ワニの恐怖2006年04月20日 23時32分25秒

 『電神ザボーガー』といふ作品があつた。
 タイトルの文字など、違つてゐたらごめんなさい‥‥‥。
 制作はピープロだつたと思ふ。本社は世田谷区民会館のそばにあつたと思ふが、どこかに(覚えてない‥‥)雑木林のやうなところだつたと思ふが、その中に撮影セット用の小さな倉庫が忽然と存在してゐた。
 かなり曖昧で申し訳ない。とにかく雑木林と民家の合間に突然ポコッとそのやうなものがあつたと記憶する。
 それも撮影セットとしては大変小さなもので、印象としては体育倉庫のやうな雰囲気だ。(実際はもう少し大きい筈だが)
 そして、その中には秘密の洞窟のやうなものが組んであつた。敵の秘密基地だつたのか!?
 なにから何まで不確かだ。電神ザボーガーなにするものぞ‥‥って、これは猿の軍団の歌詞だ。
 といふわけで、猿の軍団でかぶり物には自信過剰のぼくだつたが、こいつには参つた。まず、でかい!先が長いので、バランスが悪い。そして何よりもほとんど周りが見えない!口の奥に覗き窓があるのだが、巾が狭い。さらにワニのくちばしが長いので、上下が完全に塞がれてゐる!人間といふのは上方はあまり見ない。(だからわざわざ「上を向いて歩こう」なんて歌がある)だけど、下は見る。といふか、足元が見えないとこれは思ひのほか不都合だ。つ〜か、見たいときに足元が見えないと怖いんである。
 しかも撮影は暗い!秘密のアジト!?の怪しい台座!??の上!ぎりぎり崖つぷちに立つて首を上下に振つたりする。足元の確認は思ひつきり首を曲げなければ出来ない。足元見えずに台の下だけ見えると、そりゃああなた、自分の立ち位置見えずに遥か(大げさだけど)下方の地面しか見えんのだもん。怖いっす。
 しかし、情けなくも怖がつてしまつたが、凄いな〜、アクションチームのにいちゃん達は。
 この何も見えないバランスの悪い面(面といふにはでかいけど)を被つたままヒョ〜ンとか飛び降りちやうのだ。だつてね。そのときにワニさんが下向いたらいけないのでっせ。つまり着地点は事前に目測しただけで、実際に飛び降りるときは見ないんです。勘だけが頼り。いや〜大したものです。それで、ビシッと立つんですから。
 ちよつと絵にして見たけど、ワニさんが実際どんな顔だつたのか全然覚えてない!口の中からの狭い視野だけが、残つてるわけです。