『靖』2006年08月15日 22時04分16秒

 けふは8月15日なので、同業者のソンサン靖の話!?
 ソンサンは冬でも真夏でもTシャツに革ジャンといふスタイルを崩さないポリシーのある演出家だ!?独特の感性とライフスタイルを貫いてゐて、もちろん年齢不詳である。堂々としてゐるとか、悠々としてゐるとか、あれこれ、形容を探してみるが、その容貌に遮られて、中々適切な言葉が浮かばない。浮世離れしてゐると思へば、やけに世俗的な部分もあり、大衆に迎合しないかと思へば、心の師匠はキャメロンだといふ。『心の』といふところが、ミソなんだと思ふ。
 ここで「心の問題だ」などといふとまた話がそれてしまうので、一生懸命こらえるが、「感動」に引き続き「心」まで、使へない言葉になつてしまつては大迷惑も甚だしい。ちなみに『人生いろいろ』も好きな言葉だつた。
 と、それてはいかん。

 戻す。
 さて、ここで、彼の人格や作風をいふことが目的ではない。
 ネタにされて大迷惑かも知れないが(ごめんね)ソンサン靖の『靖』はなんと読むとお思ひか?
 すぐに浮かぶのが井上靖(いのうえやすし)であらう。
 でも、こんなことを書くからには『やすし』ではない!
 なんと(そんなにもったいぶることでもないのだが)『きよし』と読むのである!ソンサンきよしだ。
 これにはみんな驚いた。(みんなとはつまりその当時、ぼくが出入りしてゐたスタジオの仕事仲間ね)本人もあるときに気づいたのだと思ふ。これは『やすし』と読むのではないかと?
 だから、親に問ひただしたのか?
 いや、問ひただしたのかどうか定かではないが、これは本人の談。
 ソンサン曰く「うちの親は字が乱暴というか、つながって書く。息子の名前を役所に届けるときに、シャカシャカと書きなぐってしまい『清』が『靖』に見えてしまつた(以後戸籍には間違ひなく『靖』書いてある)」
 しかし、読みは『きよし』なんである。名前といふのは何でもありと言はれてゐるが、これは紛らわしい(失礼)だけど、ここいら辺に彼の彼たる由縁が形成されたのではないだらうか?『薔薇』と書いて『きく』と読ませるみたいなものか!?
 確かに『靖』の草書体を見ると『立』が『さんずい』に見えないこともない。でも、親が『清』のつもりなら最初からさう教えるのではないだらうか?
 そして、あるとき戸籍謄本を取りにゆき「ああ!俺の名前が違う!!どういうことやねん!」と気がつくのが劇的なんだけど‥‥‥。(ちなみに彼は北海道出身‥‥のはず)
 と、まあ、その、なんといふか、人の名前を書き倒してしまつた。
 あらためてごめんね。元気ですか?

 写真は、これまた関係ないんだけど、多分『満州』です。『満州』といふからには、その頃です。
 だと思ひます。
 もう少し資料集めて、次の機会に。