自転車の旅の歴史4 ― 2007年04月11日 22時30分52秒

さて、4回目に目指したのは荒川だ。
う〜む。なんてファジーな目的地なんだ。
とにかく川のどこかへ着くといふ旅だ。
この旅は、上の写真が象徴するやうな(?)旅だつたのだ。
その日は朝から、小雨がしとしとと降つてゐた。
当然、決行するかどうか迷ふ。
しかし、その日を逃すと、もう行けないかも知れない(いはゆるスケジュールが合はないことになる)ので、出掛けることにした。
もちろん雨具を装着して(ぼくはバイク用の上下があつたので、完全防備だつたが、娘は、上着だけ!まあ、無謀)出発。
ところで、過去3回はおかぴにお弁当を作つてもらつてゐたのだが、雨の中アウトドアで、弁当を食べられるだらうか?といふ疑惑があり、持つて行くても食べられなければ困る。まあ、どこか食堂なり、ファミレスぐらいあるだらうから、そこで、食べることにして、食料なしで出掛けた。
もちろん、軽卒だつた!

どうせ雨の中だから、といふことで、この時はかなりサバイバルな気分になつてゐた。
だから、道なき道をゆくぜ!てなもんで、河原を走る。
この川は『黒目川』と言つて荒川系なのだ。つまりどこまでもこの川を辿つてゆけば荒川に着くのだ。
この写真の場所は新座市。
奥に車道の橋桁が見えるが、そこで、この土手は行き止まりだつた!
仕方なく引き返して別の道へ。
ぼくは途中で止まつて娘に探索させたのだが、ここで、水たまりに足をはめる!
まだ旅は始まつたばかりだ。
このあとも、急坂(坂でなくただの傾斜)で自転車をぶつ飛ばしたり、雨はどんどん強くなりとサバイバル度をあげながら、でも、距離的にはさほでではなく、着いた。

しかし、この写真では判りにくいかも知れないが、近くに何もない。
ファミレスって何?といふぐらいに、漠然と広い。
すでに二人とも腹は減りはじめてゐる。
でも、まあ、折角着いたのだ。川沿ひに走ろう。屋台でも出て何かを売つてゐるかも知れない。
と、対岸(北側)を、上流へと走つた。そのまま行くと、秋ケ瀬公園と言つて、ピクニックやスポーツなどが出来る場所がある。晴れた日はバーベキューパーティの家族やグループでにぎやかな場所だ。
晴れた日は‥‥。
雨の日に好き好んで遊びにきてる奴は居なかつた。
当然、店なんか出てない!
腹は減る。
疲れは増す。
てな感じで、途方に暮れつつペダルを踏み続ける。
そして、これはダメだとあきらめ帰路につき、途中コンビニでおにぎりを買ひ、その前で立ち食ひ。とにかく、エネルギーを補給して、さらに、朝霞台のデニーズでやつとまともな食事をして帰つたのだ。
そうそう。娘は新車だつたのだ。

そして、このサバイバルに懲りたからといふ訳ではないのだけど、この後、しばらく自転車の旅は行はれなくなる。
ところで、数日前から紹介してゐる『ボクがもらった幸せ』なんだが、ぼく自信やうやく正式に予約出来た!?
セブンアンドワイでトライし続けたんだけど、結局、Safariのセキュリティセッティングと、そりが合はない(!?)らしかつたのだ。
それで、iCabといふブラウザで、やり直してみたら出来ました。
anneさま。中身の紹介は今少しお待ちくださいまし。
ボクがもらった幸せ おけやあきら
最新情報では、どうも紀伊国屋でも売つてゐるやうです。
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