ハートの直結道路工事42007年07月21日 22時54分16秒

 さてと、このどぜうだか、ミミズだかののたくつた画像はなんだらう。
 これは、左冠動脈である。下手(しもて)側が左前下行枝(ひだりぜんかこうし)、上手(かみて)側が左回旋枝(ひだりかいせんし)だ。
 上部の左冠動脈主観部が切れてゐるのは、単に書いてないだけだ、今回背景を凝つてしまつたもんだから、気になつたりして。
 ま、それはともかく、ここまでくるとニトロでもどうよ?
 といふ例なのだ!
 左前下行枝、左回旋枝ともに入り口付近で、極端な狭窄(きょうさく)が見られる。見られるっつ〜か、わざとらしく書いてみた。
 さらに凝つてゐる部分を、説明してしまうと、狭窄部分より先の色合ひが微妙に変へてある。
 何がいひたいかといふと、つまり狭窄部分より先に行く血液の不足を表現してゐる。ちなみに背景は、フォトショップのフィルタにある『雲模様』といふ奴で、凝つてゐるなんて言つてみたものの、ほかに何も加えてない。
 これが、どういふわけか、心臓のカテーテル検査の映像によく似てゐるのだ。これに肋骨のラインなんか入ると同じと言つても過言ではない!でも、むづかしさうなので、トライしなかつた。まあ、どちらにしろ、血管がいい加減だし、背景だけ凝つてもねえ。と、言ひ訳をしつつ、そもそもカラーにしたので、実際の映像とは異なる。血液の流れの悪さを色で表現するのも、はなはだ記号的だ。
 と、例によつて、よしなしごとを繰り返しつつ、問題は狭窄である。
 図の様な場所が図のごとく狭窄してしまつたら、これはもう大変である。左心室(さしんしつ)の筋肉は完全に酸素不足。左心室は、血液を大動脈へ送り込むために日夜、ドックンドックンしてゐる場所ですから、こんな状態になつてしまつては、辛抱たまらん、お休みしてしまいます。
 さうなると、そりゃあもう困ります。

 心臓の筋肉を動かすための血液が足りなくなり、筋肉は動きにくくなり、ますます、血液は届かなくなり、さらにさらに筋肉は動かなくなり、なくなりなくなりなくなり亡くなりと、かなりブラックな感じになつてしまいます。

 何故こんなことが起こるのか、直接的な原因は動脈硬化(どうみゃくこうか)だと考えられます。何故動脈硬化になるのかといふことは、調べてください。
 老化もひとつの原因だと思はれますが、血管が硬くなると、血液内のコレステロールなどが、柔軟にヒュルンヒュルンと流れなくなり、例えばカーブしてゐるやうところなどにたまつてしまうのです。血管が柔軟なら、どんなにクネクネとしてゐやうと、弾力で、溜まらないのです。
 少しぐらいなら溜まつても血液がサ〜ラサラなら大丈夫なのでせうが、血液もドロ〜リドロドロになると、さらに、せき止められて、そして、その溜まつた塊が、決壊して、詰まつたりして大事になります。

 ちなみに、勉強するからには、もう少し専門用語を使ひますと、血管の壁に出来る塊をプラークと言ひます。(歯垢もプラークといひましたつけね)
 血管を塞いでしまつたら、それは血栓(けっせん)です。
 
 はい。
 さて。
 しつこいやうですが、図の例は、ニトロも効かない!といふ前提で始まつたものであります。まあ、なにしろ、2カ所も丸つぶれ。図にない右冠動脈だつてもしかしたら……。
 では、どうするのか?

 つづく。