iPod 愛用2006年02月04日 22時47分19秒

 はばら様、いやいやNRこそオシャレでございます。最強色CB20の影をNRに落とす事もあるぐらいですから。

 さて、紹介文を変えてみました。でも、よくよく考えてみると『このブログについて』といふ内容にはなつとらんなと思ひます。でもまあ、しばらくこのままです。

 ま、それはさてをき。
 ぼくは2年ぐらい前から iPod 愛用者で、入れてあるのはほとんど手持ちCDからのコピーです。大体6000曲ぐらいシャッフルで聞いてます。手持ちCDでも、シャッフルで聞いてゐると新鮮です。買つてあまり聞いてゐないCDも多数あるので、なおさらです。しかし、シャッフルの仕方がどういふ仕組みになつてゐるのか解りませんが、割りと頻繁にかかるものがあつたり、おそらくまだ一度も順番が回つて来てゐない曲もあるのではないかと思ひます。つい最近、曲シャッフルをアルバムシャッフルに変えてみました。これもなかなかいいです。CD丸々一枚入つてゐるものもありますが、抜粋してゐるものもあるので、7〜800枚分ぐらいは入つてゐるのではないかと思ひます。2年間で、少し増えたぐらいで内容にほとんど変化がありませんが、飽きません。

 それで、今日また、新鮮に聞けたものがあつたので紹介。
 しかも、ちよいと勘違ひをしてゐたとろが、効能的!?

 と、その前に少々ズレて。

 今度の月曜日、FM NACK5午前中の番組のリクエストの特集が「聞くと元気の出る曲」だと思ひます。有名でもあまり知られてゐないものでも何でもいいと言つてました。元気が出る、勇気がわく、力が出るみたいな意味合ひだと思ひますが、ぼくはこのリクエストに真つ先に浮かぶ曲が2曲あります。もちろん他にも数え上げればたくさん出てくると思ひますが、とにかくこの2曲だけは条件反射的に浮かびます。
 ひとつはデボラハリー(ブロンディのボーカル。デビーハリー名義、デボラハリ—名義それぞれのソロアルバムがある)の『DEF DUMB & BLONDE』といふ放送禁止用語連発のアルバムに入つてゐる『Maybe For Sure』といふ曲。これはカナダのアニメーション映画『ロックンルール』といふ作品のクライマックスで流れる曲(主人公が歌ふ)でもあります。確か別テイク別タイトル!?

 もうひとつが、本日の本題につながるものでありますが、サイケデリックファーズの『フォーエバーナウ (Forever Now)』であります。知つてゐる人は少ないかもしれません。映画ファンなら『プリティインピンク』といふ映画を知つてゐるでせうか?モリーリングウォルド主演の青春ものです。その同名タイトル曲がサイケデリックファーズで劇中でも使はれてます。でも、何故か、挿入歌でヒットしたのはOMD(オーケストラルマヌーバースインザダーク/ Orchestral Manoeuvres In The Dark)の『イフユーリーブ (If You Leave) 』といふ曲です。これもいい曲ですが。
 それでも、この『 Pretty In Pink 』といふ曲は、有名かつ代表曲でありまして、数々のバージョンがあります。ぼくの持つてゐるものだけでも5バージョン(つまりCD化されてゐるもの)あります。これはこれで大好きな曲です。で、肝心の『 Forever Now 』ですが、曲の感じが『 Pretty In Pink 』に似てゐます。同じバンドのものですからよくあることです。なのにといふかでも『 Forever Now 』の方が特別に好きです。しかし、そう、しかし‥‥‥。『 Forever Now 』は『 Forever Now 』といふアルバムに入つとるんですが、それは特別な『 Forever Now 』ではないのです。
 わけわかりませんね。
 ぼくに滅茶苦茶元気をくれるのは、20年近く前にFMNHKで放送されたロンドンのライブの『 Forever Now 』なんです。 
 これがいい。
 この曲のおかげでどれだけ絵コンテが上がつた事か!?
 しかし、ずいぶんと探しましたがCD化はされてゐないやうなのです。エアチェックオープンテープからカセットへコピーしたものをひたすら聞き続けたので、ボロボロのびのびのヨレヨレであります。途中テープ引きつりに寄る『飛び』まで発生するやうになり、そのことでもどれだけぼくが頼りにしたか(酷使したか)わかります。数年前ハードディスクへコピー、カセットは処分。一番激しい引きつりは擬似的に修復しました。全体のよれよれ感はまんまです。その後、何度かのハードディスククラッシュにも奇跡的に生き続けてくれた『 Forever Now 』改めて聞くとカセットの使用限度を超えた感のある音に、ありがたうごめんねと言ひたくなります。

 この『 Forever Now 』と『 Maybe For Sure 』には共通点があります。両方ともエンドがあるのです。ライブはエンドしないわけにはいかないので、当たり前かもしれませんが、CD版『 Forever Now 』はF.O. なんです。別にF.O. が嫌ひなわけではないのですが、ライブ版『 Forever Now 』と『 Maybe For Sure 』のこれでもかといふやり切つた感のあるエンドが好きです。
 一体この音源どこから拾つて来たのよ!?といひたくなるぐらいいかがわしいライブ録音もCD化される昨今、これはだめですかね〜。おそらくイギリスの放送局で流したものをNHKが買つたのだと思ひますが、音源はどこかにあるんですよね。

 いまでも、CDショップに行くと、サイケデリックファーズは必ず探します。一時期一枚看板をもらつてゐたこともあるのですが、最近「Pコーナー」に存在しない事もありますね。

 ああ!このまま終はるところだつた!

 iPod の意外な効能の話だつた!

 え〜と、だから、今日の話だ。

 え〜と、いい曲が流れたんですわ。
 ボーカルはバーナードバトラーと言つて、デビッドボウイつぽい声なんですが、研ぎすまされた感は薄くもつと柔らかい触れ心地なんです。
 ああ、いいなあ〜サイケデリックファーズは〜。
 と、浸りましたが、曲名がわからない。(ぼくには珍しい事ではない)で、確認したら。
 これはバーナードバトラーが、1994年に『 Love Spit Love 』といふ別ユニットを組んで作つた『 Love Spit Love 』といふアルバムの中の『 Half A Life 』といふ曲でした。この別ユニットのアルバムは買つてからあまり聞いてゐなかつたんですね〜。
 と、新しい発見をするのだ!といふ話。

 P.S.
 5バージョンある『 Pretty In Pink 』の内、2曲はミックスの微妙な差があるけど同演奏の様子。エンドあり。2曲はライブ版とラジオセッションでエンドあり。1曲は映画用エンドなし。エンドありが4つ(実は3つ?)もあるが、普通のエンド。無理な盛り上げをしてゐない。『 Forever Now 』の方がテンポが速いんです。元気が出るのは追ひ立てられるから!?

 あ、そうそう。サイケデリックファーズのCDは全部処分してしまつたので(ひでぇ!)デボラハリーのジャケットです。