音止、白糸、虹鱒 ― 2008年07月30日 16時17分50秒
駐車場でのおぢざんの身のこなしといひ、そもそも人の多さといひ「おお!ここは観光地だぜ」といふ雰囲気を醸し出しており、いや、醸し出すも何もそのままであり、浅間大社との差を感じずにはいられない。(しかし、浅間大社はそのままであつて欲しいというビジターのお気軽な思ひ)
で、順路を辿つてゆくと

白糸の滝よりも先に『音止の滝』がある。
「おとどめのたき」でいいのかな?
おとどめ、なにとぞおとどめくだされ……。
と、なにやら時代劇風に間を埋めてみたり……。
白糸の滝を念頭に浮かべてひょこひょこ歩いて来るとその豪快さに驚きます。
今は水量が多いのだらうか?
見応えがあります。
虹も出てゐたのだけど、それは撮影し損ないました。

滝から続く景色もなかなかに豪快。
さすが富士山やな〜なんて思ひますが、実はこの日、太陽ががんがんと照つてゐた割には、富士山の姿は見られなかつたといふオチもありました。
ま、それはともかくさらに、歩を進めて徐々に降りてゆくと

目的地はあそこ。
ここから一気に階段を下りて、橋を渡る。

う〜ん。涼しい。
気持ちいい。
……って感じ。
滝壺があるので、ここが白糸の本滝!?
さらに見てゐる人々右手側に首を回してゆくと

白糸はひたひたじょじょじょじょと続いております。

同行者は、足をひたして冷たくて気持ちがいいと言つておりました。
で、この流れの中を見てみますと

画面下手(しもて=向かつて左)上方に金色の魚がゐます。
幻の○○を見た!
なんて感じで、拡大してみます。

これは、なんとニジマスのアルビノなんださうだ。
最近増えてゐるらしく、実際この流れの中には、あ!あ!あ!あ!ここにもそこにもあそこにも、たくさん金色のニジマスがゐた。
これは、なにしろ金色だから目立つんである。
普通のニジマスは、なるほど自然の法則で、背中側が川床の色合はせに保護色になつており、意外と見つけにくい。といふか、アルビノニジマスに目がいつてしまうので、見落とし気味だ。
これが、自然に対してどういふ現象なのかはわからないが、ニジマスバーガーを第一目的としたツーリングで、アルビノのニジマスにたどり着くとはなんとも深く透き通つた感慨にすべての出来事には意味があり訳はないのだなと思つたのだつた。(??)
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