ハートの直結道路工事92007年08月14日 21時40分33秒

 本日の絵は『血管のつなぎ方の図』
 完全に想像の世界で描いております。

 血管と血管をつなぐ、当然その中を血液が通らなければならない。
 手術でつなぐといふことは、つまり縫ふことであります。
 まあ、血管を生で見ることはなかなかないかも知れませんが、外側からでも、その太さといふか、細さはわかると思ひます。
 それを針と糸で縫ふといふのだから、職人技と言つていいのではないでせうか?
 で「1」つなぐ血管の太さに合つてゐるポンチで穴をあける!
 とは思へない。強く押したら反対側にも穴が開いてしまう!?
 やはりメスで「2」表面をピッと切るのではないかしら?
 そこへ「3」パソンコとはめ込んで、つぶれないやうに広げて縫ふんだ!
 「4」まつり縫ひなのか、返し縫ひなのか、はたまた「6」クロスステッチなのかは、判らない。
 くれぐれも「5」かういふ風に塞がらないやうに流れを確保するのだ!
 にしても、いくら細かく縫つたところで、隙間は絶対にあるはずだ「6」そこから、血液が漏れ出てしまうのではないだらうか?
 それはやはり「7」接着剤で、補強するしかないと思ふのだが、どうだらう?
 それとも、血が固まるまで、押さえてゐるのだらうか?
 血は空気に触れると固まりやすくなる。ま、開胸(かいきょう)してゐるのだから、その分固まり易いはず……。
 なんだけど……。さうなんだらうか?

 とまあ、繰り返しますが、こんな細かい作業を、結構ごつい手の男性医師が簡単ですよなんていいながらやるんです。

 しかも、心臓はどきどきと動いてゐるのです。
 手元がブレることは無いのかしら?
 電車の中で揺れながらも平気で編み物をしてゐるおばさまのことを考えれば容易いことなのか?いや、比べるには無理があるのか……。
 聞く所に寄ると、以前は、ご本人の心臓は止めて代はりに人工心肺を使つて手術を行つてゐたらしいのだ。
 しかし、つまり、心臓を止めるといふことは……。
 といふやうな(え!?説明なし!?)訳で、心臓を動かしたまま手術をするのが、最近のやり方らしい。

 でもでも、これは、楽なもんだなんて言つてゐる場合ではないバイパス手術といふのは、大変な手術なんだ。
 心臓がいくらバクバク脈打つてゐても、完璧に縫ひあげます!と言つたところで、心臓の方が、勝手に止まつてしまうことだつてあるのだ!
 あるいは、止めざるを得ない状態になることだつて!

 つづく。