スパイ:大作戦:32006年08月08日 22時12分23秒

 あんまり関係ないけど、ピーターグレイブスつながりといふことで『五人の軍隊』ジャンルとしてはマカロニウエスタンになるのかな?丹波哲郎がいいんだ。サントラも持つてゐるんだが、ジャケットには主役のピーターグレイブスももちろん丹波哲郎の絵も写真もない、何故か2枚あるどちらも脇役のバッドスペンサーだ。

 と、けふのお題に。

 『スパイ大作戦』を見てゐたのは中学の頃だつた。マッチに火をつけて導火線が燃えてゆくイントロをパフォーマンスにして遊んだものだ!?チャラララ〜〜〜〜チャラララッ!ジャンジャンジャンジャンジャンジャンジャンジャンとテーマソングを口で奏でつつ両の手で導火線の燃える雰囲気を作り出し、教室の壁に沿つて進むのだ。もちろん、100%意味はない!(いや、あるか?)
 それもこれもラロシフリンの偉大な音楽の成し遂げたパフォーマンスだと思ふ!?

 いつもに増して意味不明で申し訳ない。

 ホントのお題はこちら?
『M:i:III』を大泉レイトショーで見た。そこそこ客は入つてゐた。
 IIIといふぐらいで三作目だが、音楽の流れ方がオリジナルに近かつた。なんといふか、作りも昔風なところがあつて、タラリ〜タラリ〜といふ音楽がヒヤヒヤドキドキ感をあおり、好ましい作りだつたと思ふ。やはり、アメリカ人も冷や汗はタラ〜リと流すんだろか?でも、ラロシフリンはアルゼンチンだか、どこか南米の人だつたか?
 といふ具合に、蘇る『スパイ大作戦』なところが厚く、意識したんだろか?と思つたりした。ただカメラは昨今のアクション映画同様(当たり前か)ぶん回し、短いカットでつなぎまくり、何が映つてゐるのかよくわからないけれど、迫力だけはある。音楽がなかつたら、意味は半減したかも知れない。ま、にしてもとにかく、楽しめる内容ではあつた。だけど、昔風な部分と同時に今風?違和感?トム的?な部分といふか内容もあつて、やや戸惑ひはあつた。(別に『スパイ大作戦』を見に行つたわけではないが)シリーズだとすれば通常プログラムにも関はらず番外編も楽しめてしまうといふ1話で2話面白い!?作りなのだ!?まあ、でも、それは欲が深すぎるのでは?(だから、長い。後15分短くして欲しい)
 本来はその番外部分が本気の部分だとは思ふ。映画としてはね。でもぼくは『スパイ大作戦』を思ひ出してしまつたので、よりギャップに苦しんでしまつたな。

 ところで、番外編といふものなんだが‥‥‥‥。
 『スパイ大作戦』を一体何本見たのか解らないが、はつきり言つて内容はあんまり解つてなかつたのではないかと思ふ。いや、絶対理解してなかつた!難解だとは思はないが、ロクに勉強してない中学生には、無理でせう。だから、覚えてゐる話はほとんどありません!からうじて覚えてゐるのは、金庫の床に穴をあけて、金の延べ棒を一度溶かして流しだし回収して、再び固めるといふやつかな。これは、溶けて流れるときに、全部流れ切らず床にへばりついて残つてしまう分があつたわけで、しかも、そのへばりついた金をわからなくする為にコンクリートで上塗りしてしまうといふ豪快な仕事ぶりで、もつたいないといふよりも、ミッションが完璧ではないのではないだらうか?と思つたからだ。しかし、今思へば泥棒ではないので、金を盗むことがミッションではなく無くすことがミッションだとすれば、それでいいわけだ。かういふところがむづかしい。
 それで、番外編なんだが、解りもしない覚えてもゐない話の中で、最も印象深いのが番外編なんである。『M:i:III』を見てゐて思ひ浮かんだ。(番外と言ひ切つてしまうのは、少々傲慢か、特殊話とでも言ふ?)

 で、以下ネタバレ。(テレビシリーズなんで、なかなか見ないと思ふけど)
 それは、作戦にジムフェルプス(リーダー、ピーターグレイブス)と、役名は忘れたけど変装の名人(マーチンランドー)の二人しか出てこない話だ。(いつもは5人ぐらいでやる)
 その話は、冒頭でいきなり作戦を失敗して、後は延々逃げる話なのだ。(まあ、細かいことは全然覚えてないが)途中で、ジムは女に惚れてしまいその女は死んでしまう。つまりラストシーンなんだけど、そこがいい。これはホントによかつた。だつて覚えてるんだもん。
 おそらくもう少しで脱出出来るといふところまで来たのだけど、そんな事態が起きてジムは呆然としてしまうのだ。(単に惚れてたからだけでなく、助けられなかつたことに呆然としたのかも知れない)相棒の(マーチン)にその気持ちはよくわかる。だけど、逃げ出さなければならない。そんな、展開だ。

 それで、声をかける。
マーチン「ジム‥‥‥」
 黙つて死んだ女を見続けるジム。
 マーチン再び冷静に。
マーチン「ジム‥‥‥」
 ジムは返事をしない。
 マーチン周囲に気を配つた。今しか逃げるチャンスはない。
マーチン「‥‥‥‥」
 しかし、あくまでも冷静に声をかけた。
マーチン「ジム‥‥‥行こう」
 何も言はずに、歩き出すジム。
 もちろん脱出する方向に。
 ほぼ同時に歩き出すマーチン。
 黙つたまま歩く二人のシルエット。
 しっ、渋いぜ!

 つ〜ぐらいなラストシーンだ。
 長年の記憶でかなり脚色されてゐるかも知れないが、中学生をしびれさせたラストシーンだ。
 クールな感じって〜の?
 通常プログラムももちろんクールなんだけど、情感といふ意味で、これは番外なクールさなのだ。
 
 少しだけ話を戻すと『M:i:III』は、情感模写が濃い。正直言つてぼくには濃過ぎる。さらにトムクルーズの熱演がくどい(あくまでも好みの問題よ)ので、なんか重たい気分になつてしまつた。娯楽作としていい出来だと思ふのだが、その辺がちよつとね。

 と、話がジグザグするが、番外編のこと。番外編といふのはやはり邪道だと思ふ。でもでも、一番印象に残つてしまうのが番外編だとすれば、それを作りたくなるのも人の心の弱さかな。シリーズの仕事をしてゐると番外編の誘惑は中々切れるものではない。

 とまたジグザグと『M:i:III』へ戻つて来ると、なんか番外編の臭ひがするんだな。映画でオリジナルなんだから、番外もなにもないもんだが、スパイたるもの結婚なんかしてはいけないなんて(本当は逆だと思ふ。スパイは平凡に結婚して、普通にくらしてこそスパイだと思ふ)ルールに反した設定をもつて来てね。後半3分の一ぐらいは、なんか、ちよつとどうだつたかな〜。

 と、ところで、彼らの組織名は『IMF』といふんださうな。インポッシブルミッションフォースだつて。国際通貨基金と同じなのでびつくりしたよ。1も2もさうだつけ?
 上海を舞台にしてゐるところ、完全ネタバレなんで言へない人物設定等、あれこれ意識してゐるんだらうなと思ふ。

 それから、もうひとつだけ。
 ローレンスフィッシュバーンは、松平健と瓜二つだ!
 違ふのは肌の色だけ、いつからこんなに同じ顔になつたのだ!?