ハイク&ツール7 ― 2007年04月29日 21時02分26秒
幸か不幸か、いや、かな〜り幸せなことに、随分楽だつた戻り道。
山頂駅まで、もう一登りして、また少し下がる。(どうせなら上がるだけでいいんだが‥‥)
すると、行きにマムシに注意を即してくれた猫が、くつろいでました。

とにかく、マイペースな奴。
幸せのかたち。
そして、マムシ注意は‥‥

別の猫さまがやつてをりました。
こいつも余裕あり。
さらに

さすが猫な奴。
計三匹と、出会ひました。
さて、旅は終はり?
いえいえ。
まあ、くたびれ果てたので、とにかくお茶を飲んで、
文化にも造詣の深いちゅうざんの意見に従ひ『菱川師宣記念館』へ。 浮世絵の人です。 『見返り美人』 切手で有名な奴。 と言つてもピンと来ない人たちもゐるでせうが‥‥ 切手と言へば『見返り美人』と『月に雁(かり)』なんだけど、いまでもさうなのかしら? まあ、それはそれとして、千葉県鋸南町(きょなんまち)は作者菱川師宣の故郷なんださうです。(この辺といふことだと思ひますが) だけど、この時は丁度<企画展「もののけ芳年」>といふのをやつてゐて‥‥ |
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これが、なかなかに見物!
月岡芳年(つきおかよしとし)とは幕末からむしろ明治期に活躍した人のやうです。それはもう浮世絵といふより劇画チックで、迫力満点です。妖怪や残虐絵、故事歴史画で人気絵師だつたといふことですが、ぼくは知りませんでした。新聞記事の挿絵(もちろん浮世絵)をやつてゐたやうで、つまり「うんたらうんたら殺人事件』なんてのがあると、もう説得力十分な表現で描いたわけですな。
かうして、体力も使ひ文化にも触れた我々は帰路についたのでした。
いやあ、内容豊富。素晴らしい一日でしたな。
そうそう、お昼を食べた後、一同バイクにまたがつて出発せやうとしてゐたら、二組の老人夫婦がそばへ寄つてきて、その旦那様方がかう言ひました。
「あんたらの旅は楽しいよね。俺も若ければこっちの方がいいんだけどな」
と、
ご一行は自家用車(四輪)でドライブのやうでしたが、たしかにバイクの旅は楽しいですよ。と、思ひました。
ただ、その後、旅(ツーリング)は自分たちでも想像をしてゐなかつた展開をみせ、おぢいさんたちの言つてゐた楽しさとはかなり違ふものになつた気がします。
それはそれでまた一興。
ハイク&ツールはけふで終了。
あ‥‥。
ツーリングとしては走行距離ぐらい記さないといかん。
のですが、ちやんと見ませんでした。
往復で、210キロぐらい?
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