材木座海岸から北上中 ― 2009年03月17日 16時12分45秒

上の写真は、九品寺から北へちよいと進んで入つた小道から、実相寺へ曲がる角にあるお稲荷さん。

誤解を招くやうな言ひ方しか出来なくて申し訳ないが、真面目な雰囲気の漂ふお寺。小さいけれど、端正に整い誠実な装ひ。
(他のお寺さんが、極道いふんやありませんぜ!念のため……)

ずつとお寺さんを辿つてきたけど、ここで突然の神さんの登場。
ずずっと細長い参道を進んで、階段を上がるとそこは……。
こ、言葉を選ばねば……、え〜と……
雑然と怪しくいかがわしい空間……。
あれ?
え〜と、いや〜、いかにも八百万(やおよろず)な感じ?
省スペースな場所にごった煮状態で集合したまま長い間放置されつつ自由自在に溜まつたパワーが潜んでゐる感じがします。
写真は、摩利支天(まりしてん)像。印度の神さん?

こぢんまりとしてゐるけれど、しつかりとした社務所があつて、だけど、杓子定規なイメージはなく、のどかな雰囲気のあるところです。(………)
鎌倉といふと観光地といふイメージがどうしてもしてしまうのですが、実はかうした地元に優しい自然体のお寺が普通にあるのだなと感じます。
犬の散歩してゐた奥方が、トイレ借りてました……。
おう、それから、この写真だけあの「カメラッカ事件(1月31日のブログ参)」で、撮影したものであります。

かなり小振りなお寺です。
小振りと言つたつて写真が本堂なわけではないので、お間違へのないやうに……。
それあさてをき、ここは鎌倉三十三所観音霊場第十五番札所の看板もあるのですが、なにしろお住まいにお邪魔する感じがしてしまう風情で、よそ者に長居は無用と去りました。
ここが本来落ち着ける場所だといふことは、理解できます。すべては己の心の内にあるものがいかんのです。精進されたし。
向福寺のほぼ真ん前にバス停があつて、停留所の名前は「五所神社」。鎌倉駅から「九品寺循環」に乗つて来られます。
今回、辿つた4カ所の最寄りの停留所であります。
ではまた……。
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