タイトル買ひ2006年04月22日 21時10分50秒

 上に見えるは内容にさほど関はりがない『ヒーローインチロル』何故出したかは後ほど説明します。

 で、買つてしまつたのは、ズバリ『the Singing Detective(歌う探偵)』おお!ちなみに日本語タイトルは『歌う大走査線』つけた人がどんな気持ちでつけたかわからないので、コメントはしません。
 ともかく『歌う探偵』!なんて好みのタイトルなんだ!
 と即買ひ。でも、買つてしまうと「積ん読」ならぬ「積ん見?」やつと見ました。しかも2回に分けて!
 何故2回に分けて見たかといふと、残念ながら1回目に最後まで見続ける根性がなかつたからです‥‥‥‥。

 はあ‥‥‥。
 先入観、思ひ込みで、見るな買ふなは鉄則なのに、またやつてしまいました。
 ぼくはミュージカルが苦手だと書いたことがありましたが、歌ものは好きなのです。で、ハードボイルドは大好きなのです。映画も小説も。とくに正統派と呼ばれるハメット、チャンドラー、マクドナルドは好物です。映画オリジナルだと「チャイナタウン」が、すばらしい。
 ポールニューマンの「動く標的」「新動く標的」は原作(マクドナルド)と映画とでそれぞれ味はいを異ならせてしかも両方とも面白い!映画では主人公の名前も違ふ。この2作それぞれの特性を生かしてゐてまさしく2×2です。
 「動く標的」の微ギャグはその後のハードボイルド映画の一つの方向性を築いたと信じてます。マクドナルの小説は極めて真面目です。すこぶる対照的と言へるこの原作と映画がちやんと折り合つてゐるのは見事。(ぼくが思つてゐるだけかしら)
 とまあ「歌う〜」から離れてしまいました。
 で、戻すと、オーストリア映画で猛烈に素晴らしい『ハードボイルドミュージカル!!』があるのです。
 その名は『ミューラー探偵事務所』
 オーストリアからハードボイルドといふのが、いかがわしいですが、だからミュージカルです。音楽の都。ミュージカルだけど大好きな作品で、ぼくは『アイドル伝説えり子』や『ようこそよう子』の監督をやるにあたつてパクリ場所は見いだせませんが、多大な影響を与えられたと言つておきませう。
 そんな作品が念頭にあつたために『the Singing Detective』なるタイトルを見たときの喜びたるや。ねえ。判つていただけますでせうか?
 まあ、ごめんなさい。内容を勝手に想像しました。
 せめてシリアスなハードボイルドとしてでも楽しめる作品であつたらと、いや、恨み言はいかん。ふう。
 まだ、ぼくにはこの作品のよさを解るほど成長してゐなかつたやうです。
 仕方ないので!?
 『ミューラー探偵事務所』の監督が10年以上たつてから作つた微笑ましい傑作の映像を乗せておきました。