真下から見る打ち上げ花火2005年08月07日 15時45分55秒

 昨夜、近所の公園で、盆踊りと打ち上げ花火。
 いつも、窓から見え隠れする花火を見てゐたのだが、今回は現場へ!
 まあ、町のお祭りだから、規模も小さいし数も少ないが、そのかわり真上で広がる花火を見られた。なんだか新鮮な気がした。生まれて初めてだつたのかも知れない。なんか得した気がした。
 本当に真上だから首は直角!数が多かつたらムチウチになつてしまうところか‥‥‥!?
 だからと言ふことでもないが、最近、仕事で初めての人、久しぶりな人に会ふことが、多くなり、しばらく作つてゐなかつた名刺を作らうかなと思つてゐたところだつたので、下絵を花火にした。
 これ、でも、12月。冬の花火なのね。
 秩父夜祭り。結構派手です。
 昨日の花火を思はせるちょうど良いのがなかつたのだ。
 ところで、おそらく名刺の下絵としては「うるさ過ぎるのでは?」と思つたと思ひますが、いや、率直に「何これ?」とツッコんでいただけたかも知れませんが、ぼくの名刺は見にくいんです。
 例えば‥‥‥。
 これ、ほんの一例ですが‥‥‥。あるとき、ベテランの作画の方に、読めないよ〜と言はれ、少し反省しました。絵柄はひかえ、字は大きくと、意識するやうになりました。自分も老眼になり、実感もしてゐますが、久しぶりに作つたので、元の木阿弥と言ふところでせうか。

 ‥‥‥いやぁ〜。驚き。と、突然何が?
 「もとのもくあみ」でワープロが一番最初に変換したのが「元の木網」なんですよぉ。これは人の名で、江戸の狂歌師なんださうですが、あたしの頭の中にはなんとなく歌舞伎作者の「河竹黙阿弥」がゐたんですよぉ〜。(さっきから何故か急に珠緒風)でも、ここで言ひたいのは〜「元の木阿弥」なんだけどぉ〜。「元の木阿弥」って〜、なんとなくぅ〜歌舞伎に関係してぇ〜、出来た言葉かな〜ぁ〜〜と思ひ込んでゐたんだけど〜、全然関係ないんです〜〜ぅ。驚きましたぁ〜。
 と言ふか、恥づかしながら無知でした。阿弥音の阿弥は、黙阿弥でも木阿弥でもなく阿弥陀仏の阿弥ですが、いかんよな〜。でも、またブログのお陰でひとつ勉強になつた。真上花火と同じく初体験!?

ひまわり2005年08月08日 13時45分48秒

 ひまわりが咲いている。近所にも群生地と言ふかひまわり畑がある。一時期「小さいな〜」と思つてゐたひまわりの花も、慣れたのかそれともまた少し大きくなつたのか「やや小さい」ぐらいな感じに思へる。
 ひまわり、向日葵、ヒマワリ。やはり「ひまわり」がいいな。あの花を一番表現してゐるのは、ひらがなぢやないかなと思ふ。
 近所の何カ所のうちのひとつのひまわりたちが気になる。群れのほとんどの花が東北東を向いて、しかもうなだれてゐる。咲いてからもう幾日も過ぎたが、しおれるのははやいのでは?ひまわりと言ふとお日様へ向いて首を回すみたいな印象があるのだが、あれは、記憶違ひだつたんだらうか?向日葵なる感じはそこからきてゐるのではないのかな〜?まあ、一日中観察したわけではないけれど、首を回してゐるやうには見えないな。あのそこそこ太い茎を回すのは大変だらう。
 そのうなだれ具合を撮らうと、久しぶりに重いサリュートを持ち出し、打ち合はせ帰りだから夕方にそばへ行きました。しかし、高さが微妙で撮りにくかつたな〜。しかも、巻き取りを忘れて、みんなのうなだれ写真を重ね撮りしてしまつたし。普通はこのタイプのカメラは、シャッターとフイルムの巻き取りが同期してゐるのだけれど、ぼくのは連動が悪いので、シャッターとフイルムを別々に巻いてゐるのだ。それで、時として、シャッターだけ巻いて撮つちやうんだな。フジペットと同じです。思はぬダブラシ写真が撮れることもあるし、ぐちゃぐちゃで見にくいだけになることもあります。

カメラとフイルムの具合。
 ところで、このあたりは高圧線の通り道でもあります。鉄塔の真下の空間に洗濯物を干してゐるところなんかもあります!何故か堂々と小さな公園になつてゐるところもあるんですが、問題はないんですかね?ひまわりたちのうなだれ具合が気になるところです。写真は、その辺の追究に失敗しておりますが、全く想像を絶する写真も撮れとりますので、見たい人はどうぞ。
 下の段の奴は孤高と言ふか一人西を向いて咲いとります。
 その具合が下の写真で判ります。
 逆光の写真は東側下方から撮つとります。下方からなんで、うなだれ具合がいまいちです。
 で、次の写真が今回のお気に入り。
 予期せぬ多重露出で、うまく(?)いつたバージョン。上下逆さまでダブらしちまつたのもありますが、それは未収録(?)なんとなくみんなのうなだれ具合わかるかなぁ?
 そして、さて、次がね秘密の写真です。
 実はいまさらながら、ぼくのスクーターは2代目でして‥‥‥。
 最初の納車の予定日の前々日のことですが、お店から電話があつて、なんだか言ひにくさうに「実は、配送中に、じこ‥‥‥っ転倒しまして、‥‥‥それで、あの‥‥‥キズがついてしまつたので、今新しいの手配しているので‥‥‥、少し遅れます」
 ぼくのはGT!って奴で(自慢自慢)注文のとき確か二台しか残つてゐないと言はれたやうな気がします。と言ふことは最後の一台になつたんでせうか?コケた奴はいきなり中古扱ひ?の憂き目にあつたんでせうか?そもそも、イタリアから海を渡つてくる間に何かあつたんでせうか‥‥‥‥‥‥。
 すべては謎です。
 ネガを見た時ドキッとしたので、ネガもね。

静かな長崎2005年08月09日 10時05分36秒

 長崎は2度ほど行つたことがあるのですが、ここへは帰り間際にわずかな時間立ち寄つただけ。1999年9月27日夕刻。
 その時間のせい?人はまばら。大きいけれど、町中のただの公園と言ふ感じ。
 まだ紹介してゐないミノックスで撮影。
 下もまだ紹介してゐないコンタックスの巻き取り不良。コンタックス本体の写真はない。
 なんと言ふか「ここは観光地なんかにしないぞ!」と言ふ長崎の意思を感じます。
 普賢岳が噴火した年に初めて長崎へ行つたんですけど、路線バスの運転手が「ここからだと頂上がよく見えるよ」と、突然バスを止めて見せてくれました。
 そんな長崎で、ここは「ただの何もない公園」なんです。今日行くと違ふんですかね。

真実の瞬間2005年08月10日 10時44分23秒

 アニメーションスクールの生徒の卒業制作を見てる。昨年から二度目。
 この間コンテを見た。三者三様であり、とりとめもなく困つたので、コンテを描いた本人たちに集まつてもらい。意見を述べる。当然彼らはまだ素人。プロとして意見をはくのは緊張する。どこまで話が伝はるかも計りきれない。
 さて、直しのコンテが上がつてきた。これはびつくり、驚くほどよくなつてゐる。あの説明で、これだけ理解できればたいしたものだ。いや、ぼくの説明が素晴らしかつたのか!なんてね。
 しかし、先生の「あたりざんさちふと」氏に言はせると、まだまだではないかと、それなりに厳しい。この辺、単なるアドバイザーと先生では少々温度差がある。でもこの短期間での改善具合には感心。これからまだまだやることはある。どんどん前に進んで欲しい。
 ところで(何がところで?)「メタリカ真実の瞬間」を見た。
 メタリカと言ふのは知らない人もゐると思ふが、メタりかと言ふぐらいでヘビーメタルバンドだ。ぼくもよく知らん‥‥‥。
 あれ?では何故見たの?
 それもよくわからん。時間が丁度合ふのが、他になかつたのだ。
 にしても、たまたま時間が合つたから2時間20分の映画を見ると言ふのは普通ではないかも知れぬ。だいたいロックの映画は長いね。むか〜し「ウッドストック」と「レッドツェペリン狂熱のライブ」の2本立てが流行つたことがある。ロック映画2本立てと言ふとこれだ。これが長いっ!ことに「狂熱」の退屈さと言つたらZ級だ!この独特の空間に耐えられる奴だけが真のロッカーに慣れるんだと思ふ。眠いのに眠れない!うるさくてではない。何故か眠れないのだ。この麻薬的感覚に浸れるかどうかが、この2本立ての意義だ。肩凝つたな〜〜。
 さて「メタリカ」だ。これは、ライブ映画ではなくて、最新アルバム制作開始から完成までの紆余曲折の記録である。アルバム作りと言ふと産みの苦しみ的な記録かと思ふが、これはむしろ生きる苦しみと言つた方が近いと思ふ。アルバム制作にセラピストがついてゐると言ふ自体は、さすがアメリカと言つて済ませられるものなのか?彼らがどこまでカメラを意識していたのか不明。カメラがなかつたら殺し合ひでもしてゐたのか?一体カメラを何台置いて撮影してゐたのか気になるところ。発言に対して、カメラがジャストフィットでドキュメントとしては恐ろしいぐらい。
 すでにベーシストは脱退した後で(ボーカルにやめさせられた)レコーディングのベースは、プロデューサー自ら担当。それで、ジャムセッションの中から曲を作つてゆくのは凄いな。そして、アルバムほぼ完成と言ふときライブツアーのために急遽ベーシスト募集!変な話だが、選ばれた彼が一番生き生きしてゐたな。とにかく緊迫を余儀なくされる中で、彼の出現は救ひです。
 この映画、ファンと、ファン以外ではかなり温度差があると思ふが、「面白い」とか「よくできてる」とか「感動した」とか、さういふものではないですね。ただただ2時間20分、緊張感で見せられてしまつた。肩は凝りませんでした。
 メンバー紹介!?
 ボーカル/ラッセル クロウ似
 ドラムス/ジョンリ スゴー似リュック ベッソン混ぜ
 ギター/プエルトリコ系でよく出てる人、名前知らない似。この人がゐなくなつたらバンドは崩壊すると思ふ。
 プロデューサーボブ/アメリカ人のジェラール ドパリュー。
 そして、ベース/野蛮なベニチオ デル トロ!
 あつとそれからセラピスト/ジョンハート