和太鼓に泣く2007年04月04日 23時21分05秒

 先日、偶偶(これを「たまたま」と読むとは知らなんだ)立ち寄つた池袋で、和太鼓を聞く。
 和太鼓御響(わだいこおびき)といふ千葉は柏市を中心に活動してゐるらしい集団だつた。小さな子から、青年男女まで、幅の広いメンバーが熱つぽく(当たり前?)叩いておつた。この日はガクンと気温が落ちた日だつたんだけど、みんな裸足で石の上。元気だつた。
 ぼくは和太鼓好きなんだけど、やはり太鼓つて聞くだけではなくて、そばで見るのがいいね。叩いてもみたいけど、五十肩ではとてもではないが、壊れます。
 場所は池袋西口の東京芸術劇場の前広場だつた。12時から12時50分といふプログラムで、見たときにはもう30分を過ぎてゐたので、それが少し残念だつたな。
 それでね。この和太鼓御響なんだけどね。琴さんがゐるのだ。(琴は一張二張といふのかね?)正面から見て左端に一張ゐてね。お姉さんが演奏してゐるのだが、これがいいんだ。太鼓のドンドンいふ音にティンキンティアンカンと融合してね。叙情的なんだな。姿勢もビシッとしててね。
 それから、お兄さんの鐘!これが、もうカンキンコンキンキュンキェンクュンカンいふてね。そんでもつて、その演奏する姿が、妙に長くてかくかくした手足が、踊る上体踏み込む下半身が‥‥、切ないんだな。何故か涙が出てくるのよ。そんなこんなでね。
 そもそも石川県の地震災害に対するチャリティのため、柏から出て来てやつておつたといふことで、なんかさらに延髄辺りにきたんだ。


 下の段左が琴姉さん。右の右端にゐるのが腰の入つた鐘兄さんね。
 ところで、舞台や画面に向かつて左側を下手(しもて)といふのだけど「へた」と読めてしまうので困るね。
 それでね。残念といふか、これはこれでよかつたとも思つてゐるんだけど、持つてゐたカメラが『ビー』だけだつたんでね。肉薄した写真は撮れませんでした。

 これね。


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