自転車の旅2007年04月01日 21時14分56秒

 何年かぶりに『自転車の旅』を決行した。
 娘と二人で、ごくごく普通の自転車で行ふサバイバルな冒険だ!?
 この普通の自転車といふのがミソなんだが、ただ単にツアラーなぞ所有してないだけとも言へる。
 今回は、狭山湖を目指した。ぼくの住む保谷田無市はまだ合併前の保谷市の頃から、毎年秋に『歩け歩け大会』なるものをやつてゐて、これも数回参加したことがあるのだが、市役所から多摩湖まで(14キロだつたかな?)行くといふものだ。だいたい朝出てお昼頃付いて弁当食べて解散するのが習はし(ならわし)だ。
 では今回『自転車の旅』は、多摩湖よりもひとつ奥まつた(!?)ところにある狭山湖にせやうといふことになつた。歩いても数時間の距離、楽勝だといふ態度で向かつた。コースは『歩け歩け』と同じでは面白く無いといふことで、内陸!?を行く。『歩け歩け』は、ほとんど田無の南に入り口のある自転車遊歩道を歩く(それで行けてしまうところが凄いと思ふ)。
 ただ、楽勝とは言ひつつ上り坂は大変だらうと覚悟はして行つた。
 写真は、目的地の狭山湖だ。ブレブレだが、自転車の雰囲気は判ると思ふ。
 このブレの原因は、疲れとは無関係だが、このぐらいくたびれてゐたのも事実。
 つづく。

販売予告!2007年04月02日 19時53分06秒

 友人といふか仲間の脚本家。おけやあきらの自費出版本『ボクがもらった幸せ』が、完成しました。


 来週4月7日ぐらいからAMAZON.CO.JPで販売される予定です。
 これは、詩でもあり、エッセイでもあり、様々な情感に触れてくる本です。
 ぜひ、一家に一冊。
 表紙と中のイラストは娘さんが描いております。


 注)おけやあきらは男性であります。
 さらに注)娘さんのイラストでもありません。

自転車の旅の歴史2007年04月03日 22時51分45秒

 そもそも自転車の旅とは、子供がまだ小さい頃の『お散歩』がルーツなんだ。
 お散歩は文字通りお散歩のときもあるし、補助輪付きの小さな自転車で出掛けることもあつた。(三輪車サイズの自転車。我が家では三輪車を使はなかつた)
 なにしろまだ小さい頃だから、ぼくは徒歩で付いて行つたりした。(もちろん自転車で並んで走ることもあつたが)つまりお散歩の範囲と思つていただければいい。
 でも、幼い子にしてみれば、自転車で随分遠くまで旅をした気分だつたのだらう。(ところで、話がとっ散らかるが、ぼくの記憶の中にある「川沿ひの場所」がどこだつたのか、思ひ出せない。身近な場所である筈なのだが、なんとなく方角だけは覚えてゐる気がするのだが、今現在お散歩の距離の範囲にそんな場所はないのだ!?それどころか、少し足を伸ばしたとて、心当たる場所がない!あれは一体どこなのか?考えられることは川が埋め立てられ家が建つてゐるかも知れない、つまり景色が変はつてゐるといふことなんだが‥‥)
 そしてやや大きくなつてから、自転車でもつと遠くへ行きたいと思つたのだらう。そして、その遠くはどこかといふと、とりあえず『新宿』だつたのだ。
 西武線沿線の住人なので、地域限定の話なんだが、新宿線「東伏見」と「西武柳沢」の間ぐらい(もつと正確にいふと池袋線「保谷」との三角地点!?付近)からなので、14駅ぐらい(駅間はかなり短いと思ふけど)
 で、何故さう思つたのかといふと。
 幼い頃から、母親や、あるいは時々ぼくに連れられて乗つた電車で行く所に行つてみたいと思つたのだ。窓から見えるあの道路を、走ればいいのだと眺めてゐたらしい。
 とはいへ、さすがに線路沿ひに、ずう〜っと並んでゐるわけではない。離れるときには仕方がない。
 だけど、出来るだけ線路沿ひに走るといふ意義の元に行はれた『旅』であるから、ジグザグに線路から遠のいてはまた近づき走れる間はとにかく線路を眺めながら走つたんだ。
 ホントに地域限定で申し訳ないが、高田馬場駅と西武新宿駅の間に『ロッテ』の工場がある。これも電車からよく見える。
 自転車からでは逆に看板が見えにくいのだけど、甘い匂ひがして「電車から見えるあそこだよ」と教えると、ゴールが近いと実感出来た様子。
『やって来た!ついに来た!』と声を上げながら走つた。
 帰りは中井の公園でぼくは昼寝。子供は余裕の体力で遊んでから、旅の後半を続けた。今から7年前の春休みのことだ。
 つづく

和太鼓に泣く2007年04月04日 23時21分05秒

 先日、偶偶(これを「たまたま」と読むとは知らなんだ)立ち寄つた池袋で、和太鼓を聞く。
 和太鼓御響(わだいこおびき)といふ千葉は柏市を中心に活動してゐるらしい集団だつた。小さな子から、青年男女まで、幅の広いメンバーが熱つぽく(当たり前?)叩いておつた。この日はガクンと気温が落ちた日だつたんだけど、みんな裸足で石の上。元気だつた。
 ぼくは和太鼓好きなんだけど、やはり太鼓つて聞くだけではなくて、そばで見るのがいいね。叩いてもみたいけど、五十肩ではとてもではないが、壊れます。
 場所は池袋西口の東京芸術劇場の前広場だつた。12時から12時50分といふプログラムで、見たときにはもう30分を過ぎてゐたので、それが少し残念だつたな。
 それでね。この和太鼓御響なんだけどね。琴さんがゐるのだ。(琴は一張二張といふのかね?)正面から見て左端に一張ゐてね。お姉さんが演奏してゐるのだが、これがいいんだ。太鼓のドンドンいふ音にティンキンティアンカンと融合してね。叙情的なんだな。姿勢もビシッとしててね。
 それから、お兄さんの鐘!これが、もうカンキンコンキンキュンキェンクュンカンいふてね。そんでもつて、その演奏する姿が、妙に長くてかくかくした手足が、踊る上体踏み込む下半身が‥‥、切ないんだな。何故か涙が出てくるのよ。そんなこんなでね。
 そもそも石川県の地震災害に対するチャリティのため、柏から出て来てやつておつたといふことで、なんかさらに延髄辺りにきたんだ。


 下の段左が琴姉さん。右の右端にゐるのが腰の入つた鐘兄さんね。
 ところで、舞台や画面に向かつて左側を下手(しもて)といふのだけど「へた」と読めてしまうので困るね。
 それでね。残念といふか、これはこれでよかつたとも思つてゐるんだけど、持つてゐたカメラが『ビー』だけだつたんでね。肉薄した写真は撮れませんでした。

 これね。