ポスターとコスモスと蝶々2005年11月15日 03時20分58秒

 もう11月も半ばなのだけれど『10月』の話。

 中二の時、クラスメイトに布で作ったコスモスをもらった。10月の花はコスモスですよね。と誕生日プレゼントにもらったのだ。「よね」と言はれても知らなかった。と思う。
 だけど、その時から、コスモスが好きになった。
 正直な話。「秋桜」なんて当て字も知らなかったし、そもそも秋の花だと知っていたかどうかも怪しい。でも、いまだにコスモスは好きだ。不思議なもので、ぼくは未年なので、羊が好きだ。羊の皮を被った狼なんて言ひ回しがあるが、どう考えても自分は狼の皮を被った羊でもないし、羊の皮を被った羊だ。天秤座なので天秤が好きだ。一時期13星座なるものが出て来た時、乙女座だったので困った。別に星占いで行動を決めてゐるわけではないので、どうでもよさそうなもんだが、やはり自分は天秤がいい。
 星占いなど信じないし、そもそも眼中に無い人は気にしないのだろうけど、なんといふか居心地の問題なんだと思う。
 でも、例えば亡くなったぼくの父は、本当は1月生まれだったのらしいが、親が紀元節に合はせたかったらしく、出生届を遅らせたと聞いたことがある。(この話にはさらにオチがあって、紀元節まで待って出し忘れ、翌日の12日が誕生日になってしまったといふのだ。こうなるとネタなのかどうか判らなくなってしまう。父が息子にそんなネタを話しても仕方ないと思うが‥‥‥)この場合、1月が何日か定かでないが、星座も変わるかもしれないし、誕生花はあきらかに違うだろう。
 大正生まれの人間がそんなことに親しみを覚えるか否かは疑問だが、誕生日に対する親しみや思い入れはあるのではなかろうか?さういへば演出家のかんでんおいちゃんも、3月生まれだが誕生日は4月1日だと聞いた。(これにも何故かオチがあって、かんでんおいちゃんの親御さんは、3月生まれでは学校へ上がってから、皆より小さくて大変だろうと、4月まで遅らせたらしいのだ。しかし、ご存知の方も多かろうが、学年度制といふのは4月2日生まれから4月1日生まれが、同一学年なのだ。なので、親御さんの思いは空しい結果となってしまった)
 まあ、誕生日が2つあるといふのも乙(オツ)なものかも知れぬ。

 さて、そこで改めて誕生花なぞを調べてみるとありゃりゃのりゃ。たくさんあり過ぎてようわからん。
 月どころか日替わりだ!
 これでは世の中せかせかと過ぎて行くのも無理はないな。そのうち生まれた時間帯で誕生花も違ったりしてくるのではないか!?(ちなみにぼくは自分の生まれた時刻を知らない。普通知らないものか?)  なんでも増えればいいといふものでもないと思うが、このところ温室なのか、品種改良なのか、はたまた異常気象のせいなのか、花の季節感がなくなりつつある気もする。
 この間アサガオ見たな。葉っぱが違ってたけど、そもそも違う花なのか?でも、春にコスモスを見て今頃咲いてる!?と思った記憶があるな。  春秋桜と書いてもコスモス?
 桜は春だが、「春秋」とくれば「戦国」とつながる気がして、なんかやだな‥‥‥。

 そして突然、昨日のつづき。

 ジャクリーンビセット特集。2本とも1975年に見たと書いたが間違いだ。『おかしな‥‥‥』は1974年に見てる。
 これは、1973年10月10日と17日に前後編に分けて放映されたんだ。日本テレビ「水曜ロードショー」と記録してある。
 決して「大層面白い」映画ではないと思う。オールスターの割に地味な印象です。続編たちの方がずっと派手。でもそうだな、真面目な作りといふか、味わいがあって、好印象だったんだろうな‥‥‥きっと。
 ジャクリーンビセットの役は、多分どうってことのない役だったと思う。でもパニックものの中に置いては得な役だったのではないだろうか‥‥‥。
 つまり、よく覚えてないんぢゃん。