獄門打ち首2006年04月08日 21時40分41秒

 先日、仕事仲間といふか、プロデューサーのwtn氏から、近況のメールをいただいた。wtn氏は大変几帳面で、絶妙なこだわりで作品に望む捨てがたひキャラクターで、ぜひとも活躍して欲しい一人だが、ぼくは彼と話をしてゐると、仕事とは関係なくついつい世の中の理不尽について熱弁をふるつてしまう。柄にもなく社会派になつてしまうのだ。彼は人からさういつた要素を引き出す力があるらしい。ぜひとも社会派アニメの旗手になつて欲しいなどと思ふが、アニメーションといふのは出来上がるまでに時間がかかるので、世情にリンクしてゐると、ズレてしまうことがあるのが辛いところだ。いかな現政府批判アニメを作つて世の中を変へやうとしても、完成したときにすでに世の中の風が変はつてゐることは充分考えられる。さらに悪くなつてゐればそれなりに価値はあるが、完成するまで『いい世の中』にならないでくれ!?なんて反社会的願望を持つわけにはいかない。
 と、なかなかむづかしいのだ。
 まあ、それはさてをき、ついつい熱弁をふるふぼくを意識してか、社会派な追伸がついてゐたので、紹介してしまう。

(紹介始め)
追伸。
偽メールで議員辞職に指導部総退陣なら、
ありもしない大量破壊兵器で戦争に引きずり込んだ連中など、
残らず打ち首獄門じゃないかと疑問を感じている昨今です。
(紹介終はり)

 wtn氏は過激といふものから遠くはなれた人柄である。淡々とした物言ひが、時として正鵠を射る。(外れまくる(浮きまくる)ことも多いが)
 とにかくこの追伸は、ぼくの中でもやもやしてゐて、形にならなかつたものをいとも簡単に言葉にしてくれた。おお!と思つたぼくは、正論だ!と返信をした。
 おかげで本文の近況報告の方は、頭の中からスコンと消えてしまつた。