。「ローマを見て死ね」みたいなもんか。
さて、そんなこんなで『ジャマイカ 楽園の真実』まで見てしまいました。これは、お勧めでなく、見るのは義務みたいなもんです。政治家には「時計仕掛けのオレンジ」の拷問みたいにして見せなければいかんのかも知れません。ま、いい結果は得られないでせうが‥‥‥と言ふぐらい策なしな映画でなくて現実。
ジャマイカと言へば、やはりレゲエなんだけど、ま、それはまたそのうち。 |
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