Dream Road への道 4.52007年06月12日 21時58分55秒


 この肩越しカメラがつらいんだ。
 撮影終了の頃には、腕がブルブルして困つた。


 クルーの一人、はくちゃんは、MiKAちゃんのケアをしたり、みんなの傘を持つたり、それから、監督が道にはみ出してクルマに撥ねられさうになるのを注意したりと、大変なんだ。

 ま、それはさておき、折角カメラが2台あるのだから、イッチーYUUKI班と、ぼくMiKA班に分かれて一気に撮つてしまはうといふアイデアにのつとり、同時進行を開始したのだが‥‥。
 そう。
 二手に分かれて間もなく‥‥。


「この出口で構へてるから、こつちへ向かつて歩いて来て」
「はぁ〜い」
 と、走り行くMiKAちゃん。


しかし、即座に方向変換!?


指差して何か言はうとしてゐる。
はじめは笑つてると思つたのだが‥‥。


「大変!」


「あめ君がボコボコにされてる!」
(注:あめ君とはYUUKI君のこと)

 街頭ロケには危険が伴ふ。
 ドキュメンタリーを撮るものには、ついてまわることだ。
 イッチーYUUKI班は、危険区域奥深く入りすぎた。

 撮つてはならないものに近づいたらしく、いきなりやられたらしい。
 あまりにも突然のことで、相手は全く確認出来なかつたといふ。
 ぼくが、震え上がつたのはいふまでもない。
 しかし、その『撮つてはいけないもの』にはたどり着いてはゐなかつたらしく、カメラとテープは無事だつた。
 二人には悪いが、ファインダーに入る前に、イッチーさんとYUUKI君をボコボコにしてくれた人たちに、心の中で感謝した。貴重な映像とカメラがちやんと残つたのだ。

 それにしても二人のタフさにはあきれた。
 血だらけだつたのに、数秒後には何事もなかつたかのやうに撮影に戻つた。


 ローアングルのイッチーさん。


 と、ひたすら歩き回り、日のあるうちに撮影を終へた。
 デザイナーさんのお宅でパインごちさうになる。おいしかつた。

 ところで、アサブロなんだが、テンプレートを編集しなくても、タイトルバックの絵が変へられるといふので、やつてみた。
 なんかズレてる気がする。
 みなさんのブラウザではどうかしら?

 と、業務連絡(!?)ついでに、久しぶりに買つて下さい本。
 もう手に入れられたでせうか?
「ボクがもらった幸せ」おけやあきら