ギター改造計画(前編)2005年09月06日 22時55分03秒

 『17歳の風景』のはずだつたんだけど、とある素材が揃つたので、これを先に。でも、前編です。

ギター改造計画(前編)

 あらかじめお詫び!?

 この『ギター改造計画(前編/のちにあるであらう後編、それが完結篇)』は、物を大事にする人にはお勧めしません。見ない方がよいと思ひます。

 では、さて、中学か高校の時に買つたギターをまだ持つてる。正確にいつだか覚えてない。上達しなかつたので、こだわりが少ないのだと思ふ。でも、捨ててない。スチールギターなんだが、こともあらうにウエスタンギターと言ふのかしら、ボディのでかい奴だ。身体小さいのになんでこんなの買つたんだらうと思ふ。カントリーが好きだつたからなんだが、果たしてカントリー歌手がみんなでかいのを持つてゐたかどうかは疑問である。
 でかい物へのあこがれはあつた。
 ともあれ、全然上達はしなかつたが、スリーコードぐらいは鳴らせるので、年に数回は触つてゐた。しかし、でかいので、重く邪魔で、腕が痛くなるし、ここ数年触りもしなくなつてしまつた。

 さて、どうしやう‥‥‥。このまま、このギターは触れられることもなくホコリまみれに(もうすでになつてゐる)なり、錆びた弦は交換されることもなく、しかも捨てられることさえなく居続けるだけなんだらうか?
 ‥‥‥って、すべては持ち主の意思なんだね。
 そこで、少しは触らう。そのために、軽く持ちやすくせやう!ボディに当たる腕が痛くならないやうにせやう!と一大決心!(オーバーな表現です)
 小さくすることにした。
 ボディを細長くしてみやうとかも思つたが、それは無謀な計画だとあつさり断念。とにかく薄くすることにした。

 で、いきなりのこぎりでぶった切りだぜ!

 と、こんな感じ。
 のこぎりは、左手の親指のつけねから血が噴出事件(?)のレーザーソーです。
 で、さらに薄くするために、補強部分だけを残してさらに切る。すると、2本のこんなギター型の「輪っか」が出来ます。
 これはまだ、部屋に残つておりますが、さすがに捨てると思ひます。

 そして、重ねてテープ(撮影機材用の布テープ。便利!)で、ぐるりんこと張り合はせます。

 完成!るるるん!

 ‥‥‥しかし。
 この後、少し考えれば当たり前のことが起こりますが、このときはルンルン。
 何年前に買つたのか忘れたけど、何故かあつた交換用の弦を張り始めました。
 そもそもこの行為が凄く久しぶり。
 で、なんだか、調弦がなかなかうまくゆかない。
 あれ?合はせたつもりが、次の弦を合はせてゐるうちにどんどん狂つてゆく。
 う〜ん?なんでだ〜?へんだな〜?とよくよく見てみると!
 ネックとボディがこんな風に(ピント合つてないしあまりにもわかりづらいので、図解入り)反り返つてゐました。

 ガガ〜ン!そりゃそうだ!ボディ剛性壊したんだもん!
 びにょんぶにょんとまあ、面白い楽器は出来たんですが、奏法を開発するのはむづかしい‥‥‥っつ〜か、ちやんと考えろよっ!

 と、思ひました。
 これは、張り合はせを強化するだけでは、すまないなと思ひました。
 といふことで『ギター改造計画(後編=完結篇)』へつづく。