Dream Road への道5 ― 2007年06月13日 20時53分47秒
Fix Studio by Production I.G で撮影だ。
テーマは『白く美しく広がる(!?)』だ。
で、今となつてはひとつ「ああ、失敗した‥‥」といふことがある。

この日、リクエストに応えて、やれドリーだ、やれクレーンだと、カズ君が揃へてくれた。ミニクレーンなどは、ちよいと特殊な趣で(はつきり言つて使ひこなしが、困難!)貴重だつたのに、これらの機器をカメラに収めなかつたのだ!!
まあ、つまり、普段のぼくなら、資料だ!資料だ!と大喜びで、撮つてゐた筈なのだが、この時は、それどころではない、撮らねばならない本来の撮影で頭がいつぱいだつたわけだ。
ある種健全とも言へるが、少々残念なんだ。
惜しいといふか‥‥。

限られた時間内でどれだけの素材が撮影出来るか、フル回転だ。
この日のスタッフは、前日の5人に加えて、いよいよカズ君も参加。その奥方も荷物運び!だなんだと大協力。Fix Studio のアシスタントも2名ついていただいて、バタバタバタと進んだ。
ちなみにカズ君には、面倒くさいカメラ(特にクレーン)を担当してもらつた。

この二人の間にからうじて見えるのが、クレーンに乗つたカメラなんだが、お判りいただけるだらうか?
先端と手元に円盤を仕掛け、ロープで滑車のやうにつなぎバランスで上げ下げするといふ熟練の技を要する。ハンドテクニックなわけだ。
カズ君には初見でやつてもらつた。動かし方を研究しながら本番撮影をするといふ泥縄式だ。
ドリーは、うまくいかなかつた。
ドリーといふのは、三脚を載せてごろごろごろと床を滑らせながら流麗な(!)映像を撮るためのものだが‥‥。


ここまで、縮小するとよくわからないかも知れない(そもそも止めの写真では判る筈も無い)が、どうしても床板の継ぎ目の影響で、ガタガタに揺れてしまい、流麗にはほど遠い映像になつてしまうので、断念したのだ。
なので、スタジオではやらないつもりだつた手持ち撮影もカズ君にやつてもらつた。
やはり横流れには「レール」が必要なんだなと、思つたのでした。

手持ちカメラでがぶり寄り。

危険な「階段後ろ向き降り撮影」
これ白く飛んぢやつてゐますが、上の写真の階段です。


若干1名高所恐怖症気味の人がゐて、撮影は困難を極めた?
でもステージだと思へば、このぐらいなんでもないさ。
こ、この怪しい人影は‥‥。
最近のコメント