浅間大社つづき ― 2008年07月27日 11時17分24秒

奥にそびえて(?)見えるのが、本殿なのかな……。
後方ににょきっとしてゐるだけで、なんか立派に見えます。
横から見るとかういふことです。

あそこへ上がりたいなぁと思ひます。
高いところが好きといふわけでもないですが、秘密基地風な気がします。
ところで、このパノラマ写真も凄いことになつてしまいました。
しかし見上げつつ水平ラインをこしらえるのはむづかしいことはむづかしい。もう少しなんとかなるとは思ふけど。
でもつて、ここ浅間大社は、ツーリングの目的地ではなかつたわけですが、いろいろと目につきものがございました。
広くて立派。
ものの作りがいちいち気になる。

これは竜がベロを出してゐるのでも、げろを吐いてゐるのでもなく、火を噴いてる?
もしかしたら清水(きよみず)を吹き出してゐるのか……。
なんて、勝手に思つたりもしますが、答えはひとつでせう。
全体の印象としては海の向こうな佇まいです。

こちらは、普通の社ですが、その右手(画面では下手=向かつて左)に見える石柱には『富士山頂奥宮境内地行政訴訟勝訴之碑』と書いてあります。
訴訟、勝訴とか言はれると、突然現存世俗の世界に引き戻されて残念ですが、人の世も浮き世も地域密着、離れるものではないのでせう。
そして、自分の右手方向(画面でも上手)に目を移しますと。

これまた立派に太い棒が。
ふたつペロンと下がつた鈴といひ、初めは民間信仰的によくある。あちら系かなと思ひましたが、しつかり『大金剛杖』と書いてあります。
だからと言つて、あちら系の疑ひが晴れたわけではありませんが、太いです。
これを杖に使ふのは、かなりヘビー。
腰が悪い人の助けには絶対になりません。
しかし、某のやうに杖に助けられた人々の思ひが、念波が集ひ集まり『杖さま』になつたのかも知れません。
そして、お杖様を左に見つつ境内から抜けると。

今回のツーリングで得ることの出来た一つの定義(収穫?)へと向かうことになります。
名前がついた ― 2008年07月28日 20時12分12秒
6月19日の「いきものがかり」の子猫たちの血液検査も無事済んだ。異常なしといふことで、ついでに予防注射もした。
のみもとりあえずのところ退治出来てゐるみたいだし(これについては、定かでないぶぶんもあるが)家の中へ入れることにした。
外では、いつ大雨が降るかもわからないし、台風が来るかも知れないし、家の中の方がよからうといふ判断だ。ただし、暑さに関しては、直射日光の下よりは増しだが、家の中も十分に暑い。
子猫には過酷な夏だ。
ところで、まあそんなこんなで今更だが名前がついた。


もともと「いきものがかり」のおかぴが、コードネームで『アカチャ』と『サビ』と呼んでゐたのだが、『さび』だけ残つて、後づけで似合ふかどうかはともかく『アカチャ』が『わび』になつた。
果たして御両人いや御両猫は名前を理解するだらうか?
と、それもともかく、ちよいと迂闊なことをして、掃除機の音に超驚いて超絶に暴れ出した『サビ』にやられてしまつた。

目立つ傷はこんなもんだが、一番痛かつたのは左手の人差し指の根本。
生命の危機を感じたのか?強烈にガッ!と噛まれた。
骨に痛みを感じるくらいの勢いだつた。
子猫とはいへ侮るなかれ、まだ野生動物です。
はてさてこれからどうなることか?
きれいな水 ― 2008年07月29日 09時59分13秒
いよいよ本題に!?

これが、今回の最大の収穫。

でも、これではやはりよくわからない。
これ、水が透き通つてゐて、藻だかなんだかが池の底一面隙間無く繁茂してゐるのね。
水面まで伸びてしまつた奴はデレッと広がつてゐるわけ。
これを見て「わぁ〜きれい!」とは言ひがたいのだけどさ。
とにかく水がきれいなんだわ。
全体を見るとね。

こんな感じ。
クリックすると大きな画面で見られます。
さうすると、もう少しは雰囲気がわかると思ふのだが、なかなか真実は伝はりにくい。
水面に映る木々の葉と、中の水草と水面に広がるそやつらの姿で、ぐちょぐちょなのだ。
これを見て「わぁ〜きれい」とは……。
この画面下手(しもて=向かつて左)側が、湧き水源なのだけれども、ずぅっと上手(かみて)へ流れて、落ちる場所があります。

この写真でいふと奥が湧き水源。
上手にちらりんこと見える水の流れが、上の池から下の池への滝(!?)です。
さう、ここは段々池になつてゐるのね。

こちら下の池は「わぁ〜きれい」なんだな〜。
これもクリックすると拡大しますが、どこまで、ご理解いただけるか……。
暑かつたといふこともあるのでせうがね。
さりげなく湧き水ってたお宮横町といひ、富士と湧き水の相関関係にあこがれてしまうひとときでしたのだ。
といふことで、引き続き『白糸の滝』を目指して(来てから決めたんだけど)ひた走る(大した距離ぢやない)のだつた。
音止、白糸、虹鱒 ― 2008年07月30日 16時17分50秒
駐車場でのおぢざんの身のこなしといひ、そもそも人の多さといひ「おお!ここは観光地だぜ」といふ雰囲気を醸し出しており、いや、醸し出すも何もそのままであり、浅間大社との差を感じずにはいられない。(しかし、浅間大社はそのままであつて欲しいというビジターのお気軽な思ひ)
で、順路を辿つてゆくと

白糸の滝よりも先に『音止の滝』がある。
「おとどめのたき」でいいのかな?
おとどめ、なにとぞおとどめくだされ……。
と、なにやら時代劇風に間を埋めてみたり……。
白糸の滝を念頭に浮かべてひょこひょこ歩いて来るとその豪快さに驚きます。
今は水量が多いのだらうか?
見応えがあります。
虹も出てゐたのだけど、それは撮影し損ないました。

滝から続く景色もなかなかに豪快。
さすが富士山やな〜なんて思ひますが、実はこの日、太陽ががんがんと照つてゐた割には、富士山の姿は見られなかつたといふオチもありました。
ま、それはともかくさらに、歩を進めて徐々に降りてゆくと

目的地はあそこ。
ここから一気に階段を下りて、橋を渡る。

う〜ん。涼しい。
気持ちいい。
……って感じ。
滝壺があるので、ここが白糸の本滝!?
さらに見てゐる人々右手側に首を回してゆくと

白糸はひたひたじょじょじょじょと続いております。

同行者は、足をひたして冷たくて気持ちがいいと言つておりました。
で、この流れの中を見てみますと

画面下手(しもて=向かつて左)上方に金色の魚がゐます。
幻の○○を見た!
なんて感じで、拡大してみます。

これは、なんとニジマスのアルビノなんださうだ。
最近増えてゐるらしく、実際この流れの中には、あ!あ!あ!あ!ここにもそこにもあそこにも、たくさん金色のニジマスがゐた。
これは、なにしろ金色だから目立つんである。
普通のニジマスは、なるほど自然の法則で、背中側が川床の色合はせに保護色になつており、意外と見つけにくい。といふか、アルビノニジマスに目がいつてしまうので、見落とし気味だ。
これが、自然に対してどういふ現象なのかはわからないが、ニジマスバーガーを第一目的としたツーリングで、アルビノのニジマスにたどり着くとはなんとも深く透き通つた感慨にすべての出来事には意味があり訳はないのだなと思つたのだつた。(??)
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