炎と煙 ― 2009年01月12日 22時27分33秒

煙があがつとる!
どんど焼きの煙ぢや。

昨日(11日)地元で行はれた。
毎年、松飾りなど燃やすもんは、お願ひしとるけど、燃やすんを見たのは5年ぶりぐらいではないかと思ふ。
どこを起源とするかやうわからんが、こん主催者さんのんは10年目ださうだ。

主催者さんのあいさつが印象的ぢやつた。
願ひ事するいふて、真つ先に『世界平和』といひおつた。

さういふ時代なんぢやなと思ふた。
ほんとぢやつたら、そんなん思はんでもええはずぢや。
本来なら、病気にならんやうにだとか、あるいはもつと、泳げるやうにぢやとか、成績があがるやうにぢやとか、あの人に思ひが伝はるやうにとか、そんなんで、身近でみんなが幸せを感じるやうなことがあればそんなんでよかつたんぢゃと思ふ。
でも、世界平和を身近に唱へるのも確かに大事なことぢやと思ふ。

この煙と炎を見てゐると思つちまうこつがある。
美しいとか、凄いとか、憧れてしまう感情ぢや。
冬空にとても暖かいし、本当に『火』ぃちう奴は大したもんぢや。

でも、この光景はなんか世界平和と正反対のことも連想させてしまうんぢや。
『火』は、そら恐ろしいもんでもある。
炎と煙に憧れるんはいいけれど、憧れ方を間違へて変なもん大量生産しては困つちまう。

だつて、やはり、激しい方が見栄えするし……。
気も引かれるちうもんぢや。

その誘惑に勝つ奴が本当の勝者つうことにしたいもんぢやな。
だから、やはりここは、青臭いかも知れんけど、お題目唱へとく。

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