どうかなあ? ― 2006年09月30日 23時42分06秒
スーチー([舎予]淇。[]内は合はせて一文字ね。日本の漢字では見当たらないのだ)の映画を借りて見る。
まあ、ただタイトルが『慾女セクシャルリベンジ』なんで、借りるのにやや照れたりして。台湾映画だと思ふけど、英語タイトルは『IRON SISTER』(アイアンリーガーではない)鉄姐ちゃん!?(姉妹は出てこなかつたので、Hey!
Sisterとかいふ感じの表現だと思ふ)
でね。『慾女』つて原題みたいなんだけど、『慾』とはどんな意味があるのであらう?ホントに原題なのかなあ?と、やや疑ひのまなざし。
「三流篇」なんて失礼な予告がついてたけど、なかなか面白い活劇だつたぞ。
スーチーファンにはかなりおすすめです。
子供(女の子)を背負つて弓持つて走る!絵になるな〜。
時は「日華事変」(今では「日中戦争」といふのか?)の頃?
冒頭はとある駐屯基地?で始まる。そこには中国軍がゐて(知識不足で悩んだが、後で憲兵隊だとわかる)部下たちは「隊長はいいなあ」などと言つてゐる。隊長はテントで女性とお楽しみなのだ。しかし、突然「少佐が来た!」と大騒ぎになり、馬で駆けて来た少佐を止めやうと部下たち慌てる。少佐は迷ふ事なくテントへ直行。(どうやら隊長のお相手は少佐のおめかけさんなのか?)
隊長と女性はテントの外へ飛び出し、少佐は隊長に切り掛からんとする。そのときに「ばかやろう!」と日本語!?が聞こえて、ああ、この少佐は日本軍(関東軍)なんだと判る。つ〜か、さういふことになる。見直したら日の丸もはためいてゐた。
でもまあとにかく少佐はあつさり撃ち殺されてしまうんである。
しかし関東軍の少佐を殺したとあつては一大事。隊長は逃げる。(ちなみにこの隊長、ろくな奴でないです。リベンジの相手)
そして、どこまで逃げたのかよく判りませんが、狩猟の民(少数民族だと思ふ)に助けられます。それが、スーチーとそのお父さん。
この狩猟民族は抗日ゲリラ(遊撃隊と言つてゐたか?)で、まあ、日本人としては主人公が抗日だと切ないものがあります。でも、歴史的事実ですから(三流篇に教えられるぜ!)
さて、つまり、隊長さんは関東軍の手下な訳で(日本軍のピストルを持つてゐるので、微妙にごまかすシーンがある。理解不足のぼくは少々戸惑ふ)抗日ゲリラにとつては敵も同然です。
そして、ってなぐあいに、勉強になる内容でもありました。
スーチーはヒラメ顔にめくれ上がつた唇が(かう書くと全然美人に思へないけど)魅力的な女優さんです。またしゃべり方が特徴的。ハキハキしてゐるといふか、生きがいいといふか、蓮つ葉(ハスッパ)といふか、庶民的といふか、もう少しで下品といふか(これまた褒め言葉に思へない!?)とにかく存在感ありありで、実は演技がうまいんです。主に台湾、香港で活躍しとるのだと思ひますが、国際女優(「トランスポーター」<仏>)になるのも頷けます。(でも台湾映画「ミレニアムマンボ」が、いいの。もう三四回書いたか)
それから、三流篇としてはどのくらい考証をしたのか不明ですが、弓と皮製の矢筒(矢袋?)古風な閂(かんぬき)など、興味を惹かれます。
なんか3度ぐらいおいしい作品だと思はれます。
まあ、ただタイトルが『慾女セクシャルリベンジ』なんで、借りるのにやや照れたりして。台湾映画だと思ふけど、英語タイトルは『IRON SISTER』(アイアンリーガーではない)鉄姐ちゃん!?(姉妹は出てこなかつたので、Hey!
Sisterとかいふ感じの表現だと思ふ)
でね。『慾女』つて原題みたいなんだけど、『慾』とはどんな意味があるのであらう?ホントに原題なのかなあ?と、やや疑ひのまなざし。
「三流篇」なんて失礼な予告がついてたけど、なかなか面白い活劇だつたぞ。
スーチーファンにはかなりおすすめです。
子供(女の子)を背負つて弓持つて走る!絵になるな〜。
時は「日華事変」(今では「日中戦争」といふのか?)の頃?
冒頭はとある駐屯基地?で始まる。そこには中国軍がゐて(知識不足で悩んだが、後で憲兵隊だとわかる)部下たちは「隊長はいいなあ」などと言つてゐる。隊長はテントで女性とお楽しみなのだ。しかし、突然「少佐が来た!」と大騒ぎになり、馬で駆けて来た少佐を止めやうと部下たち慌てる。少佐は迷ふ事なくテントへ直行。(どうやら隊長のお相手は少佐のおめかけさんなのか?)
隊長と女性はテントの外へ飛び出し、少佐は隊長に切り掛からんとする。そのときに「ばかやろう!」と日本語!?が聞こえて、ああ、この少佐は日本軍(関東軍)なんだと判る。つ〜か、さういふことになる。見直したら日の丸もはためいてゐた。
でもまあとにかく少佐はあつさり撃ち殺されてしまうんである。
しかし関東軍の少佐を殺したとあつては一大事。隊長は逃げる。(ちなみにこの隊長、ろくな奴でないです。リベンジの相手)
そして、どこまで逃げたのかよく判りませんが、狩猟の民(少数民族だと思ふ)に助けられます。それが、スーチーとそのお父さん。
この狩猟民族は抗日ゲリラ(遊撃隊と言つてゐたか?)で、まあ、日本人としては主人公が抗日だと切ないものがあります。でも、歴史的事実ですから(三流篇に教えられるぜ!)
さて、つまり、隊長さんは関東軍の手下な訳で(日本軍のピストルを持つてゐるので、微妙にごまかすシーンがある。理解不足のぼくは少々戸惑ふ)抗日ゲリラにとつては敵も同然です。
そして、ってなぐあいに、勉強になる内容でもありました。
スーチーはヒラメ顔にめくれ上がつた唇が(かう書くと全然美人に思へないけど)魅力的な女優さんです。またしゃべり方が特徴的。ハキハキしてゐるといふか、生きがいいといふか、蓮つ葉(ハスッパ)といふか、庶民的といふか、もう少しで下品といふか(これまた褒め言葉に思へない!?)とにかく存在感ありありで、実は演技がうまいんです。主に台湾、香港で活躍しとるのだと思ひますが、国際女優(「トランスポーター」<仏>)になるのも頷けます。(でも台湾映画「ミレニアムマンボ」が、いいの。もう三四回書いたか)
それから、三流篇としてはどのくらい考証をしたのか不明ですが、弓と皮製の矢筒(矢袋?)古風な閂(かんぬき)など、興味を惹かれます。
なんか3度ぐらいおいしい作品だと思はれます。
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