秋のマイナー映画祭り2005年10月19日 10時30分40秒

 整理しないまま忘れてしまうといけないので、まとめとこ。

 渋谷のシアターイメージフォーラムは、いはゆるアート系ミニシアターなのだが、アート系ばかりとも言い切れない。油断をしてゐると変な作品をやるので、侮れない映画館だ。
 最近では『STOMPの愛しの掃除機』がある。タイトルからしてよくわからん。STOMPは、ガラクタとか、日用品なんでも使ってリズムを作る集団だ。このような集団がゐてもおかしくはないと思うが、実は知らなかった。
 ガラクタ日用品で音楽と言えば真っ先に『ニッティグリッティダートバンド』を思い出す。『ニッティグリッティ‥‥‥』自体はブルーグラスとかカントリーの範疇のバンドだが、ジャグバンドなどとの紹介文を見たことがある。ステージでも曲によって洗濯板や大きな金だらいを使って演奏する。でも、ジャグバンドを調べてみると、ガラス瓶をブーブー吹いて、ベース替わりにするのをそう呼ぶみたいだ。誰でも一度はやったことがあると思うあれだ。
 と、それを追究するのは機会を待つとして、STOMPはあくまでもリズム隊だ。だけど、リズムだけで音楽を構成してゐて、動きもあるので、見応え聞き応えがありそうだ。「そうだ」といふのは、映画からの感想だ。ピンクフロイドの『マネー』のイントロを思い浮かべてもいい。(レジスターの出す何種類かの音の要素で、一定のリズムを刻んでる)それを追究して、パフォーマンスを広げてゐるのがSTOMPだ。だけど、映画のストーリーとは全く関係がない。映画は簡単に言うと『変な映画だ』
 とある掃除機会社を分割して相続した二人の息子の不毛な争いを背景に、新々掃除機会社の発注でスパイ潜入した(工作員会社社長の息子)青年が、伝説の掃除機『ベス』の取り合いに巻き込まれ、スパイを疑われ、敵対工場の女工と恋に落ち、実は‥‥‥。
 まあ、そんな話です。これは、好みの映画だったのだが、この日は寒かった‥‥‥。コンクリート打ちっぱなしのシアターイメージフォーラム内は、底冷え。ぼくだけだったんだろうか?とにかく寒くて寒くて、都合3度「ごめんなさい寒くてたまらない」と映画館の人に声をかけた。しかし、術がなかったのであろう。ぼぅ〜〜〜。と、しばし空調が働くが館内暖まらず。これが、シネクイントなら、毛布(おしゃれにブランケットと言うのだ)を貸してくれるのだが、ここは用意がない。そんなこんなで、映画に集中できず、楽しみ半減と言ったところだろうか?かういふ映画は気楽にノッてなんぼやからね。惜しいことをした。シアターイメージフォーラムさん。毛布は必須ですぜ、何かと。

 このブログには何かと出てくる大泉のT・JOYは、6本見ると1本ただになる。カードにスタンプを押してためるのだが、その有効期限が、半年ぐらいしかなくて、つまり月一で見ないと、たまらない。これが、意外に大変だ。それこそ、渋谷辺りでしかやってゐないマイナー映画をやってくれれば喜んで見に行くが、当たり前の映画しか上映しない。(でないと客がこなくてつぶれるからだ。それはそれで、困る)大作系は、新宿等へ出て行き特別鑑賞券を買ってみるので、わざわざ大泉へ戻ることはない。都心へ出るのが面倒くさい時にTSUTAYAカードの200円引きで見る。電車賃を考えればそこそこの割引ではある。セコいようだが、安く見られるならそれに越したことはない。
 まあ、そこそこ大変なんだが、今年は上半期、家族3人でそこそこ利用した結果、2枚分たまった!やった!
 でも、この無料鑑賞は、日曜祝日不可。しかもカードの有効期限内に見なければいけないのだ。条件厳しい。
 期限がせまったので、おかぴと『ファンタスティック4』を見た。予告編を見た時『Xメン』がいつの間に「4」になったのと一瞬勘違いしてしまった。でも、これはマイナー映画とは言えんな。大作?と言う訳にもいかない?そんなアメリカンコミック映画だ。面白かったな〜。アメコミは実写がいいね〜。まあ、映像技術が向上したおかげで、映画化可能になったのだろうけど、やはりスーパーマンの昔から、アメコミの実写映画は、楽しいです。おいら泣きそうになっちゃったぜ。

 でもってぇ〜。やはりマイナー映画と言ったら東銀座のシネパトスでしょ!しかもここをミニシアターなんて言う奴はゐない。アート系って何?みたいな、優れ館です。(まさか、ミニシアターと呼ばれたいのかしら?)
 ここはね。「え?そんな映画があったの?いつの間に公開してたの?」なんて言う『B級映画のメッカ』です!
 その上、日比谷線による『センサラウンド方式』が楽しめる都内唯一(三館あるんだけど)の劇場です。
 ところが、最近補修(リニューアルとか言わない)して、シートも新しくなり、さらに壁に細工をしてしまったのか?センサラウンドが弱くなりました。
 おかげで大変見やすくなったけれど、なんか風情が‥‥‥。もったいないなんて言ってはいけませんがね。
 でも、広さとスクリーンの位置は変わってませんから安心を。ただ「3」のシートの背が高くなり過ぎのような気がします。なんとなく首を上げないとスクリーンの下が切れる感じです。
 と、ここまで書いて、突然気がつきました。三館とか「3」と書きましたが、ぼくは「1」に入ったことがない!単純に広さで言うと1、2、3の順だと思います。入ったことがないので確かなことは言えませんが「1」はメイン劇場なんですね。B映画のメッカと書きましたが、ぼくが愛用してゐるのは「2、3」なわけで、「1」は、メジャー映画もやってゐるのかも知れません。あなおそろし。
 今度、なんでもいいから「1」に入ってみようかな。
 ともあれ、TSUTAYAなどで、大量に並んでゐるサスペンス映画やアクション映画。何故か新作コーナーにあるんだけど、聞いたことのない映画、公開時に話題騒然とか書いてるけど一体いつ公開したの?テレビムービーぢやないのぉ?などと疑問に思ったことがあるやも知れませぬ。中にはテレビムービーもあると思います。でも、大概はここ「シネパトス」でやった作品と思って間違いないでしょう。メッカですから。
 といふことで、今回は、ノーマルスケジュールの最終回からレイトショーへとはしごです。何を基準にレイトショーオンリーにするのかはよくわかりません。今回は、陰湿度が高い方がレイトショーでしたね。
 まあ、順番に『エコーズ(STIR OF ECHOES)』
 リチャードマシスン原作。ちょっとイラつき系の役どころがはまる役者になった感じのあるケヴィンベーコンが出てます。
 内容的には、割りと最近紹介した『消えた少年たち』やスティーブンキングな感じ。映画では『シックスセンス』『シャイニング(ああ、キングか)』そして『スキャナーズ』なんかもいいな。
 「いいな」ってなんか変ですね。相変わらず漠然とした物言ひですが、アメリカの「小さな町」ものです。
 面白いです。最初、ちょいと入りにくいですが、キャスティングかな〜?子役はいいと思うけど。でも、ローリングストーンズと殺人てどうしてリンクしやすいのでしょう?ベトナム戦争映画でも、ストーンズは大活躍だったものな〜。『帰郷』でビートルズ『ヘイジュード』がかかったときは「おいおい」と思ったが『アウトオブタイム』はフィットだもんな〜。
 と、横道へそれて、次は『ヘッドハンター(PURSUED)』
 クリスチャンスレーターですね。そんな職業があるのか?あるんだろうな〜。エージェントの国だからな。まあ、優秀な奴を引き抜いて大企業に斡旋して、報酬をもらいつつ、さらに企業の株を買って、自分が押し込んだ優秀な人材の活躍で株価もあがり、もうかる!?
 それが、クリスチャンスレーターです。こいつが滅茶苦茶悪い奴!冒頭から悪さ全開!
 ただ、どうなのか?あまりにも悪い奴過ぎるので、周りの奴がダマされて行くのがどうも納得いかない。なんで、こんな悪い奴を信用するんだろうと思ってしまう。もちろん「いい人ぶって」ダマしてゐるのだが、見てゐる側としては、明々白々なので、困る。犯人を見せてから謎解きをすると言う大胆な手法で面白かったのは『コロンボ』シリーズだが、あれとも違う。かなり強引な展開だ。力づくで、ぐいぐい引っ張ってゆく。なりふり構わぬ映画だ。最後までそんな調子で見せられてしまう。
 どうせマイナーな映画だから最後まで書いちゃうよ
 と言ふか最後まで書いても支障がないような気がするなぁ。
 人によって感じ方が違うのではないかと思うし。それは、いろいろに解釈できるとかそんなことではなくて、好みの問題。
 一言でいふとハッピーエンドです。それに至る展開はスピーディで、緊張感もあり、よく出来てます。でも、ぼくは全然すっきりしなかったのね。なんか疲れてしまった‥‥‥。
 おそらくそもそもの話がぼく向きでなかったのだろうね。世の中にはいろいろな事があります。

 センサラウンドと言えばこれだ!都内有数の映画館でしか為されなかったのだ!正月映画だぜ!
 掃除機はもう一度見直したい気持ちはあるが‥‥‥。

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