ハチな奴のつづき ― 2006年02月24日 23時28分28秒
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はち君のつづきです。 なんと言つても最大の難関はスキャニングです。hachi camera にはなんの責任もありません。 ぼくはフイルムスキャンは専用スキャナーを使つてゐるわけではなくフラットスキャナーだけど、透過原稿もスキャンできる『EPSON GT-9700F』といふのを使つてます。専用スキャナーは35ミリだけなら、手頃な値段なものがあるんですが、ぼくの場合ブローニー判(幅約6センチ)のフイルムも使ふので、一気に高価なものになつてしまうのです。ですので、フラット兼用スキャナは便利便利。 こんなキャリアを使ひます。 |
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6x6〜9といふのは、先に記したブローニーといふフイルムのことですが、カメラによつて撮影幅が違ひます。6x6、6x7、6x9、6x4.5(すべてセンチ)とあります。6x4.5といふのはハーフと呼ばれてゐます。6x6フォーマットのカメラに狭いファインダーをつけて兼用にしてゐるものもあります。ぼくは、6x6といふのが真四角でとても好きです。ただ、でかさで6x9に憧れてもゐます。いまのところ持つてませんが。 その下にある4x5と書いてあるところは、いはゆる『しのご』と呼ばれる大判カメラのフイルム用です。6x6がセンチなのに、4x5はインチです。不思議です。ちなみに6x6は『ろくろく』と言ひます。言葉の響きも好きです。 さて、はち君ですが、使用フイルム110(ワンテン)でありますが、これは幅16ミリのフイルムであります。テレビ映画アニメなどで最近まで使はれてゐた16ミリフイルムと同じ幅ですが、パーフォレーション(フイルム送りの穴)の付き方が違います。何故『110』なんでせう?わかりません。で、ついでにまた6x6に話題を戻すとブローニー判のフイルムは『120』です。35ミリフイルムは『135』。う〜ん‥‥‥。判るやうな判らない数字です。 まあ、それはさておき、本題に戻りませう。 と、ここまで、だらだらと来ましたが、実は一言で済んでしまいます。 幅16ミリのフイルムを固定させるキャリアがないのです。 実寸サイズ(解像度72)で表示しますと、かうなります。 |
![]() フイルムはどうしてもクルリンコとスルメのやうに丸まつてしまうので、フラット面に置きつぱなしではスキャンできません。印画紙に焼くのと同じやうに無反射ガラスを使つて押さえつけた場合、無反射ガラス側は大丈夫だと思ふのですが、スキャナのガラス面でどうしても、ニュートンリングが出てしまうのです。 なにしろフイルム面が小さいですから、ニュートンでかいです。画面いっぱいに広がります。 なので、厚紙をスキャナ面に置いて、ドラフティングテープでフイルムを直接貼付けて!とかなりワイルドな(指紋べたべた)手法!?で、やつてます。 おかげで、ガラス面を磨くことが多くなりました。 見ればわかりますが、左が美しきニュートンリング。右が実は指紋べたべたバージョンです。 |
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