映像資料22005年10月11日 12時25分23秒

  今日から少し文字使ひを変えてみる。話し言葉そのままなのに旧仮名遣ひは、今さらだけど読みにくい。いい加減だし。
 さて、今回は最初から参考資料探し(1)見たいだけ(9)の割り合ひで望んだ。潔い。
 見たのは「オーシャンオブファイアー」だ。昨年の4月か5月に見た。
 好きな映画だけど、以前なら誰かに説明する時「砂漠で馬がレースする話。結構面白いよ」ぐらいにしか言わなかったと思う。間違いでは無いが、あまいな。これは実にいい映画だ。
 この映画は出だしの20分ぐらいが大変大事だね。本編(?)のレースシーンが面白いので忘れてしまうんだね。いや、ぼくが忘れてしまったんだね。何見てたんだろね。今回、見始めてから「ああ、そんなラストシーンだったね」と改めて思いましたよ。おかげで冒頭のシーンだけ見ててジーンときちゃったし、レースシーンなんか滅茶苦茶感情移入しちゃったよ。映画は二回は見るべきかね〜。昔はくり返し見たかな〜。
 つ〜か、そもそも見る時の真剣味が足りんのか?

 ひとつ言ひ訳混じりの分析をしてみると、今も続いてゐるが、昨年はイラク問題真っ盛りで、アメリカ人とアラブ人の戦いの構図の見えるこの映画を見ると、どうしても気になってしまったんだな。そっちへ目が行ってしまったんだ。
 だけど、本質は主人公のアイデンティティにあったんだね。力(ちから)入るな〜。
 イラク問題が薄れた分、今度は自然保護的な部分が、大きくなり過ぎた感があるけどね。それはいいことでしょ。もちろんもっと突いてみれば、悪女が悪女過ぎてそこまで悪くしなくてもいいのでは?とか思うけど、それで、面白くなってゐることも事実だし。
 なによりも主人公の我慢強さがたまらない。それも、自分の存在がどれほどのものかといふ態度からくるもので、根性で耐えてるのではないのだよね。だから、自分は貶されてもいいけど、馬を貶したら許さんよと、そこでは全然ためらいがない。殴る蹴る殺す。ま、アメリカ映画だし。
 ぼくは馬が好きなのかなぁ〜?ことさら思ったことないけど、美しいよね〜。「弾丸を噛め」も、もちろん馬の映画だったし、馬気分が高まってきちゃったな〜。仕方ないから、今度は「すべての美しい馬」でも借りて見ようかな〜。以前に書いたかなぁ?トイレ我慢できなくて、ラストシーン見てないのだよね〜。大ラスのショットは見たんだけどね。「しずか〜で、地味〜な、いい映画ですよ」見直したら感想が変わるか?それより競馬でも始めろといふ啓示か!?

星戦争逸話弐2005年10月12日 13時12分46秒

 昨日書いたラクガキ。(ぼくは何の影響を受けているのかね?)

 娘は中間試験。勉強してゐるその横で父は「スターウォーズエピソード2」を見る。
 やはり見てゐないと結論を出し借りて来た。浅川マキ騒動で、久しぶりにTSUTAYAの空気を吸つたので、その気になったのだろう。
 まだ公開してゐるから、3も見るつもりで、借りて来たのだ。やはり続き物は順番に見なければね。
 以前スターウォーズが苦手だと書いた。でも気になるから見たいと。苦手といふことは、言い換えれば嫌いといふことなんだが、それには理由がある。
 だけど、その説明は後にして「エピソード2」は面白かった。なんだか『偉いな』と思った。実はかなり好感を持った。挑戦する姿が若いと思った。いはゆる守りに入ってないといふ事。これは凄いと思う。まあ、多額の資金を持ってすればこのぐらいの挑戦は楽なものよ。と見る事もできるが、正直物凄いチープだ!そのチープさをものともしないで、真正面から押し切る力(ちから)には、圧倒される。と、これは、画面作りとアクションシーンの事。
 お話は、よくも恥ずかし気もなくこんなシーンが作れるなと、あきれる部分あり。これには少々困った。
 と、同時にこれは大変複雑な話で、子供たちは理解してるのかしら?と思ってしまった。
 ぼくは、わかったかどうか自信がありません。
 苦手なので、いままであまり追求(分析)してこなかったことが仇となったのか。
 銀河共和国と言ってゐる(訳されてゐる?)が、まずこれがわからない。(恥を忍んで書いてますぜ)
 思うに今の世の中で考えると、共和国といふより「国際連合」に近いのでは無いか?前三作との時間軸を考えると「国際連盟」か。その内部に造反者がゐて、それを先読みした人がゐて、クローン軍団を発注したのか?いやいや、クローンの元になったとされる賞金稼ぎは、適役側だから、どうなのよ!?
 といふ具合に混乱してしまいました。
 ただ、ドキッとすることは、もしかして、それが「ただ戦争がしたいだけの黒幕の陰謀」を意味してゐるのだとしたら(まさかルーカスは『本気』なんだろうか?)そら恐ろしいほどに某国の軍需産業のあり方を描いてます。これは驚き。もしも本気だとしたら、見直さなくてはならない。ルーカスとは何ものなんだろう?
 確かにコッポラ、ルーカス、スピルバーグとならべると、ルーカスだけがオタク顔をしてゐない!
 でも、もしもそうだとしたら、どこで心変わりをしたのだろう?
 と、ここで、第一作の話をする。
 ぼくも御多分にもれず、スターウォーズは楽しみにした。公開前に気分は高まった。でも、大きいのはあの音楽だったと思う。非常によく出来てる。人々の気分を高める曲だ。
 そして、見たらレイア姫がチョメチョメだった。これで幻滅した若者は絶対に多いはずだ!仕方なくR2とチューバッカに感情移入して見た。そのせいか?
 面白いストーリーとは思えなかった。でも、楽しめる映画ではある筈だ。それなのに「何か」が引っ掛かったのだ。それは、ラストシーンで軍隊勢ぞろいした時に、感じる違和感だ。チューバッカの可愛い吠え声があることで、ごまかされるが、スターウォーズはあきらかに戦意昂揚映画だ。そもそも『星戦争』だもんな。
 そんな思いが浮かんでしまったのだ。といふのは、そもそも60年代末期から70年代のアメリカ映画といふのは、ベトナム戦争のおかげで、反戦といふか嫌戦気分の映画が多かったのだ。(もちろん好戦映画もあったが、世論が反戦映画を持ち上げた)
 そこに77年スターウォーズが飛び込んで来た。アメリカ人大喜び。だって戦争したいんだもん!!宇宙ならOKぢやん!ぢやんぢやんぢやん!と飛びついたのだ。
 ぼくも最初からスターウォーズが苦手だったわけではない。突然だがアカデミー賞も嫌いだったわけではない。むしろ映画好きとしてはアカデミー賞は要チェックだ。だけど、スターウォーズが多くの部門でノミネートされて「あれ?」と思ったのだ。作品賞こそ取らなかったが、アカデミー協会はこの作品にどうしても賞を上げたかったのだ。気持ちはわかる。ベトナム戦争で落ちた気分を盛り上げるのには最高の作品だったのだ。ぼくはこの頃はまだ、アカデミー賞の中継なんかも喜んで見てたので、この時も見た。(録画かな)その時のいまで言うセレブリティたちの様子を見て「あ、こいつらやっぱり戦争がしたいんだ」と思った。
 間違い無くこれを期に、その後アメリカ(ハリウッド)映画は正々堂々と好戦映画を作りはじめる。
 といふことで、もしもルーカスが戦争の原因は国にあるのではなく、チョメチョメ産業の『利益』の為にあるのだと描き切ったらそれは凄いことだ。絶妙な方向変換だ。過去は水に流して偉いと思う。
 でも、公開されてから世の中相変わらずだよね〜。

インドイスラム型私小説!?2005年10月13日 09時43分20秒

  『あたいのじっちゃん、象、飼ってたの』ヴァイコム ムハンマド バシール著 山際素男[訳]出帆新社。
長めの短編が3つ収録されてゐる。中編?
「幼なじみ」「あたいのじっちゃん、象、飼ってたの」「ファトゥマの山羊」 前の2つは小説。3つ目は、実録もの!?日本風に言うと私小説です。まさしく。
 R.E.アッシャー(英訳者)といふ方の解説がついてます。バシールは英語でも小説を書いてゐるようですが、インドは公用語がたくさんありますね。(あきらかに知らないのをごまかした表現)この小説はそのうちのひとつで書かれてゐるようです。南部のケーララ州で使われてゐる言葉で、この地方は識字率が非常に高いのだそうです。インドは現在ヒンドゥ教の国ですが、ケーララ州にはイスラムとキリスト教があるそうです。 そうですようですばかりです。作家バーシルはイスラムの人で、ケーララ州、ヴァイコムのそばタラヨラパランブゥの寒村で生まれたとあります。地図で見ると、スリランカのちょうど反対側の海岸です。書かれた小説はマラーヤラム文学と呼ばれてゐるそうです。
 「幼なじみ」は、悲愴感ただよう作品です。フランス映画の同タイトルの作品を思い出しました。白人と黒人の話です。実はこの小説も浅川マキ事件の原動力のひとつになつてます。「ちっちゃな時から」も幼なじみを歌つたうたです。それぞれ全然違う『幼なじみ』なのですが、同様の切なさを感じます。
 「あたいのじっちゃん、象、飼ってたの」イスラムで象を飼うはかなりのステイタスのようです。自分を由緒あるイスラム家系と信じてゐる(思い込んでゐる。見栄を張り続けてゐる)母親を持つ娘の話です。イスラム教の入門書のようなところもあります。主人公は「女は勉強せず」と言う古い(間違った)戒律?で、育ち、教育を受けてゐるイスラムの娘(母に言わせると異教徒)との出合いなどで、変化してゆきます。軽妙なタッチで描かれますが、ブラックな(容赦ない)ところもあります。
 ぼくは「幼なじみ」ほうが気に入りました。
 そして「ファトゥマの山羊」です。
『もしくは女の知慧』と急に副題といふか前書きがあります。
 3ヶ月の旅から家へ帰った作者の、悲惨でおかしすぎる日々を描いたものです。
 印税を狙う一族郎党の繰り返し模写が凄すぎます。リアリティなんでしょうね。
 人の名前が混乱してしまい。途中でおさらいしました。折角なのでブログように表にしてみました。
嫁たち母と弟妹甥姪たち婿たち
母親
ファトゥクッティ
クンジュアヌマアブドゥルカダルアリファ
スバイダ
ファトゥマハディージャコチュニ
ハビーブ ムハマンド
アイショマムハマンド ハニーファライラ
ムハマンド ラーシド
アヌマサイドゥ ムハンマドスライマーン
アブゥバカル
 嫁、婿といふ感覚は日本とは違うと思いますが、わかりやすくするために、こうしました。子供達の性別はすべてはわかりませんでした。家族を色分けしてあります。母親弟妹は上から年齢順です。その妻あるいは夫の年令順はわかりません。この中でファトゥマ家族のみ別のところに住んでゐて、他は全員一つの家に住んでゐます。バーシムさんは、すぐそばに自分だけの居所を持ってゐたのですが、旅の間に次男が勝手に人に貸してしまって、帰って来たら住めなくなってゐたのです。仕方なく大家族一緒に住みます。ファトゥマの家族は別ですが、まず朝になると山羊がやって来て、実家にあるものを次々に食べてしまうのです。後からファトゥマとその娘も来ます。家へ帰りくつろぐつもりだった。作者は、混乱の中にゐることになるのです。作者の本も二冊山羊に食べられました。子供は泣くわめく、叱るために枝で叩く。先に書いた通り、弟妹、義弟妹、母親が、あの手この手でせびりにくる。途中で山羊が二匹ゐることに気づく。とても執筆活動に入れる状況ではありません。そんな様子が軽妙にコミカルに描かれて行きます。そして、幼い頃の弟とのことなど思いだします。自分も悪いことしたなとか、でも結局は自分よりすぐ下の弟が悪かったと結論します。あるいは、男が米、女がタピオカを食べてゐると改めて発見して、イスラムの世界では男の知らないところで女が苦労してゐるんだと、一瞬同情するけれど、女たちのしたたかさ図々しさに合い、この油断ならない奴らめと、元に戻るのです。なんと素直にわがままな作者。感情的すぎて感情がわからない一族郎党。いやはや、もの凄い生命力を感じます。解説によると、作者がスランプといふか精神的ダメージを受けてゐたときの作とあります。驚きます。
 おそらく、心を休めに帰ったのだけど不幸にもそれは出来なかった。でも情け容赦ない現実(自分もよく知ってる)に直面し、笑うしかなかったのでしょう。

野毛山シリーズ第四弾2005年10月14日 11時28分26秒

 本当は、動物園に着くまでに如何に自分がおバカだったかを反省を込めて書き綴ろうと思ってゐるのだが、なかなか難事業で、しかも日に日に反省が薄れて行くので、どんどん先送りになってゐる。
 今日は爬虫類館のワニたち。
 最近のペットブームでは爬虫類がはやり、特に蛇が人気らしい。ぼくは小さい頃、上野動物園の水族館でニシキヘビの正面顔を見て、尊敬の念を抱く様になったが、ペットにする気はない。(上野では蛇は水族館にゐる。多分今も)野毛山動物園の爬虫類館にも蛇はゐたが、とぐろ巻いてゐたので、ワニさん特集。ワニもテレビドラマ「ターザン」「ジャングルジム」「ジャングルボンバ」の影響で好き。

 多分右側の奴は相模川で捕れた!揚子江ワニ。何故多分かといふと、毎度のことなんだが写真を撮るだけ撮ってメモなどしないものだから、忘れてしまうのだ。これも反省。見ればわかるつもりになって、ふんふんと納得するのだが、これだけ数があると見事に忘れる。
 これの右側だったかも知れない。う〜ん。
 揚子江ワニを調べるとアリゲーターに属するらしいのだが、アリゲーターは口が厚くて広いといふイメージがあるが、なんか結構細いよな。一番上の左はアリゲーターっぽいが、他は細くない?カイマンもアリゲーターに属するらしいのだが、割りと細いよね。横から見れば厚みがわかるのだが、なんせプールで上からしか見られない。少し残念。
 いづれにしろ、逃げたペットらしき(当たり前だ、相模川に元々はゐない)ワニが捕獲され、とりあえず野毛山動物園であずかることになったそうな。でも、これも調べたんだが、揚子江ワニは絶滅危機品種なんだそうだ。確かにアジアアフリカは、クロコダイルとガビアルの地域のようだから、アリゲーターは珍しいし貴重なんだろね。それがペットね〜。

 左はワニ皮用。右は原産物の揚子江ワニ。こいつだけ、プールではなくてガラス張りの飼育室の中にゐたので、揚子江ワニであることに間違いはないはず。奥に向かって寝そべってゐたので、絞り開放だと、身体の一部分しかピントが合わない。

 ファインダーに入り切らなかったので、強引に継ぎ足し。
 これ亀だけどワニガメ。隣は特徴あるから忘れないガビアル。