フィッシュストーリー ― 2007年02月12日 21時47分50秒

はやくも伊坂幸太郎だ。
2007年1月30日発行の(おそらく図書館では予約一杯の)本を何故もう読めたのかといふと制作のデプスビレッジ君が貸してくれたからだ。サンキュー。デプスビレッジは隠れ読書家で、以前オススメはないか?と聞かれたので、社会派啓蒙思想により「奪われる日本」や『天木直人もの(ジャンルかっ!?=タカオアンドトシ風に)』や『副島隆彦もの(ジャンルかっ!?)』などを提示したところ、いきなりぼくより多数読破して世の中を憂いてしまつた奴だ。
そして小説部門では、舞城王太郎『世界は密室で出来ている』と伊坂ものをススメたが、伊坂ものはすでに追ひ続けてゐたらしく、舞城王太郎に手を出した様だ。『世界は‥‥』は、絶対的超オススメ品なのだが、舞城ものには注意が必要だと念押しもしてをいた。にも関はらずと『阿修羅ガール』で、ひどい目にあつたらしい。
そんなこんなで、図書館派のぼくが、予約数の多い本を読むのに苦労してゐることを知つてか知らずか「どうぞ」と新刊を貸してくれたのだ。いままでは文庫化を待つてゐたらしいが、最近は待てなくなつたのか?
ま、さてをき、伊坂幸太郎は面白い。
またしても例によつて、いろいろなものがイメージされた。
いろいろといふのは短編集(中編かな〜?)だからか。
新潮社。『動物園のエンジン』『サクリファイス』『フィッシュストーリー』『ポテチ』の四編。『ポテチ』は単行本用の書き下ろしの様だ。
『動物園のエンジン』はタイトルともちろん内容で『おひさまエンジン』を思ひ出す。『大好き!ぶぶチャチャ』の1話のサブタイトルだ。脚本家おけやあきらがつけた。サブタイトルをつけるに当たつては、ぼくもいろいろを試行錯誤するのだが、これに関しては他はあり得なかつた。決まり度100。
『サクリファイス』では、もう十年近くになるが、沼津のとある場所へ繰り返し行つた時の狭い山道と、九十九本目の生娘(菅原文太主演!)を思ひ出す。はつきり言つて全然関連性がない!伊坂幸太郎の小説は手塚治虫のヒゲおやじやアセチレンランプの様に、レギュラーがゐて、それも楽しめるのでいい。ヒゲおやじ達は、役所が変はるが、伊坂レギュラーは完全同一人物なのかな。
『フィッシュストーリー』では‥‥。
そうか、フィッシュストーリーとはほら話だつたか。
と、これまた内容と関係なく『渦』を思ひ出す。
『渦』といふのはカナダ映画なんだ。予告を見て「なんだこりゃ!?』と気になり見に行つた映画だ。なんとも不思議な映画だが、面白いかどうかは見るひと次第。冒頭とラストに魚が出てくるんである。語り部なんだ。しかも、この魚は魚加工工場?でいままさに捌(さば)かれるところで「息絶える前に話しておきたいこの美しい話」とかなんとか言ひ出して(ちゃんと口パクもしてる)始まる映画なのだ。さらに、その捌いてるおぢさん(おぢいさん?)が、主人公の女性に車ではねられて死んでしまう。(その死に行く過程がまた妙)といふ意表をついた展開なんである。そして、その息子とはねた女性との恋愛話になつていくんだけどね。魚が語つてた割にはほら話といふ感じではなかつたな。
『ポテチ』は伊坂幸太郎の小説を思ひ出します。当たり前?
ぼくはこれが一番好きだな。
2007年1月30日発行の(おそらく図書館では予約一杯の)本を何故もう読めたのかといふと制作のデプスビレッジ君が貸してくれたからだ。サンキュー。デプスビレッジは隠れ読書家で、以前オススメはないか?と聞かれたので、社会派啓蒙思想により「奪われる日本」や『天木直人もの(ジャンルかっ!?=タカオアンドトシ風に)』や『副島隆彦もの(ジャンルかっ!?)』などを提示したところ、いきなりぼくより多数読破して世の中を憂いてしまつた奴だ。
そして小説部門では、舞城王太郎『世界は密室で出来ている』と伊坂ものをススメたが、伊坂ものはすでに追ひ続けてゐたらしく、舞城王太郎に手を出した様だ。『世界は‥‥』は、絶対的超オススメ品なのだが、舞城ものには注意が必要だと念押しもしてをいた。にも関はらずと『阿修羅ガール』で、ひどい目にあつたらしい。
そんなこんなで、図書館派のぼくが、予約数の多い本を読むのに苦労してゐることを知つてか知らずか「どうぞ」と新刊を貸してくれたのだ。いままでは文庫化を待つてゐたらしいが、最近は待てなくなつたのか?
ま、さてをき、伊坂幸太郎は面白い。
またしても例によつて、いろいろなものがイメージされた。
いろいろといふのは短編集(中編かな〜?)だからか。
新潮社。『動物園のエンジン』『サクリファイス』『フィッシュストーリー』『ポテチ』の四編。『ポテチ』は単行本用の書き下ろしの様だ。
『動物園のエンジン』はタイトルともちろん内容で『おひさまエンジン』を思ひ出す。『大好き!ぶぶチャチャ』の1話のサブタイトルだ。脚本家おけやあきらがつけた。サブタイトルをつけるに当たつては、ぼくもいろいろを試行錯誤するのだが、これに関しては他はあり得なかつた。決まり度100。
『サクリファイス』では、もう十年近くになるが、沼津のとある場所へ繰り返し行つた時の狭い山道と、九十九本目の生娘(菅原文太主演!)を思ひ出す。はつきり言つて全然関連性がない!伊坂幸太郎の小説は手塚治虫のヒゲおやじやアセチレンランプの様に、レギュラーがゐて、それも楽しめるのでいい。ヒゲおやじ達は、役所が変はるが、伊坂レギュラーは完全同一人物なのかな。
『フィッシュストーリー』では‥‥。
そうか、フィッシュストーリーとはほら話だつたか。
と、これまた内容と関係なく『渦』を思ひ出す。
『渦』といふのはカナダ映画なんだ。予告を見て「なんだこりゃ!?』と気になり見に行つた映画だ。なんとも不思議な映画だが、面白いかどうかは見るひと次第。冒頭とラストに魚が出てくるんである。語り部なんだ。しかも、この魚は魚加工工場?でいままさに捌(さば)かれるところで「息絶える前に話しておきたいこの美しい話」とかなんとか言ひ出して(ちゃんと口パクもしてる)始まる映画なのだ。さらに、その捌いてるおぢさん(おぢいさん?)が、主人公の女性に車ではねられて死んでしまう。(その死に行く過程がまた妙)といふ意表をついた展開なんである。そして、その息子とはねた女性との恋愛話になつていくんだけどね。魚が語つてた割にはほら話といふ感じではなかつたな。
『ポテチ』は伊坂幸太郎の小説を思ひ出します。当たり前?
ぼくはこれが一番好きだな。
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