2006年09月16日 22時09分57秒

 てなもんで、本日から久々の作品開始なのに、昨日まで覚えてたのに、朝はいつもより早く起きて余裕があつたのに、放映してたの忘れました。
 午後にアニメーションジャーナリストのココク氏より電話があり、ご自身のこれまでの仕事をまとめた本を出すさうで、その件についての話をしてゐる中、突然思ひ出しました。
 まあ、いつも放映を見てゐるわけではないのですが、今回も特に見るぞ!って決意してゐたわけでもないのですが、その時間、いつものやうにテレビのチャンネルを次から次へと切り替へながら見てゐたにも関はらず、BSにしなかつたことが、悔やまれます。電気抵抗の刑が決定したニュースなど、あまり見たくないので通り過ぎながら旅番組なんかにしばし留まつたり、もしかしたら日本一?なんて特集?を垣間みたり、一体8時5分にはどのチャンネルに合はさつてゐたのか解らないけれども、とにかく、BSにはいかなんだ。
 寝てゐればこんなに悔やまなんだのに、ははははは。

 といふことで、無事1話は放映したと思ひます。何も事件の連絡がないので、放映したのでせう。まだ数回は無事放映出来ると思ひます‥‥‥。

 さういへば書くつもりで忘れてゐたのですが、NHKの試写室で9月4日に1、2話のお披露目をしました。2本とは豪勢ですが、2話完結なので、さうなりました。局試写の経験は意外と?少なく「エイトロン」以来でせうか?
 監督はあいさつをしなければならないので、面倒です。いや、面倒などと言つてはいけないですな。ただ、これが中々にむつかしいのです。なんとなくお固いことを話しはじめだんだんしどろもどろになつてしまつたりします。真面目な話をするならば普段からさういふ習慣をつけておくべきですな。

J & S2006年09月17日 21時30分59秒

 再びマカロニウエスタン。
 「ガンマン大連合」に引き続きセルジオコルブッチ作品ですが、『おませなツインキー』つながりでスーザンジョージ出演作品を選んでみました。
 当時はこの映画の存在を知りませんでした。最近(と言つても随分立つが)スーザンジョージの出てるマカロニウエスタンがあると知りました。公開したのかなあ?
 邦題は『J&S (なんたらかんたら)』で、すいませんもう返してしまつたので、忘れました。「さすらいのなんとか」とか、そんなのだつたと思ひます。(タイトルで借りたのではなくてスーザンジョージで借りたので)
 原題は英語タイトル(音声も英語版)ですが、『 J & S CRIMINAL STORY OF AN OUTLAW COUPLE 』です。想像がつくと思ひますが、男と女の犯罪コンビトレイルものです。西部劇ではありませんが『ボニー&クライド』『ボウイ&キーチ』もつと現代になつて『ナチュラルボーンキラーズ』『なんとかの逃避行(忘れた)』なんかがあります。さうですね。西部劇に女性のアウトローはあまり出て来ないのですが、コルブッチさんのイメージはそこにあると思ひます。
 まあ、変則的に『明日に向かって撃て』がありますが、あちらは三角関係なので。
 さてJ&SのJはジェドトリガード(『ガンマン大連合』にも出てたトーマスミリアン)といふ悪党(かなり愛嬌あり)の名前です。こいつは最初から名うての犯罪者。Sはサニーでスーザンジョージ。よくわからないきっかけでジェドが好きになり追ひかけ回し晴れて結婚もして二人で賞金首になるといふ流れです。時々顔のアップがありますが、基本的に全編薄汚い格好で『少年』扱ひされる役なので、可愛さの意味合ひが少々違ひます。

 あまりにも似てゐないので、逆さまにしてみました。最大の特徴はたらこ系クチビルなんですが、先の尖り具合と端のキュートなカーブが表現出来ませんでした。でも、一生懸命描いたので大きいです。

 そして、これも知らなかつたのですが(ビデオ見るまで知らなかつた)テリーサバラスが出てます!有名どころでは『刑事コジャック』ですが、大好きな俳優です。『インディアン狩り』と『バルジ大作戦』がいいですね。タイトルの判らない(そんなのばっかし)マカロニウエスタンに出てゐるのは知つてましたが、これにも出てたんですね。
 さすがの存在感ですが、役所としては少々中途半端だつたかも知れません。ちよつと残念。
 ともかくテリーサバラス、スーザンジョージが出てゐるので、英語版なのですかね。トーマスミリアンは吹き替へなんでせうか?わかりません。エキストラレベルでは明らかに口パクの合つてない人がゐましたからその人たちはイタリア語で撮影したのでせうね。英語とイタリア語混ぜこぜでお芝居したのかしら?
 とまあ、楽しめた作品ですが『ガンマン大連合』の方が面白かつたかな。

ぜひとも読んでいただきたい2006年09月19日 21時10分44秒

 昨年末ぐらいから、社会派にならんと妄想を抱きつつあれこれと本を(数冊!とここで「笑ひ」の絵文字が入る)読んできた。小説に引き続き主に図書館で借りてゐたわけだが、7月頃だつたか、タイミングが悪いのか変な事が起きた。
 新刊で、まだ在庫に入つてゐない本もタイトルはもちろん著者や出版社が判れば先に予約することが出来るわけだが、森田実氏と副島隆彦氏の共著「アメリカに食い尽くされる日本」といふ本を予約したところ、数日後に『そんな本はない』と連絡が来たのだ。
 小市民としてはドキリとした。さう、つまり最近その手の本ばかり予約しては借りてゐるので、不安になつたのだ。個人情報といふか市民情報として借りる本の傾向は一目瞭然。保谷田無市はこれから保谷駅周辺開発にともない反対分子を選別してゐるかも知れない!なんて要らぬ妄想を抱いて、本屋で買つた。もちろん『そんな本はあつた』そしてブログ内で何度かタイトルを上げた『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた(上下2巻)』も買つて読んだ。その他数冊買つて読んだが、ここのところ買ひ控えてゐたCDやDVDなども、偽りの景気回復情報に乗せられて買つてしまつたりしてゐる。偽る偽らざるに関はらずぼく自身の景気が回復してゐないのにそんなに買ひ物をしては下方格差丸出しになつてしまうので、ここはやはり危険分子とされてもやはり図書館を利用せん!と勇気を出してこの本予約しました。これもその時にはまだ在庫はなかつたのですが、必要事項書き込み予約。今度は『そんな本はない』連絡はなく無事予約成立。しかも2番目!ぼく以外にも危険分子がゐたわけです!?

 とまあくだらない考察はさてをき、この本はぜひ読んで下さい。
 親の代から自ら民の党ですとか、ABCZOいいぢやないとか、どうせだれがSorry になつても同じでしょとか、興味ないもんとか、日々のくらしで精一杯やねんとか、思ふてゐる方々、赤ちゃんもぢいちゃんも皆みんな。
 何故勧めるかといふと、読みやすいからです。ぼくとしては珍しく一気に読んだ。
 繰り返しますが、社会派を目指して無理して読んだ本の数々。どれも大変ためになりますし(当然それぞれ少しづつ意見が違ふ)どの著者も出来うる限り誰にでも読めるやう判りやすく書いてあるのですが、なにしろ『無学の壁』は厚く、どうしても専門的な部分での理解が薄くなります。そんな中『奪われる日本』は、ダントツに判りやすく知るべきことが綴られてゐます。
 何故判りやすいのかといふと(これはぼくの想像、感想ですが)僅かな感情を含んでゐるからだと思ひます。訴えてくるものがあるのです。まあ、感情過多のエンターテイメントに慣れてしまつた方々には、影響ないかも知れませんが、それでも、読みやすく理解出来ます。
 だから3部構成の第3部は読まなくてもいいですから1部2部だけでも読んで下さい。
 と、いきなり妙なことを書いてしまいましたが、第3部はやや勧めにくいのです。読者として否定するものではありませんが、読む人によつて多分に過剰反応を示し、それによつて1部2部の読後感に影響が出ては困るからです。
 ぼくのやうな似非社会派は大丈夫ですが、真性社会派の方や、非社会派の方の中にはアレルギー反応を起こす人もあらうかと思ひます。(ぼくは読んでよかつたと思つた)
 それから行間に薄らと出てゐる感情のことを補足しておきます。これを乏しいと解釈されたら著者に申し訳ないので。
 僅かな感情とは薄い訳ではなく抑制されてゐるといふことです。底辺に流れるものは深い感情と憂いと切なき願ひです。あくまでも真実を語るために冷静で客観的な態度を守つてゐるわけです。
 そしてその感情の一部が「あとがき」にこぼれ出るやうに記されてゐます。
 ぼくはその文章を読んだときに思はず涙してしまいました。スターバックス(アメリカン)でカプチーノ(イタリアン?)を飲みながら。老眼鏡のおかげで周りからは少々見えにくかつたと信じてゐますが、ごまかすのにちよいと手間取りバスに乗り遅れてしまいました。

 あえて青臭いことを(どうせゴミ箱だ!)書きますが、人間に大事なのはやはり『誇り』と『情熱』でしょ。

 誇りは屈辱と苦悩の果てにある。

井上尭之コンサート2006年09月21日 22時34分17秒

 家から徒歩2分、いや1分かな〜?
 ともかく直線距離100メートルぐらいのところに「こもれびホール」といふ文化的施設がある。メインホールは662席。今時の映画館だと600席あればそこそこでかいと言へる。ミニシアター系だと200席あれば広いぢやんと思つてしまうので、それにくらべると3倍の規模を持つ大会場だ。
 ここのプログラムはローカルあり、そこそこメジャーあり(ベンチャーズも南こうせつも来た!?)ジャズ、和太鼓(瑞宝太鼓といふのを見たことがある)子供ミュージカルなどなど多岐にわたる。
 しかし、滅多にいかない。
 こんなにそばにあつて便利なのに何故かといふと、こんなにそばにあるのだから、当日ふらりと行つて入りたいのだが、そこそこ有名人が来るとなるとチケットを予約しないとすぐに売り切れる。ぼくは予約が嫌ひなのだ。ましてやこんなにそばにあるのに(愚かな地元意識だが)なんで好きに入れないのよ(!?)と思つてしまうからだ。
 そもそも予定をたてるのが苦手だから、その日に何があるかわからない。ついつい面倒くさくなつてしまうのだ。数年前、こもれびホールではないが、フィリップグラスがフイルムライブ(コヤニスカッティとポワカッツィ)をやると知つた時、それはもう行きたい気分満載だつたのだが、ぐずぐずしてゐるうちに逃した)
 だけど、今回は偶然新聞のチラシで目についた井上尭之のコンサート。ミッキー吉野さんも来るといふ(バックバンド!?)ので、勝手に縁を感じておかぴに頼みチケットを買つた。新聞屋さんが販売してたのだ。

 さて、当日。入り具合は七割ぐらいかな〜?ぼくとおかぴはU列(後ろの方)で、横ががらんと空いたままだつた。(行つてないけど南こうせつは多分満員だつたと思ふ)
 でも、本人は「こんなに来てくれてうれしい」と言つてゐた。(本心だと思ふ)自分の位置づけを凄く微妙だと思つてゐるらしい。
 内容は「井上尭之の過去現在未来」といふコンセプトといふことで、エレキ。アコースティック。新曲。と、3つのコーナーに分かれてゐて、時々腕時計で時間を確認しながら(誠実さを感じる展開で)いい気分になつた。
 正直にいふと、最初はやや不安定でどうなることかと心配した。
 こもれびホールはエレキ向きではないのか?(ベンチャーズも来たのに!)ロック系には天井が高すぎるのではないかと感じた。ドラムが「カツカツ」と響き、心地よさがない。どうもギターのチューニングが気になる(これはホールに関係ないか)どこか散漫な印象で「傷だらけの天使のテーマ」やら、同じく挿入歌など次々に演奏。懐かしのメロディーとしては、楽しめるけど‥‥‥。といふ印象だつた。(井上尭之がこんなにたくさん歌を歌ふとは思つてゐなかつた。その歌声もやや苦しげに始まつた)
 しかし、だんだん熟れてきて、歌声もわびさびが利いてくる。だんだん楽しくなつてきて、2つ目のコーナーアコースティック。最近、2本のギターデュオや、バイオリンとのセッションをやつてゐるさうだ。これが、なかなかに心地よかつた。生涯エレキサウンドのはずだつたが、歳に合はせて新開拓したさうだ。そして、最後に再びエレキグループ(キーボードはミッキー吉野)が参上して、歌ひまくり(ボーカリストとしての認識がなかつたから、そのパワフルさに驚く)「未来」として新曲を披露した。この新曲が「命の花」を咲かせましょう!といふ歌で、意表をつくほどに軽快に朗らかな歌だつたので、ほのぼのとしてしまつた。
 そして、アンコールで「太陽にほえろ」など演奏して、オールドファンを納得させて、にぎやかでもあり落ち着いたコンサートが終はる。
 なんかよかつたな。と思へるコンサートだつた。

 ただ、ほんの少しだけ残念だつたのは、2つ目のコーナーで、元々ギターデュオ用だつた「レクイエム」をバイオリンを交えて演奏するときに、その説明の中「昔作つた『青春の蹉跌』のテーマはレクイエムのつもりで作つた」と、曲タイトルが本人の口から出たにも関はらず、結局演奏されることはなかつたことだ。
 期待はしてゐなかつたが、何を隠さうぼくが井上尭之曲の中で一番好きな曲は『青春の蹉跌のテーマ』なのだ。ラストシーンに延々ゆつくりと流れるこの曲を名曲と言はずして何といふ。これが、どういふわけかなかなか聞くことが出来ない!同じ映画の中の別曲は邦画寄せ集めCDに収録されてゐたりするのに、このテーマはないのだ!何故?
 知る限り20数年前(「レコード」の時代)に、日本映画全集みたいなアルバムに収録されてゐたのが最後ではなからうか。これには「御用牙」や「股旅」なども収録されてゐた。ぼくはその当時の同僚にカセット録音してもらつて、よく聞いた。ので、そんなカセットの運命はの〜びのびのへ〜ろへろである。
 でも。、世間で井上尭之といへば「傷だらけの天使」「前略おふくろさん」「太陽にほえろ」である。もちろんそれらが悪いとは言はない。前二つは大好きだ。(「前略おふくろさん」はカセットアルバムをもつてる!)『青春の蹉跌』のしかも「テーマ」だけが忘れられてゐる気がしてならない。
 ま、早い話が聞きたいんである。
 それで、本人の口から題名が出たので、少し期待してしまつたのに、演奏されなかつたのが残念なのです。(タイトルを言つてくれただけでうれしかつたのも事実!)

 とまあ、でもなんかよかつたのです。
 ホールを出て、他のお客さんと全く反対の方向へ歩いて行く謎の夫婦。
 だつて裏から帰つた方が近いんだもん。